42話『決闘の申し込み』
それから数十後、昼食の支度を終えたリナーシャが
書斎にやってきた。
「昼食の用意が出来ました。」
「分かったわ。」
そう言って私は読んでいた本のページにしおりを
挟むと本を閉じる。
「それじゃあ。儂はあの少年を呼んで来ますね?」
そう告げるとゼルはその場を後にした。
私とリナーシャは一足先に食卓へと向かう。
食卓には沢山の料理が並べられていた。
どの料理も芸術品のように美しく、洗練されていた。
「やっぱり。料理に置いてはリナーシャの右に出る者
は居ないわね?」
「いえ。流石に主様には劣りますよ?」
「流石の私でも。こんな出来栄えの良いの料理は
作れないわよ?」
そう言って私は苦笑を零す。
その数秒後、オネット達も食卓へと到着する。
食卓に並べられていた料理を見たオネット達は表情を
引き摺らせる。
「相変わらず。リナーシャさんの料理は美しいですね?」
「別に嫌なら食べなくても良いんですよ?」
嫌味ったらしく告げるリナーシャにオネットは
首を横に振る。
「勿論。頂きますよ?リナーシャさんの料理は格別に
美味しいですから。」
そんなこんなで。私達は両手を合わせ告げる。
「「「「いただきます。」」」」
そう言って私達は箸を手に取り、一斉に料理を口に運ぶ。
「やっぱり。リナーシャの料理の方が美味しいわね。」
そう率直な感想を口にするとリナーシャの表情が曇る。
「主様の料理の方が格別に美味しいです。」
リナーシャにとって私は絶対的な存在だから。
私がリナーシャよりも劣ってる事が許せないのだろう。
「それはそうと。オネットよ。この後空いておるか?」
突如としてそんな事を告げるゼルにオネットは
首を傾げる。
「別にこれと言った用事はありませんけど?」
オネットの言葉にゼルは嬉しそうに答える。
「それなら儂と手合わせして貰えんかの?」
最後までお読みいただきありがとうございます。
次話もお読みいただけると嬉しいです。
良ければ感想、評価よろしくお願いいたします。




