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最強勇者の育て親  作者: 明希 光
第一章
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47話『ゼルドニカ視点:危うさ』

その言葉に儂は頷く。


「そうじゃな。」


これ以上戦い合えば。互いに無傷では済まなくなる。


それに今のオネットが本気で戦うとなれば。儂も本気を

出さざるを得ない。


そうなれば。確実に殺し合いになる。



そんな事儂もオネットも望んでおらん。


それにもし仮に先程の戦いでオネットにその気が

合ったら、儂は確実に無傷では済まなかった。


それを理解したからこそ儂はオネットの意見を承諾した。


「期待に応えられなくてすみません。」


申し訳無さそうにオネットは頭を下げた。


「お主が謝る事ではない。寧ろ。お主の実力を

見誤った儂にも責任はある。だから気にするな。」


そう言って儂はオネットの頭を撫でる。


「だけど。魂の波動(ソウル)を会得出来たのは

ゼルドニカさんのお陰です。

本当にありがとうございました。」


そう言ってオネットは今一度儂に頭を下げた。


「家族として当然の事をしたまでじゃ。

だから頭を下げる必要はない。」


そう告げるとオネットはそっと頭を上げる。


そんなオネットに儂はふとした疑問を口にする。


「お主は一体何の為に強さを求める?」


その問いにオネットは間髪入れずに答える。


「リーシェを守りたいから。」


そう一切の冗談なく告げるオネットに儂は思わず

苦笑を零す。


「それがどれ程困難な事か、お主は理解しておるのか?」


その言葉にオネットは表情を歪ませる。


「勿論。理解していますよ?だけど。

それでも俺はリーシェの事を守りたい。

俺にとってリーシェは生きる意味そのものだから。」


そう告げるオネットの姿がある青年と重なる。


彼も今のオネットと同じようにリーシェ様を守る事に

人生を捧げていた。


そんな彼の事をリーシェ様も大切に思っていた。


だけど。彼はーー



そう考えると。オネットの行く末も不安に感じてしまう。


それにオネットは彼とは別の危うさがある。


何故ならオネットはリーシェ様の為なら、全てを犠牲

にする事だって厭わない。


だからこそ悪に染まる可能だってある。


そんな危うさがあるからこそ。オネットの将来を不安

に感じてしまう。


それでも儂は家族としてオネットの成長を傍で見守る

と決めたのだ。


だからこそこの身が朽ち果てるまでオネットの行く末

を見届ける事にしよう。

最後までお読みいただきありがとうございます。


次話もお読みいただけると嬉しいです。


良ければ感想、評価よろしくお願いいたします。

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