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最強勇者の育て親  作者: 明希 光
第二章
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15話『交換条件』

入学式当日。


私は変身魔法で別人へと成り代わった状態で。

王立魔法騎士学園の学園長ルーゲン・アルベルヒと

謁見していた。


「ご足労頂き感謝します。リーシェ殿。」


そう言ってルーゲンは頭を下げる。


「別に良いわよ。国王との交換条件でもあるしね?」



私は国王の交換条件でこの学園の教師をする事になった。


というのも。今年はオネットに加え、

剣聖も新入生としてこの学園に入学する事になっていた。


正直。この国で3本の指に入る2人を収められる者など

そうそう居ない。


それこそ私クラスの実力者でないと不可能だ。


それに私は指導者としての実績もある。

そんな私が教師となれば。より優秀な生徒が育つ。


だからこそ国王は交換条件として私に教師になるよう

命じたのだ。


「それでは手初通り。リーシェ殿には1ーSの担任を

お願いしたいのですが。宜しいでしょうか?」


「ええ。元からそのつもりだしね?」


「ではそのように手配したいます。」


「それと。分かっているとは思うけど。くれぐれも

私がリーシェだと言う事は口外しないようにね?」


そう釘を刺すように告げるとルーゲンは頷く。


「はい。勿論です。」


「とは言っても。新米教師がいきなり優等生クラスの

担任を受け持つ訳だから。間違いなく反感は買うで

しょうね?」


そう告げるとルーゲンは表情を顰める。


「ですが。授業が始まれば。皆貴女の実力を理解する

筈です。ですので。問題は――」


「だけど。授業で私が実力を示せる機会は殆どない。

その間に反感を持った者が何もしないとは限らない

でしょ?」


その言葉にルーゲンは言い淀む。


「それは…」


「まあ。そうなったら格の違いを見せ付ければ良いだけ

だし。何も問題はないけど。それで報復の為に終焉教

と結託したりしたら。中々に面倒ではあるけどね?」


「そんな事は…」


「ないとは言い切れないでしょ?」


そう告げるとルーゲンは沈黙する。


「でも心配はいらないわ。

生徒達には指一本触れさせないから。」


そう言って私は嗜虐的(しぎゃくてき)な笑みを浮かべるのだった。

最後までお読みいただきありがとうございます。


次話もお読みいただけると嬉しいです。


良ければ感想、評価よろしくお願いいたします。

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