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  作者: 瑠犀
21/31

21話

 浩平は、のそのそと動きながら起きると車は、一定の速度で走行していた。


「何時だ」

「松本様起きられましたか」

「ああ、おっとすまん」

「いえ、大丈夫です。時間ですが17時です」

「すまんな、水はある」

「あります。ひじ掛けを上にあげて頂ければお水が入っています」

「ありがと、ちなみに今どこ」

「ここは、玉野市ですね」

「玉野か」

「戻りますか」

「頼む」

「ご自宅で大丈夫ですか」

「いや、駅前のマンションのプラス岡山で」

「畏まりました」


浩平は、すまないことをしたなと思いつつ案だけのことをされたのだからこれくらいいいだろうと思っていた。すでに日も沈んできていた。結局玉野市でも岡山に近くだったようで30分ほどで入り口の車寄せに到着した。そこには、女性が立っていた。

 到着するとその女性がドアを開けてくれた。


「運転手さんありがと」


声を掛けて浩平は、車から降りた。女性にお礼をして中に入ろうとしたとき例の女性から声が掛かった。


「松本様でしょうか」

「はい」

「お待ちしておりました。岡山山陽不動産の江口です」

「あ、どうも」

「お買上ありがとうございます。寒いのでこちらに」


そう言って。江口と名乗った女性は、案内するように中に入って行った。


「今回お買い上げありがとうございます」

「いえ、ちなみになんですが私の権利の範囲は、どこまでですか」

「ご存じないのですか」

「ええ」

「では、ご説明いたします。松本様が今回お買い上げいただいたのはビル全体の権利と土地ですね。上に向います」


エレベーターに乗り込むと浩平はその速さに驚いていた。そのエレベータでも説明は続いていた。


「今回お買い上げいただいたビルですが、地下1階から20階までがホテルとなっていますここは、20年間は、店舗に主に権利がありますがこの契約は1年更新になっています。地下2階と21階から31階までの11フロアーが各部屋になっています。これが、契約のすべてですね」

「了解です」

「今、ご案しているのがオーナーのフロアとなっています」


エレベータには、30階と書かれていた。


「おー、綺麗だな」

「はい、このオーナーフロアは、東西南北すべてが見れるようになっています。」

「そうか、部屋の案内を頼む」

「畏まりました」


こうして部屋の案内が始まったのだが要約するとオーナーは、30階の半分と31階すべてが部屋となっている用で、30階が客間になっているようであり、3部屋ほどありすべての部屋が少しいいホテルのようになっていた。31階は、完全に1フロアー部屋であるようで寝室は2つありその部屋は、30階の部屋より豪華であった。またリビングには対面キッチンがあり部屋は、60畳であるようで書斎などいくつか部屋があるようであった。


「そうだ、部屋の家具をある会社に任せたいのだがいいか」

「大丈夫です。会社名を言っていただければこちらで仲介いたしますが」

「では、頼む。名前は、Careerに頼んでくれ」

「畏まりました。本日はどうされますか」

「そうだな。ここに泊まっていく」

「畏まりました。お部屋の準備が終わってないのですがどうされますか」

「そうだな下のホテルで」

「手配しておきます」

「頼む」


浩平は、窓の外を眺め出した。

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