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Ⅰ大人になる(21)

椿と貴は優秀で、白虎塾の塾長が期待するような生徒だった。

進学実績をめぐって、白虎塾は近隣の塾と争っていて、2人の成績が最近芳しくないことが、問題になっていた。


「あー、これはヤバいな」


「……マジでうざい」


貴が言っていることは、間違っていない。だから、イラっとする。

社会科のテストに書かれた点は55点、自分でも見たことのない点数だった。

地理はあまり好きじゃない上に、外国の話だったから、復習せずにぶっつけ本番をやったら大きくこけたというやつだ。


「ま、動画編集やってりゃ仕方ないわな」


「……何で知ってんのよ」


「ミュージックビデオ作ってるって?」


「……」


「梓が可愛くて仕方ないのは分かるけど」


「……そうよ、なんか悪い」


この街は小さいから、情報が筒抜けだ。


 最近、街の振興だとかなんとかで、観光案内所に三屋さんという人がやってきた。観光案内所といっても、観光都市ではないから、することはほとんどなくて、暇な時間は自由に街の振興に関わることをやってね~。みたいな丸投げの、いや、自由裁量度の高い仕事だった。三屋さんは、映像を得意とする人で、振興案の一つとして、街のみんなで動画を撮って、発信していこうというキャンペーンで、動画づくりのワークショップを開いていた。





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