最終話:エピローグ
最終話です。
文字数少ないです。
あれから5年が経った。
俺たちは世界中の人間を皆殺しにして、邪神様の望みを叶えた。
だがそれを許さないこの世界を管理する神々がこの世界に勇者を送り込んできた。
その報告を邪神様に聞いたときには肝が冷えたものだが、実際はこの世界にばらまいておいたゴーレムにすぐに殺されたようだった。
まあよくよく考えてみればそれもそうだ。
いくら勇者と言えど、低レベルのままではそれほど強くない。
その弱い勇者を強くなるまで導いてやる育て手が必要なのだ。
だがその人間すらいないこの世界を救えというのはあまりに無茶ぶり。
神々はそれでも諦めずに、半年に一回のペースで勇者を送り込んできたが、ついに8回目で諦めてこの世界を放棄したようだ、
俺たちはというと、結局特に何かが変わることはなく、ずっとニートのような生活をしている。
まぁ変わったことを無理やり挙げると、命の危険にさらされなくなって心置きなくニート生活を満喫できるようになったことと、それに伴って更なる生活リズムの悪化を起こしたことぐらいだろうか。
夢のニート生活はやはりどれだけしようとも飽きることはない。
いつでも好きなものを食べ、好きなことができる。
最高だ。
こうして俺は、邪神に魂を売った代わりに、最高の生活を手に入れた。
正しい選択か間違っている選択かと問われれば、多分後者なんだと思う。
だが俺に後悔はない。
俺は自己中だ。
そして……悪だ。
ついに完結です!
1か月半もの間、お付き合いいただきありがとうございました!
完結までこれたのも、ほとんど休まず更新できたのも皆様の応援あってこそです。
次回作も早いうちに連載始めたいと思うので、そちらも良ければご拝読頂けると嬉しいです。




