↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
邪神と狂人の異世界無双戦記  作者: 不知火 翔
第3章 侵略編
38/59

第37話:ヒット&アウェイ

 しばらく必死に後退したところで、ゴレームたちを潜ませてある森まで後退することに成功する。


「今だ、ミニアイアンゴレーム! 攻撃しろ!」


 俺は森に潜ませたミニアイアンゴレームに命令を出す。


 同時に一斉に後方で叫び声が聞こえた。


「な、なんだ!? ぐぁっ!」


「棘の球体!? いつっ!」


 いい感じに前線は混乱してる!


 このチャンスを逃さずここで少しでも時間を稼ぐ!


「全軍反転! 突撃!」


 俺は踵を返して敵軍に突撃した。


「な……! 突然」


「ゴーレムの癖に……」


「ばかか、あやつってるやつがいるんだよ。そいつをみつけろ」


 残念ながら俺は後方に隠れているんで捕まるようなへまはしないよ。


 しばらく俺たちは敵の混乱に上手く乗じて、有利に戦闘を進めていたが、帝国解放戦線の戦線参加により戦闘は徐々に不利へと傾きかけていた。


 ここらが潮時か。


 とはいえこれだけで数十分は稼いだはず。


 さらに再び軍が動き出すために情報伝達の遅延などを考慮すると、これだけで30分のロスぐらいにはなる。


 完璧に秘策がはまったな。


 そして俺はそのまま時折奇襲をはさみつつ、後退していったところ、トリニの街までの道のりの半分ぐらいにまで達したところで日が暮れた。


 とはいえゴーレムに休息は必要ないしな。


 ついでにゴーレムは視覚情報を使っていないので、夜襲にもぴったりだ。


 さらに嫌がらせを繰り返して敵の体力を奪う。


 俺は一晩中休むことなく、小棘球ストーンゴーレムを使った遠距離攻撃を続け、時折本陣にまで乗り込んでみたりもして、そこそこの兵士を殺すことに成功した。


 まあ重要なのは敵の兵力を削ることではなく……。


「クソッ、あの人形共。夜の間ずっと安眠妨害しやがって……」


「おかげで一睡もできなかったな」


「クソ、しんどい……」


 敵の体力を奪うことだが。


「うっ」


 とはいえ俺も寝てない事には変わらない。


 正直今横になったら今すぐにでも寝てしまいそうだ。


 大丈夫、夜も明けたんだ。


 そろそろトリニの街にレイラが帰ってくる時間だろう。


 あともうひと頑張りだ。


 俺は最後の力を振り絞り、敵軍が動き出す前に後退を開始する。


 今回はもう妨害をしない。


 一刻も早くダンジョン内に早く帰って、トリニの街に兵を送ることが先決だ。


 ひたすら街に向かって歩く。


 睡眠をとってない体にはかなりキツイ。


 だが、何とか乗り切った。


「レイラ……。無事に済んだか?」


「ええ……」


 よし、ここまではなんだかんだで俺の描いたシナリオ通り。


「ありがとう。じゃあ俺はダンジョンに帰るから兵士たちのまとめ、頼んだぞ」


「はい」


 そういって俺は単身、街道を進んだ。


 今は少しでも兵力が惜しい。


 護衛がいないのは怖いが、言ってる場合じゃない。


 しかし、その1時間の道のり。


 幸いなことに魔物には出会ったものの、向こうが気が付かなかったので、無事ダンジョンに帰ってくることができた。


 俺は帰還すると、一番にDPの量を確認する。


「3133600! かなりの量がすでに溜まっている!」


 ありがたい。


 俺はオリハルコンゴーレムとミスリル加工ストーンゴーレムどっちを作ろうかと迷ったが、結局質より量と言うことでミスリル加工ストーンゴレームを作った。


 そして作ったそばからトリニの街へ向かうように命令して、作ったすべてのミスリル加工ストーンゴーレムをトリニの街に送ったところで……。


 やべぇ……限界だ。


 3時間だけ寝よう……。


 ついに眠気に耐えきることができなくなり、俺はゆっくりとまどろみの沼に沈んでいったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。