第4話:この世には触れてはならないものがある
昨日更新忘れてたので今日は早めに。
毎日更新する予定はないけど初期ぐらいは頑張っとこうと思うのでもしかしたら今日もう1話上げます。
木製の少しぼろいという印象を受ける扉を押して開く。
日本の住宅は引き戸が多いが、この時代の建物は戦争とかがあるので防衛時に役立つよう押し戸になっているのか。
冒険者ギルドで防衛戦を行う機会があるのかは疑問だが。
ギルドの建物内は非常ににぎわっていて、3つある受付カウンターが1つも開いてないので、適当な木製の硬い椅子に腰かけて待つ。
「こちらどうぞ!」
しばらく待っていると、1人が要件を終えたようで受付嬢が手を挙げて俺を呼ぶ。
髪は短く色は茶。
スラっとした体ではあるのだが、腕とかが割と筋肉質なのが怖い。
「あの、冒険者ギルドに登録したいんですけど……」
俺はとりあえずさっさと済ませようと要件を言う。
すると後方から笑い声が聞こえる。
「ぷふっ! おいおい、そんなひょろっとした体で冒険者かよ! 俺はてっきり依頼にでも来たのかと思ったぜ。剣下げてるし剣士としてやっていくつもりなんだろうがやめとけや。さぁどけ。俺もさっさと登録してぇんだ」
お約束の新人いびりかと思ったらこいつも新人かよ。
まあ確かにこの筋肉もりもりの大男に比べればひょろいかもしれないが昔からガリなんて言われたことなかったがな。
で、そんでみんながこいつに同調して笑って、それを俺が黙らせるまでがテンプレなんだが……。
正直喧嘩はどちらかというと強い方だが流石にこの大男に勝てる気はしない。
だがこんだけバカにされたのに黙っていたらこれから冒険者ギルドにはこれなくなるだろう。
さてどうする?
だが俺はそこまで思考してある違和感に気が付く。
勝手にテンプレとか言って他の冒険者たちも大笑い、とか考えていたが、実際は誰も笑っていない。
というか俺の方を見て怯えてる?
いや違う!
これは……。
「……ちょっと」
背後からドスの効いた低い女声。
思わず俺もビビって振り向く。
するとそこには般若のような顔をした受付嬢。
「そこのデカい新人君」
「……は、はい!」
大男もこれには流石にびっくり。
怯えた表情で敬語で返事をしちゃっている。
「冒険者ギルドの風紀を乱す奴はギルドには登録させない!」
そういってカウンターの机を軽々飛び越えてこちらに来る。
完全に腰を抜かした大男を片手で持ち上げると、壁目掛けて投げつけた。
ひ、ひぃぃぃ。
「さて、ギルドの登録ですね」
そして受付嬢は何事もなかったかのように営業スマイルで俺に話しかけてきた。
「は、はい!」
正直絡まれた奴が言うのもなんだが……。
大男よ、可哀そうに。
俺は心の底からそう思った。
「まさかリエラさんの目の前で喧嘩をしだす奴が現れるとは……」
「無知と言うのは恐ろしいな」
「あの大男と同じ目にあったやつが言うと説得力あるな……」
「ははっ!」
「笑うなー」
嵐が過ぎ去ったことで冒険者たちも話し始めた。
この怖い受付嬢の人はリエラっていうのか。
「はい、ではここに名前を書いてください。後血をここに数滴」
俺は言われたとおりにする。
字とか大丈夫かと思ったが、なぜか異世界の言語を俺は理解していた。
これも転移者特典と言うやつだろう。
「そちらがギルドカードになります。では登録料銀貨5を下さい」
俺はポケットを探るふりをしてアイテムボックスから銀貨を5枚出して渡す。
多分だが、アイテムボックスも転移者特典のようなものだと思う。
人前で不用心に見せるのは危険だ。
「ではそれがギルドカードになります。なくしたらまた銀貨5枚が必要となりますのでお気を付けください。あと冒険者ギルドについてはそこにガイドブックがあるので後で読んでおいてください」
そして俺は冒険者になった。
そろそろブクマとか評価くれないとモチベがぁ……(チラッ)
優しい人が感想とかレビューとか書いてくれないかなー……(チラッチラッ)




