表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

人暦2169年

 その日は、何事もなく光神竜の掲げる太陽が昇り・・・沈む。そして、沈む太陽に呼応して、闇神竜の掲げる闇陽が昇る。

 その日の"彼女"は、いつもの如く騎竜に乗り、数人の竜人を率いて狩りに出る。そんな普段通りの日常を過ごしていた。

 しかし、その日常は、その夜も明けなんとした時に終わりを告げた。


 闇陽が西の地に沈まんとする時、凄まじい咆哮が全世界に轟き渡った。

 その咆哮を耳にした全世界の竜・亜竜に戦慄が走る。

 そして半日の時を置き、夕日が沈む時も、同様の咆哮が全世界に轟き渡った。


 その咆哮を聞いた竜族は、伏していたその身を起こす。その咆哮を聞いた竜人は、急ぎ戦支度を整え始めた。


 全世界に轟き渡った咆哮の主……それは、全ての竜族の主――二大神竜たる光神竜・闇神竜であった。

 そして、轟き渡った咆哮の意味するもの……

 ―― この世界を滅ぼす時至れり……

 ……即ち、"大災害"の始まりを告げる咆哮であった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ