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プロローグ
【魔王】それは魔族を統べる魔族の王にして、世界を滅ぼす悪の象徴。
故に魔王を倒さない限り。魔族は人々の生活を脅かし
続ける事だろう。
だが例えどんなに実力のある人間が集おうとも。
魔王を倒す事は出来なかった。
何故なら魔王は不死身であったから。
そんな魔王を倒す術など皆無に等しい。
それ故に人々は途方に暮れた。
そんな人類に希望を与える為。神は魔王を倒す事の
出来る存在を生み出した。
そして『勇者』という存在が産まれた。
勇者は魔王を打ち倒すべく生まれた正義の象徴。
その事から勇者は魔王を倒す事の出来る唯一無二
の存在となった。それ故に勇者という存在は人々に
とって希望だった。
そんな人類の希望である勇者の赤子を私は拾った。
そして私は勇者の申し子である赤子を育てた。
勇者の申し子である赤子はすくすくと育ち。やがて。
その勇者は最強と謳われる程にまで成長した。
これはそんな最強勇者の育て親である私と
その育て子である勇者の物語だ。
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