双子
第二章目です!更新は出来るうちにやりたいですね!
あまり前書きを長くしてしまうと、読む気が失せてしまうような気がするのでこのくらいで!
それでは(_・ω・)_バァイ…
「セグぅ~、ミント・ジュレップ奢って~」
「なんで。昨日奢ったじゃないか」
「だってぇ…」
子供の様に駄々をこね、しょぼくれるシグ。大人の女性なのは見た目だけだった。
「シグさん、こんなに可愛い娘の頼み断っちゃ駄目ですよ。そのカクテル、私が奢りますよ」
シグの横に居る、気取った格好をした男性客が爽やかな声で甘やかす様な言葉を吐く。微笑む顔には裏が無い。純粋にシグの事が好きなのだろう。
「やったぁ!」
「もー、お客様はいつもセグに甘い…」
無邪気に喜ぶシグを他所に、シェイカーを振り始めるセグ。一寸の迷いもない完璧な調合。なんだかんだ言いつつも、シグの為にミント・ジュレップを作る。
「ねぇセグぅ、このマイアミってカクテルお願い」
こっちはこっちで甘い声を出す女性客。きっと知らないのだろう、セグが女性である事を。
サラサラの髪を揺らす真っ赤なドレスで着飾る女性客に、いつもの"営業スマイル"を魅せる。
「了解。少し待っててね、直ぐに出来上がるから」
そう甘い声で返す。
すると瞬く間にシグの注文品を仕上げ、マイアミを作り始めた。
その姿を見て女性客はトロンとしたような表情を見せた。
「んもぅ、セグったらどうしてあんな声出せるのかしら」
「まぁセグさんイケメンだからねェ。セグさん目当てのお客も多いんだと」
少し嫌そうな顔をするもう一人の男性客。きっとそういう女性は苦手なのだろう。
飲みかけのブラック・ルシアンを飲み干すと、少し伸びをした。
「あらぁ、貴方が言っちゃうのかしら~?」
「おっと、バレちゃってるかー」
「うふふ、嬉しい事よ」ニコッ
シグの微笑みには女性特有の色気があって、セグに女性に無い色気を出す事が出来る。
そのせいか、シグ目当ての男性客は勿論のこと、セグ目当ての女性客も後を絶たない。
誰もが一度は彼女らに恋をするのが納得いく。
さぁ、今宵は誰が恋に堕ちるのだろうか…
第二章END
カクテル飲んでみたい(白目)
あ、未成年なので飲みませんよ!飲めません!
てかニケがまだ出て来ませんね。もうすぐ出ますよ`・ω・
それでは(_・ω・)_バァイ…