4話
「結局のところなんだったけ」
そう言って、食事が終わった浩平は、またあのアプリをいじりだした。そこには、先ほども見たスキルのページがありそこの収益の項目を開いていた
「なになに、スキルアップ(収益) 20万円 3%アップだとそういうことは、100%で3円かしかし値段がな」
確かにそうだ1回で今回は2円増加することになるが現在の総資産は、20万円全額になってしまうその上学生には20万は高額だ、しかし結局のところ
「えーい、男は気合だーーーーー」
そう言って、浩平は20万の課金を行った。そしてまたタップ地獄が始まった。部屋に響くのはタップの音だけ
トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン
その音が部屋に響き続けた。
「やっぱしんどいわ」
そう言ってタップを止めた浩平であったが、収益のカードには、4500円と書かれていた。
「1時間半やって、4500円か。と言うことは、1分で50円か」
すると、パッパカパーとスマホから音が鳴り画面には、露出が多い女性が出てきて説明しだした。
「おめでとうございます。40万タップ達成です。パンパン」
とクラッカーを引いていた。
「そんなにタップしたのか」
「はい」
「おお、びっくりした。会話できるのか」
「はい、自立式Aiで今後お手伝いします。あと景品もありまーす」
「景品?」
「はい」
「それは、なんだ」
「それは、わ、た、し
きゃー恥ずかしい」
しばらく無音であった。
「なんか言ってくださいよ」
「いや、驚きの方か大きくて」
「もう、そんなに喜んでくれるならもう一つのご褒美はいらないですね」
「いや、もらえるものは貰うぞ」
「仕方ないですねー。もう一つのご褒美は、ヒツダの株2%と1億円です」
「あれ、ご不満ですか」
「大丈夫だ、驚きばかりだ」
「それは、良かったです。反応がなかったのでご不満かと」
「いくらか知ってるか。ヒツダの株の値段」
「ええ知っていますよ。ヒツダの株数は、6億6425万株なのでその2%なので今回獲得する株数は、1328万5千株で今一株、1052円なので総額139億7582万ですね。」
「計算早いな」
「AIなので」
「そうか」
「なぜ、あきらめたような声なのですか?」
「それは、いいや。」
「あと、何時で呼び出してくださいね。バイバーイ」
そう言って消えて行った。
「あいつ、名前も言わずに消えて行ったぞ」
「あ、忘れてました。私は、自立式Aiのミミです」
そう言って再度消えて行った。
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松本 浩平
資金 1億4500円
事業 0
不動産 0
乗り物 0
株式 ヒツダ 1328万5千株
暗号資産 0