3話
あれから何時間たったわからないが少なくとも3時間以上は立っているだろう、タップ連打を始めたころは日が出ていたのだが今は、窓の奥には街灯が灯っていた。
「は、は、は。20万になったのか」
元は、18万4465円だったのだが20万になったと言いうことは、約31万回タップしたことにいなるのだが
「これ以上は、無理だ。限界。まずもって1円で20回タップだから100円で2万タップが、これはただただしんどいだけだな。こんなことさせて何をさせたいのか、人間観察だろうか。まさに監察結果としては、いいもんになっただろうな。ひとまず飯にしよっと」
松本は、ソファーから立ちあがり鍋でお湯を沸かし始めた。お湯が沸くまで昼食の食器を洗っていたのだがそもそも数が少ないのですぐに終わってしまった。そこから、例のアプリを開いて確認しだした。すると日中に確認した時は、無かったのだが一番下に新しい項目が3つに増えていた。
「なんだこりゃ、これ朝見た時はかかったよな。ひとまず確認するか」
傍からみたら不用心だろうが松本からして見れば今更なのだろう。項目は、左から資産、収益、スキルと書いてあった。松本は、まず資産から見ることにした。
「資産か、ええと上から」
そこには、松本のある程度の全財産がか書かれていた。一番上には、資産が円グラフで書かれており、その下には、詳しく各項目ごとで書かれていた。上から、資金、事業、不動産、乗り物、株式、暗号資産がありその項目ずつに詳しく書かれており実際資金だけに20万と書かれていた。
「これは、個人情報もくそもないなしかも正確だし。しかしふしぎだな俺は、実際には20万以上持っているんだが、これは銀行の中での金額でしかカウントされないのか。財布の中には、2万ほど入っているのだがそれは、数えられてない。銀行の中のみが資金とされているのだろうか、後でコンビニで引き落としてみるか。次は、収益はさっきのページか」
収益は、ついさっきまでタップしていたページであった。このページは大きな変化はなかった。そのまま次のスキルのページを開いた。
「なんじゃこりゃ、」
そこには、いろんなことが項目ごとに書かれていたが一番、目を引いたのが収益増加であった。
「おいこれ俺が求めていたのでは」
ジューーーーーーとキッチの方から音がした
「お、やばい」
慌ててキッチンに急いで向った
松本 浩平
資産 20万円
事業 0
不動産 0
乗り物 0
株式 0
暗号資産 0