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Ⅱ旅が始まる(11)

 旅が始まる。それは、カタルパとカメリアとレアルトその三人と周りを取り巻く人々の旅でもある。


 それと同時に、これは、作者にとっての旅の始まりでもある。


「っていうかどう書けばええねん」


 関西弁の作者はパソコンの画面を叩きながら、段々嫌になってきた心情を吐露した。


 書いても書いてもバズることはない。バズっても気持ち悪いけど。

 インプレッションを気にして書くようなものでもない。

 

 気にするのであればもっと体裁を整えてから物語を書き始めるべきだ。

 そして、書けば書くほどそれぞれのキャラクターに性格や色付けが出てきて面白い。

 ……と同時に、どんな風なキャラだったとか覚えられない自分が嫌になる。


「もうアラフォーやで、アラフォー」


 タイピングをしてまた怒りがこみあげてくる。


「もう、こんな中学生の心象なんてかけるわけないやろ」


 自分に対する怒り……。

 なんかこう書くとカッコいいけど、現実に現れているのは、ただパソコンの画面に対しての怒りである。


「っていうか、そもそもなんやねん、これ……」


 読み返しながら、どこかで見たことのあるような、聞いたことのあるような設定に自分の凡庸さが浮かび上がってくる。

 小説を書く。。。。。これは、辛く長い旅なのだ。


 

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