表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/54

平和の裏側 日中編

この回は少し長めな上にいつもとは少し雰囲気が違うお話かもしれないので読み飛ばしてもらってもおそらく影響は少ないはず…たぶん

その場所の朝は早い

大柄な男たちがせっせっと様々な大きさの荷物も運んでいた

ここはスズノカワ家の領地にある商業地である

そこを取り仕切る老人は納品書を確認しながら檄をとばしていた


「これこれお前たち!作業が遅いぞ!若いんだからもっと早く動かんかい~」

「「うっす!!」」


そしてまた慌ただしく男たちが動くそれがここの日常だった

だがそんな場所に今日はいつもと違う異分子が紛れ込んでいた

見覚えのない馬車が入ってきたのだ


「む?なんだあの馬車は」

「ん~?おいあれって王国製の馬車だぜ」


その場所には確かに王国の紋章が刻まれていた

そして中から身なりのいい男が下りてきた


「ここの責任者は誰だね?」


開口一番その偉そうな態度に男たちはざわめくが老人はほっほっほと笑うと柔和に対応を始めた


「ワシがこの場所の管理を任されておるものじゃが…おぬしは一体どこのどなたですかのう」

「ほうお前がそうか。私は王国よりこの場所の商業許可をもらいこの場所で店を出すこととなった!これからはここの全員、私に従ってもらうぞ!」


男は一枚の書状を取り出した

老人がそれを確認すると確かにそれは王国より発行されたものであった


「ほほ~確かに本物のようじゃが…いささか突然がすぎませんかのう…急に言われてもワシらもこまるというものですがのう」

「ふん!そんなこと知ったものか!国が言っているのだ私にこの場を治めよと!さあまずはここで扱っている商品と売り上げをすべて出せ!」


「おーこれはまた…いったいどうするつもりですかな?」

「何度も言わせるな!ここを仕切るのはこの私だ!ゆえにこれから商品と売り上げは全て私が管理する!早く出せ!」


商人が老人を殴り飛ばした。

この男は実は王国からの命で最近賑わっているスズノカワ領の商業を妨害するためにきた商人であった

そしてそこで手に入れたものは好きにしてよいとも言われていた

本物の書状や言付けという大義名分を得た商人は気が大きくなり無茶苦茶な要求を強引に通そうとしていた

だが男は知らなかった

このスズノカワ領がどれだけ恐ろしい場所なのかを


「ふん…!若造が調子に乗るではないわ…このような紙きれでワシらがビビると思うてか」


老人は何事もなかったかのように立ち上がると手にしていた書状を破り捨てた


「な!?貴様!国からの命に背く気か!?そんなことをすればどうなるか…」

「おうおうどうなるってんだよ?ここでてめえの口をきけなくすればいいんじゃねえのか?あ?」

「舐めたこと言いやがってよ!やっちまおうぜ!」


老人の行動を見た周りの男たちが商人を取り囲んだ


「な、なんだ貴様たち!いいのか!私に手を出したりしたら貴様らみんな終わりだぞ!?わかったら下がれ!野蛮人どもめ!」

「ほっほっほ。王国の書状だかを見せてきたのが運のつきじゃったのう…ワシらはみんなお前たちのような王国もんが大嫌いじゃからのう…」


そうここにいる人間のほとんどが実はヒスイによって連れてこられた貧民街の人々だった

不当に虐げられ貧民街に追いやられた彼らの恨みは深かった


「ひ、ひぃ!」

「さ~てどうしてやろうかのう…」


その時


「おう爺さん!こないな朝から何しとるんじゃ」


部下を引き連れてカツラギがその場に現れたのだ


「これはこれはカシラ…いえ実はこの商人がですの…」

「あん?」


事情を聴いたカツラギは周りを怒鳴りつけた


「このあほんだらぁ!!!!何考えとんじゃお前ら!王国からのお客さんにこんな歓迎してええと本気で思うとるんかい!ボケェ!」

「す、すいません!!!」


その様子を見た商人はどうやら自分に風が向いてきたようだと判断してここぞとばかりにまくし立てた


「ほう…君は話が分かるようだな。ただ部下はもっと教育しておけ全く…まぁ私は寛容だから怒りはしないが…今回の件の謝罪はしてもらうぞ?まずは賠償金として…」


そこでカツラギの拳が商人の顔にめり込んだ


「がふっ!!!な、なにを!貴様この私に手を出していいと…ぐぼぉ!?」


次に蹴りが商人の腹にさく裂した


「ぎゃーぎゃーとうるさいんじゃワレぇ…今こっちが話とるんや少し黙っとけや…」

そして再び老人たちに向き直ると再び怒鳴りつけた


「よう見とけお前ら!こういうのはな問答無用で排除じゃ!なにをちんたらと話なんか聞いてやっとるねん!時間の無駄やろうがアホが!お前らここをお嬢から託されとるって自覚あるんか?本当に商い目的ならいざ知らず…こない見え見えの侵略目的のやつを相手にちんたらしとるとは…お前らお嬢をなめとるんか!?ここが誰のシマなんかよう胸に刻んどかんかい!!!」


老人たちは何も言い返せなかった

カツラギに恐縮したからではない

その言葉に感じるものがあったからだ

自分たちを救い上げてくれた恩人であるお嬢

そのお嬢に任せられた場所に王国の侵略を許してしまったという罪悪感、羞恥心、後悔、怒り

様々な感情が彼らの中に渦巻いていく


「おう、その目じゃ。ようやくお前らにもわかったようやな…それでええ。わかるか?今この領地はお嬢のおかげで賑わっとるが王国からの横やりがエライことになっとる。だがそれに屈することはせん。売られた喧嘩は売られる前に叩き潰す…それがワシらのやり方じゃ。よう覚えとけ!」

「「「はい!!!!」」」


「うっしええ返事や…んで?お前はどないする?魚のエサか狼のエサかどっちになりたいんや?」

商人に向き直ったカツラギが打って変わって優し気な口調で話しかけた


「た…たすけ…」

「なんや?エサになるんは嫌か?ええで?」


「ほ、ほんとに…」

「おうホンマホンマ。おい!こいつの処遇は決まったで!半殺しにして見せしめに送り返せ!」


男たちが商人に腕をボキボキとならしながら近づく

その場所に数時間にわたって悲鳴が聞こえていた


「にしても最近はほんま多いなぁ…王国のあほ共もそろそろ本気になってきたか?なんとかせんとなぁ」

「あぁ!カツラギさんこんなところに!」


「おぉ!?リリィやないか…どしたん?」

「どしたん?じゃないですよ!あなたが今日の朝食はお店予約したから一緒にどう?って誘ってきたんでしょう!?まさか忘れてたんですか?最低!!!」


「あぁ!?これは違うんや!まってくれリリィー!!……なんでこうなってまうんや…」



その日の午後

セリックは領地近くの街道でもめ事が起こっているとの報告を受けギアとメナをつれて現場に向かっていた。

カツラギからは最近王国からの横やりが多くなってきているのでそちら方面のもめ事の場合すぐさまぶちのめせと言われているが

果たしてそのようなことをしてもいいのか…と思わなくもないが粗暴にみえてカツラギは物事をよく考えている

そのカツラギがいいと言っているのだからいいのだろうと結論付ける

それにセリックが一番に考えることは己の主であるヒスイの安全のみである

ヒスイ本人は気づいていないが実は最近ヒスイに襲撃者が差し向けられているのだ

もちろん本人が気づかぬうちに周りの人々によってひっそりと処理されているのだが

それゆえにセリックももしそれが王国の差し金なら全力でその力を振るおうと誓った

どうせ自分にできることは戦うことだ

考えることは他の者がやってくれると


そして現場に着くとスズノカワ領の荷馬車が王国の騎士に取り囲まれているという状況がセリックの目に入った


それを確認したメナがまず一歩を踏み出した

メナは政治や歴史に重点おいて勉強しておりその実力はディースやリリィベル、カツラギからもお墨付きをもらっているので交渉事などは自分が引き受けようと行動した


「すみません。その荷馬車はうちの領地のものなのですが何かありましたか?」


王国騎士たちは振り向きメナを確認すると馬鹿にしたように笑った


「なんだ子供か、あのな俺たちは仕事してるんだガキはあっちに行ってな」


しっしっと手を払われる


「おー!メナ!ちょうどいいちょっと助けてくれや」


荷馬車に乗っていた業者…というか厳密にはカツラギの部下で普段は屋敷につめている人がメナに手をふった

暢気なものだとため息をつく


「はぁどうしたんですか?いったい」

「どうしたもこうしたもこのボケ共が急に取り囲んできたんよ」

「急に取り囲んだとは心外

だな。貴様には王国で禁止されている違法薬物の密輸疑惑がかかっている。」


騎士の一人が書状を取り出して突き付けた


「あぁ俺はこういう細かいの読めんからメナ代わりに読んでくれや」

「はいはい…ふむ、どうやら本物のようですけど…何を運んでるんです?まさか本当に違法薬物なんて運んでないでしょうね?」


「おお?なんぞ王国ではスパイスの事を違法薬物ってよぶんか?ぷぷっ大丈夫か?王国って飯めっちゃまずいんちゃうん?」

「ちょっとダメですよ。程度が低いからって相手の事馬鹿にしちゃ…ふふっ」

「貴様ら…!」


ここぞとばかりに王国を馬鹿にするメナと男なのであった


「まぁとにかく完全な言いがかりですね。馬鹿にされたくないのならもっとちゃんと仕事したほうがいいですよ…それでは帰りましょうか」

「おう。じゃあの騎士様たち、あんま税金泥棒せんとちゃんと働きぃや~」


メナと男が立ち去ろうと荷馬車を動かし始めたとき

騎士の一人が剣を構え二人を切りつけようとした

ガキンっと硬いものどうしがぶつかり合う音が響く


「ふぅ…あぶないあぶない。大丈夫かメナ」

「ええもちろん」


二人と剣を構えた騎士の間にはいったギアが自らの剣で騎士の剣を受け止めていた

「ちっ…!このガキ!」


そしてその様子を見たセリックも合流した


「…背後から切りつけるようなマネをするなど騎士も語るに落ちたな」

「あん?だれだお前…まぁいいこっちは殺してもいいって言われてんだ。その荷物を渡しても…」

「待て」


騎士達を押しのけて豪華な鎧に身を包んだ男が現れた

セリックはその男に見覚えがあった


「お前は…副長じゃないか」


その男はかつてセリックが騎士長をしていた時の副長だった


「副長というのはやめてもらおうか?元騎士長さんよぉ…今の俺は誉れ高き王国騎士長様だぞ?」

「そうか。やはりお前が騎士長か」


「ほぉ~?お前もこの俺が次期騎士長と予想していたんだな?まぁしょうがないか…あの頃は運でお前のほうが騎士長に選ばれていたが俺のほうが実力はあった。そのことをようやく認めたか?」


セリックは苦笑いを抑えきれなかった


「違うさ。さっきメナ達に切りかかってきた騎士を見ればわかる…明らかな練度不足だ。お前が騎士を束ねているなら納得だなと思ってな」

「…言ってくれるな。さっきそのガキがうちの騎士の一撃を止めたれのは偶然だ」


「偶然なんかじゃないさ。それがわからない時点で程度が知れていると言っているんだ」

「はぁ…悲しいですなぁ。一時期あなたの部下であった者としてそんな負け惜しみの戯言を吐くあなたを見るのはとてもつらい。見たところ今はあの帝国人共に飼われていると見えますが…ははっ俺がうらやましいのはわかりますが嫉妬とは醜いですなぁ。落ちぶれてしまいましたね」


騎士長はセリックを煽りに煽るがそれにセリックが気分を害した様子は見られなかった

それどころかまるで憐れむようにこちらを見てくる


「なんだお前…この俺をそんな目でみるな!身の程をわきまえろよ!」

「あぁすまないな…なんだかお前がかわいそうに思えてきてな」


「なに…?」

「俺は今の生活に満足しているよ。剣を捧げた主のために仲間たちと研鑽する日々…あぁこれ以上望むものはない。忠誠に値する主と同じ志をもつ仲間…お前にはわからないものだろう?」


「貴様…馬鹿にしやがって…」

「そうか馬鹿にしているととるか。それはお前が普段からそう生きているからだろう?誰かを見下すことしか己を定義する手段を知らないのだろう?自分より弱いものを踏みにじることでしか自分の価値を証明できないなど…いっそ哀れだ」


騎士長の額には今にもはちきれんばかりに青筋がうかんでいた

しかし唐突に気持ちの悪い笑みを浮かべる


「言わせておけばぺらぺらと…だがなぁお前の敬愛する主とやらも終わりだな!誰の事かはしらんがたぶんあの領地の領主とかだろう?残念だがお前たちは俺たち王国を怒らせすぎた…これから無事に過ごせるとは思わないことだな!とくにあの領地の一人娘は殿下の怒りをかっているからな…どうなるかわからないぜ?」


ひゃははとゲスな笑いをあげる騎士長だがセリックは変わらず冷静だった


「そうか」

「あ?なんだよその反応?おかしいだろうがよ!もっと悔しがれよ!ひざまずいて俺に許しを請えよ!そうすれば上にかけあってやってもいいんだぜ?」


もちろんその言葉はうそだった

ただ彼はむかつく人間の屈辱的な姿を見たいだけだった

だというのにそのむかつく人間は表情一つ変えない


「言いたいことはそれだけか?」

「はっ!なんだお前!忠誠とかいいながらそんな反応か!やっぱりお前みたいな人間に真の忠誠心なんて理解できないらしいなぁ?」


「そんなことはないさ。少なくともお前よりは理解してるつもりだよ…ただ我が敬愛する主には俺なんかが心配するまでもない人たちがついてる。それだけのことだ」

「あ…?」


そこで話は終わりだとばかりにセリックは左腕で剣を握る


「さて…もういいだろう。お前たちは一応容赦なくやってしまって良しと許可を得ているが元同僚のよしみだ、そのまま逃げかえるなら見逃してやるぞ」

「はん!片腕野郎が偉そうに言いやがって!そのガキどもを連れた状態でこの俺…俺の騎士団に勝てるとでも思ってるのか?」


その言葉と共に周りの騎士たちも剣を抜く


「勘違いするな」

「あ?」


「俺はこの後に主の買い物に付き合う約束をしているからこのつまらん茶番を早く終わらせたいだけだ。お前らが束になってもお前の言う「そのガキ」にすら勝てはせんよ」

「おう!お前らなんかにやられるこのギア様じゃないぜ!!」


「舐めやがって…もうどうなっても知らねえからな?おいこいつらを殺せ!」


騎士達がセリックとギアに襲い掛かった


「へへっ遅すぎるぜ!」

ギアは器用に騎士たちの攻撃をかわしていき


「くらえ!メリッサさん直伝の~鎧砕き!!!」


それはメリッサがひっそりと開発していた魔法…その名も鎧砕き

魔力で特殊な振動を起こしさらにそこに剣戟を加えることで鎧などの硬いものでも砕くことができるトンデモ理論な魔法…否、魔法剣技である

なお本人の剣が一緒に砕けてしまわないのはその剣はサーシャによる特別性だからである

チート万歳とはこのことねとはヒスイの言葉である


かくして騎士たち自慢の無駄に金だけはかけた見栄えだけはいい鎧や剣が無情にも砕かれていく

そして気を取られた瞬間ギアの剣閃が走りその意識を刈り取っていく


そんな阿鼻叫喚の中、騎士長とセリックは向き合っていた


「ちっ…役立たず共が…」

「あの者たちを役立たずというならお前だってそうさ」


「なんだと?」

「お前だってあいつらとそう実力は変わるまい。ギアには勝てんよ」


「てめぇ…ガキの影に隠れて恥ずかしいと思わねえのか?」

「数に物を言わせてきたお前がそれを言うのか?それに俺は恥ずかしいなんて思ってないな。部下の成長に喜びさえ感じているよ」


「はっ!てめえが弱いからって負け惜しみを言いやがって…」

「強い弱いは知らんが…少なくともこの場にいる誰よりも俺のほうが強いと思うぞ?」


「ふざけんじゃねえ。この場で一番強いのはこの俺だ!」

「じゃあかかってくるといい。お前には剣すら必要ないよ」


ザクっとセリックが握っていた剣を地面に刺した


「舐めやがって…この俺を…なめんじゃねぇ!ぶっ殺してやる!!!」


騎士長が怒りに任せセリックを切りつける

しかしセリックはそれを最小限の動きですべてかわす


「なんだ、なんで当たらない!」

「逆になぜ当たると思うんだ?お前たちの剣は鍛錬によって積み重ねられる重みがない。誰かのために剣を振るうという覚悟からくる鋭さもない。そんな剣が俺にあたるものか」


その言葉を証明するように

やはり何回斬りこもうともセリックに傷をつけることはおろかかすることさえしない


「ならこれならどうだよ!」


騎士長の手のひらからまばゆい光が放たれた

魔法による目つぶしだ


「はっは!見えなきゃどうしようもないだろう!これで終わりだ!」


完全に切ったと騎士長が確信したその一撃


それは当然のように空を切った


「なんで…」

「だから、逆になぜ当たると思うのだと聞いている。言っておくがそれがお前の全力だというのならお前は俺やそこのギアはともかく今の俺の弟子たち…その中で10にも満たない子供にも勝てやしないぞ」


「馬鹿にしやがって!なにが鍛錬だ!なにが覚悟だ!そんなだせぇもんなくても俺には才能があるんだよ!お前みたいな雑魚にはない才能ってやつがなぁ!」

「もういいわかった。本当ならお前にその価値はないが…お前も騎士というならその己の信じる才能とやらを見せてみろ。お前の言うそれがどれだけちっぽけなものか教えてやるから」


セリックが地面から剣を引きぬき構えた


「はっ!剣の勝負ならこっちのもんだ!死ねや!!!」

「………」


根拠のない勝利を確信し激情のままに荒々しく剣を振るう騎士長と

ただ静かに、その剣を構えるセリック


やがて二つの剣がぶつかり合い

騎士長の剣が砕けた

そしてそのまま騎士長の鎧までも切り裂く

それはセリックが一度は失意に墜ち、これ以上はないという主に出会い

そこで出会った仲間たちや規格外の存在達に触発され彼が生み出した新たな技

その名も


「__秘剣 翠閃(すいせん)


騎士長はそのまま意識を失い倒れた


「兄ちゃん終わった?」

「あぁ終わったよ。その様子だとそっちも大丈夫なようだな」


「おうよ!毎日鍛えれてっから!このくらい余裕だぜ!」

「そうか…だが今回がうまくいったからと言って慢心はするなよ」


「わかってるって!大丈夫!…ところで兄ちゃん、そいつ殺しちゃったのか?」

「いや生きてるさ。そっちも殺してないだろうな?」


「あたりまえだろ!殺しなんてやっちゃいけないんだぞ!?」

「…うむ、そうだな」

「二人ともご苦労様です。とりあえず帰りませんか?」

「おう俺もこのスパイスたちを早くもって帰らんとカシラにどやされる!」


「それもそうだな…帰るか。報告もしないとだしな」

「あぁお嬢の事とかな~…でも正直お嬢は大丈夫じゃね?」


「だろうな…おそらくヒスイ様はある意味この世でもっとも身の安全が保障されている人だからな」

「正直、お嬢に仕向けられる刺客とかがほんとうにいるんならその刺客のほうがかわいそうだわな」


うんうんと全員が頷きながら帰路に就いた

次回はこのお話の深夜編になります

そしてその次から学園編突入となります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ