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  作者: 瑠犀
4/31

4話

 「結局のところなんだったけ」


そう言って、食事が終わった浩平は、またあのアプリをいじりだした。そこには、先ほども見たスキルのページがありそこの収益の項目を開いていた


 「なになに、スキルアップ(収益) 20万円  3%アップだとそういうことは、100%で3円かしかし値段がな」


確かにそうだ1回で今回は2円増加することになるが現在の総資産は、20万円全額になってしまうその上学生には20万は高額だ、しかし結局のところ


「えーい、男は気合だーーーーー」


そう言って、浩平は20万の課金を行った。そしてまたタップ地獄が始まった。部屋に響くのはタップの音だけ


トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン



その音が部屋に響き続けた。


「やっぱしんどいわ」


そう言ってタップを止めた浩平であったが、収益のカードには、4500円と書かれていた。


「1時間半やって、4500円か。と言うことは、1分で50円か」


すると、パッパカパーとスマホから音が鳴り画面には、露出が多い女性が出てきて説明しだした。


「おめでとうございます。40万タップ達成です。パンパン」


とクラッカーを引いていた。


「そんなにタップしたのか」

「はい」

「おお、びっくりした。会話できるのか」

「はい、自立式Aiで今後お手伝いします。あと景品もありまーす」

「景品?」

「はい」

「それは、なんだ」

「それは、わ、た、し          


   きゃー恥ずかしい」


しばらく無音であった。


「なんか言ってくださいよ」

「いや、驚きの方か大きくて」

「もう、そんなに喜んでくれるならもう一つのご褒美はいらないですね」

「いや、もらえるものは貰うぞ」

「仕方ないですねー。もう一つのご褒美は、ヒツダの株2%と1億円です」




「あれ、ご不満ですか」

「大丈夫だ、驚きばかりだ」

「それは、良かったです。反応がなかったのでご不満かと」

「いくらか知ってるか。ヒツダの株の値段」

「ええ知っていますよ。ヒツダの株数は、6億6425万株なのでその2%なので今回獲得する株数は、1328万5千株で今一株、1052円なので総額139億7582万ですね。」

「計算早いな」

「AIなので」

「そうか」

「なぜ、あきらめたような声なのですか?」

「それは、いいや。」

「あと、何時で呼び出してくださいね。バイバーイ」


そう言って消えて行った。


「あいつ、名前も言わずに消えて行ったぞ」

「あ、忘れてました。私は、自立式Aiのミミです」


そう言って再度消えて行った。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


松本 浩平


資金   1億4500円

事業   0

不動産  0

乗り物  0

株式   ヒツダ 1328万5千株

暗号資産 0 

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