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最強勇者の育て親  作者: 明希 光
第二章
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20話『シャロ視点:叶わぬ恋』

グラディウス家は数百年の歴史を持つ。

由緒正しき剣聖の一族。


剣聖は世界屈指の剣士で。勇者に匹敵する力を持つ

唯一の存在。


俺はそんな剣聖の家系で生まれ育った。


だからこそ俺は剣聖になる為にひたすら鍛錬を積み、

剣術の腕を磨き上げた。


だけど。俺には野心がなかった。


それ故にただ使命さえ熟せればそれで良いと思っていた。


そんな時に俺は彼と出会った。



彼と出会ったのは今から8年前。

俺がまだ8歳だった頃。


修行の一環でギルドの任務を受けていた際に。

俺は当時の実力では対処出来ない程強力な魔獣に

遭遇した。


俺は必死に抵抗したが。成す術なく敗北した。

そんな絶体絶命の危機に瀕した時に

彼は俺の目の前に現れた。


彼は圧倒的な実力で魔獣を圧倒した。


そんな彼の姿に俺は心を奪われ、

気が付けば。彼を好きになっていた。


それ以降俺は彼の隣に並び立てるように

ひたすら剣の腕を磨き、実力を高めた。



そしていつしか俺は剣聖となっていた。


史上最年少で剣聖になった俺は歴代最強の剣聖として

名を馳せるようになった。


それでも目まぐるしい程の成長を遂げ、

他者の追随を許さない程に卓越した彼には

遠く及ばなかった。


そんな彼だからこそ。俺は堪らなく好きで居られた。

故に俺はずっと彼に恋い焦がれていた。


俺にとって彼は初恋であり、最愛の人だった。


だけど彼には最愛の人が居た。


凄いショックではあったけど。

彼が幸せなら俺はそれで良いと思った。

だからこそ俺は身を引く事にした。


でもこの学園で彼と再会を果たして。

彼を諦め切れない自分がいた。


そんな気持ちに区切りを付ける為に。

俺は思い切って彼に告白した。


正直。引かれると思ってた。


だけど彼は俺の気持ちを否定せず、

真摯に受け止めてくれた。

そんな彼が愛おしくて堪らなかった。


その上彼と口づけを交わして。

この上ない背徳感を感じてしまった。

でもそれがとても心地良いと感じた。


彼の気持ちが俺に向く事がない事も。

これが叶わない恋である事も理解してる。


それでも――


「俺は君が好きだよ。オネット。」

最後までお読みいただきありがとうございます。


次話もお読みいただけると嬉しいです。


良ければ感想、評価よろしくお願いいたします。

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