ゾンビキルモード
「あ。気がついた!」
「おー。大丈夫か?」
「・・・・フン」
「えーと、ここは?てか、ガーネリア以外誰だ?」
「質問攻めだなぁ。えーと、まずここは宿屋だ。それから、こっちの女の子はりん。そっちの男はソルだ。」
「俺は確か・・そうだ!ゾンビは!?」
「何だ。覚えていないのか。」
「なにが?」
「貴様がゾンビ数十体を肉片に変えて倒れてたんだろうが。」
「すまん。覚えていない」
「すっごかったよ!ゾンビがみ~~んな倒れてたんだもん!」
「俺は目の前で人が死んでそこからは覚えていない。」
「君のアバターはすごいね。ゾンビキルモードになれるとは。」
「ゾンビキルモード?何そのモード。」
「詳しくはWebで~!」
「りん。ちょっと静かにしろ。」
「ハーイ。」
「ゾンビキルモードとは君の怒りが産み出すものだ。スピードが3倍になり、攻撃力が2倍になる。そんなことができるのに気絶とはな」
「やっぱりクリア団に入らないか?」
「単刀直入だなぁ。・・考えさせてくれ。」
「なるべく速く決めな。死んだら意味がないからな」
「ちなみにこれはソルでの心配だ。」
「リーダー。聞こえてるぞ。」
「まあゆっくり考えてね♪入るんだったらγ班に入ってね私もそこだから」
「あ、ああ。わかった。」
体は全快してるが、頭の中がいろんな事でいっぱいだ。
「とりあえず町で真太郎探すか。」
何時間もかかると思ったがあっさり見つけた。なぜかって?真太郎が大声で俺の名を呼んでいたからだ
「あのさ真太郎。お前バカ?」
「何で?」
「町の一番中心で大声で俺の名を呼んでいたからだよ」
「ごめん。このほうが速く見つかるって思ったんだ。」
「まあいいか。」
「ねえねえ喨太。アドレス交換しよう。」
「ああ!いいぞ」
ジュシンチュウ・・完了
「スッゲー!喨太もう7LVかよ!」
「え?あ、本当だ。」
「スキルポイント使わないの?」
「いやちょっと訳あって、」
「ふーん」
ゾンビ数十体倒して気絶したなんて言えねぇ。
「えーと、スキル何あげようかな。」
「片手剣か能力にしたら?」
真太郎が言ったことにしたどうやら武器などが、スキルポイントで買えるらしい。35ポイントあったから5ポイントで包丁をかい、30ポイントは全てスピードに加えた
「ねえねえ喨太。森行こう!レベル上げたいし。」
「森か・・まあいいか。」
そうして俺は今度は真太郎と森に入って行った