26話『提案』
その言葉にいちゃもんを付けてきた教師が瞠目する。
「なんだと?」
「ここで言い合っても埒が明きません。
それなら実際に戦って確かめれば良い。
そうすれば。互いに納得出来るでしょう?」
その言葉にそいつは鼻で笑う。
「はっ…何を言い出すかと思えば。
態々自分の首を絞める事をするとは。
良いだろう?そこまで言うのなら。
貴様の思惑に乗ってやろう?」
嘲るようにそいつは告げる。
『貴方もそれで良い?』
そうオネットの脳内に直接語り掛ける。
『ああ。』
そうテレパシーで返答するとオネットは静かに殺気を
収める。
(はぁ…全く困ったものだわ。)
私は心中で溜息を吐く。
オネットは私の事になると本当に見境が付かない。
それ故に私がこうして願い出て居なければ。
オネットは間違いなくこの教師を殺していた。
それに正直私としても好都合だ。
ここで私が実力を証明すれば。
私に反感を持つ者も黙らせられるだろう。
「貴様がどんな醜態を晒してくれるか?
楽しみにしておこう。」
そう言ってそいつは教室を後にした。
その捨て台詞にオネットは殺気立つ。
『後で説教だからね?』
そう圧を掛けるようにオネットの脳内に語り掛けると。
オネットは表情を歪ませる。
「それじゃあ。私はこの事を学園長に報告しに
行くから。それまで教室で待機しているように。」
それだけ言って私は教室を後にするのだった。
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