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最強勇者の育て親  作者: 明希 光
第一章
42/75

41話『オネット視点:今よりも』

リーシェが選んでくれた部屋で。アンティークな日記帳

を見つけた俺は時間が許す限り。何度もその日記帳を

読み返した。


そんな中ふと死ぬ間際に聞こえた言葉が俺の脳裏を(よぎ)る。


『今一度正せ、世界を在るべき姿に。』


その言葉と共に俺は命を落とした。


だけど。その声は全く聞き覚えのない男の声だった。


それに――


「あの言葉の意味は一体…」


幾ら考えても答えは出ない。



だけど。リーシェは俺の刻印天賦に関係してると言った。


それにリーシェの言葉が事実なら。俺は一度死んで

過去に戻ってきたという事になる。



もしそうなら俺の刻印天賦は――


「死ぬ事によって過去に戻る。」


そう考えると辻褄が合う。

だけど。それと同時に腑に落ちない点もある。



「俺はあの時、何者かによって心臓を潰された。」


今でも心臓を潰された感触が体に残っている。


だがあの時、俺の周りにはリナーシャさんしか

居なかった。


勿論。リナーシャさんには動機がない。


だからこそリナーシャさんが俺を殺した可能性は

限りなくゼロに近い。


「となると。リナーシャさん以外の誰かが俺を殺した

事になる。」



とは言っても。触れずに心臓だけを潰すなんて。


そんな芸当――


ましてや。俺やリナーシャさんの警戒を掻い潜って

犯行に及ぶなんて。普通に考えても不可能だ。


それを当然のようにやって退けたとするなら――


そいつは間違いなく、リーシェと同格か、それ以上の

実力者という事になる。


(そんな相手に俺が挑んで勝てるのか?)


正直。そんな事考えるまでもない。


勝てないと分かってて挑む程俺も馬鹿じゃない。


だけど。もしそいつの矛先が俺でなく、リーシェに

向いたなら――


俺は何としてもそいつを倒さなければならない。


その為にも――


「今よりももっと強くならなければならない。」


そう言って俺は強く拳を握り締めるのだった。

最後までお読みいただきありがとうございます。


次話もお読みいただけると嬉しいです。


良ければ感想、評価よろしくお願いいたします。

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