17話『オネット視点:衝撃の告白』
それから俺は彼に先程までの事を伝えた。
俺の話を聞いた彼は納得したように頷く。
「そうか。だからそんなにも思い詰めたような顔
してたんだな?」
「ああ。自分でも情けなくなるよ?」
そう自分を卑下するように俺は吐き捨てる。
「俺にもその気持ち分かる気がするよ。」
思いも寄らない言葉に俺は思わず聞き返す。
「そうなのか?」
「君とは少し違うけど。好きな人が自分以外の人と
一緒に居たりすると嫉妬で狂いそうになる。」
「へぇ?お前にもそんな人が居るんだな?
てっきり。恋愛には興味ないと思ってた。」
「俺だって恋愛くらいはするさ。」
そう言って顔を背けるそいつに俺は純粋な疑問を口にする。
「それで?お前は誰が好きなんだ?」
その問いにそいつはあからさまに動揺する。
「流石にそれは言えないかな?」
「別に恥じる必要なんかない。
好きなら好きってちゃんと伝えた方が俺はカッコいい
と思うけどな?」
その言葉にそいつは言いにくそうに答える。
「なら絶対笑わないって約束してくれるか?」
「ああ。お前が誰を好きでも。絶対笑ったりしない
から安心してくれ。」
「分かった。」
そう告げるとそいつは意を決したように告げる。
「俺は君の事が好きなんだ。」
その衝撃の告白を。
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