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邪神と狂人の異世界無双戦記  作者: 不知火 翔
第2章 防衛編
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第13話:大規模改装

ブクマ1件ありがとうございます。

 目の前に映る大量のDPを表す数字を俺はニヤニヤしながら見つめる。


 すっかり日も暮れた。


 これ以上人は来ないだろう。


 とすればやることはただ一つ。


 ダンジョンの拡張と強化だ。


 いつまでもニヤニヤしてるような時間はない。


 明日になれば強い冒険者が大量に攻めてくるかもしれないのだから。


 さて、まずやるべきことは絶対的なまでの強力さを誇るモンスターの作成だ。


 俺はミスリルインゴットの購入する。


 10000DPだ。


 一瞬で大量にあったDPが無くなった。


 俺はまずストーンゴーレムを作る。


 中までしっかり詰まった物を作るか。


 俺は仮にもラスボスなので、かなり大きめのものを作る。


 ふぅ、少し苦しいか?


 だがまだいけるな。


 俺は大枚をはたいて購入したミスリルインゴットを使ってストーンゴーレムのコーティング作業に入る。


 うーん、コーティングを薄くしすぎたか。


 まあいい。


 敵を攻撃する手をさらに分厚くコーティングしよう。


 ついでにさらに研ぎ澄まして手の先を鋭利にしておく。


 手からミスリルの槍が生えているといっても過言ではない。


 さて、ラスボスの作成は終わったか。


 とはいえ雑魚のミニストーンゴーレムをいくら用意してもさらに上の冒険者には通用しないはずだ。


 となると鉄か。


 ミニアイアンゴーレムを作るしかない。


 とりあえずDP10000分のミニアイアンゴレームを作っておくか。


 まあ今は魔力がもうない。


 休憩してからだな。


 後は罠とかか。


 俺は罠をざっと見ていく。


 やっぱり落とし穴や矢が飛んできたりする罠が安定か。


 だけど高いな。


 落とし穴は300DPもするし矢を飛ばしたりする罠も基本それぐらいかかる。


 これなら正直ミニアイアンゴーレムを3体作った方がいいと思うんだが……。


 ん、ゴーレム?


 もしかしてクリエイトゴーレムのスキルを利用して色んな罠が作れちゃうんじゃないのか?


 まずダンジョンの床を円柱の形分の石材を使ってストーンゴーレムを作る。


 別に形はどうでもいい。


 問題なのは穴を掘ること。


 できた!


 ダンジョンの床もちゃんとクリエイトゴーレムのスキルに使える。


 深い円柱型の穴だ。


 そして紙のように薄く、堀った円柱と同じ直径の形のストーンゴーレムを作る。


 最後に作った穴に蓋型ストーンゴーレムをセット。


 よし、とりあえず穴を浅めに戻して自分で踏んでみるか。


 俺は意を決して蓋型ストーンゴーレムに体重をかける。


「う、うぉぉぉ!」


 すると、蓋型ストーンゴーレムはいとも簡単に真っ二つに割れ、俺は穴に落とされた。


「こ、こぇぇ」


 だがこれで落とし穴としての機能は完璧なことが分かった。


 後は穴を元の深さに戻して穴の底に棘でも設置しておけば大丈夫だろう。


 後は量産するだけだ……。


 でも一つ問題がある。


 もう魔力が無い。


 今からミニアイアンゴーレムも作ってこの蓋型ゴーレムも大量に作っておまけに穴とか針とかもとなると時間が無い。


 魔力だってそうすぐに回復するわけじゃない。


 そんなに大量には作成できない。


 どうする?


 何かいい案は……。


 俺は必死に頭を動かす。


 そして数分後、俺は妙案を思いつく。


 そういえばDPでは基本的に欲しいものが何でも手に入る。


 ならばアレも……。


 俺はDPの購入画面で目的の物を必死に検索する。


「あった!」


 そして見つけた。


 そう、目的の物とは……。


 俺はすぐに購入する。


 これさえあれば……この「魔力回復薬」さえあれば……。


 そうして俺は未知なる強敵の襲撃に備え、寝る間も惜しんで準備をするのだった。

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