第47話:第二次侵略の始まり
今日はもう早めに更新します。
最近モチベーションが下がってきました。
もしかすると毎日更新が途絶えるかもしれません。
「では今回の侵略はどんな流れにする予定ですか?」
レイラが早速切り込んでくる。
「うん、まず今回目標はここから20㎞付近までにある街は全部支配したい。お前が前に書いてくれた地図によると……6つだな」
俺は前回の侵略時にレイラに書いてもらった地図を床に広げて言う。
「え、6つもですか!? いくら兵力が増加したとはいえ兵を6分割もして大丈夫なんですか?」
やれやれ、レイラは目先の情報ばかりで物事を判断してしまっていて視野が狭いな。
「落ち着けよ。それに十分勝算はある。というか負ける可能性は限りなく低い」
「え?」
俺は困惑した表情を浮かべるレイラに、説明を始める。
「いいか? まず攻撃側はこちらの上、相手は俺たちの情報が全くない。当然相手の対応は後手に回る。そして街に駐在した兵力じゃあ6分割したゴーレム軍すら止められない」
「確かに……。しかしすぐにやって来た兵に各個撃破されて終わりでは?」
まぁ確かに一見そう思えるよな。
だがそれはあり得ない。
「俺たちには2つの有利な点があるんだ。まず武器の差だ。攻城戦、籠城戦はともに飛び道具がカギになってくる。そんな中俺たちにはアサルトライフルがあるんだぞ? それも今は時間も経ってDPも溜まっているから大量に入手できる。予想される相手軍の飛び道具は弓。性能差は明らかだ」
銃の存在は今回の帝国解放戦線精鋭部隊の侵入でレイラも理解している。
これには納得したのか、「確かに……」などと呟いている。
「そして2つ目、悠長に各個撃破なんて言ってゆっくり攻略しようものなら兵士に不満が募る。相手は意思の無いゴーレムじゃない。兵士の大部分は徴兵された農民だ。戦いが長引けば……」
レイラも気が付いたのか「あ」と声を上げる。
そして……。
「時間がたてば農作物がダメになってしまう農民は不満を持つ!」
「そういうことだ。少し耐えれば相手側が自滅してくれるさ」
「す、すごい……」
レイラが驚愕の眼差しを向けてくる。
美少女にこんな風に思われるのは気分がいいね。
「まあそういう訳だから兵の分割は問題ないよ。それに作戦も考える必要はないだろう。兵を6つに分けてそれぞれの街へ向かわせる。そしたら街を支配して、そこを防衛する。それだけだ」
「分かりました。……私は何をすれば……?」
うーん、レイラの仕事か。
今回は部隊を6つに分けるのだからレイラ1人がどこかの部隊についても意味ないし……。
せめて重要拠点でもあればそこに送り込むのだが。
俺はしばらく悩む。
そして……。
「いや、今回は2人でダンジョンに留守番だ」
俺がクリエイトゴーレムで創造したゴーレムたちは、やられればすぐに分かる。
やられ方があまりに激しければレイラに兵を引き連れさせてを送り込んでやれば、それで十分だろう。
帝国解放戦線の主要メンバーを5人も潰したんだ。
そうそうそんな強いメンバーを集められるわけもない。
今回は送り込まれたとしてもオリハルコンゴーレム数匹で十分対応できる程度のやつらだけだろう。
問題ない。
今回の防衛線勝利で、パワーバランスが一気に逆転したな。
今度こそ世界征服は目の前だ。
「ふふふ……」
俺はそう思い、静かに不敵に笑った。




