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[第六十八話、1年目の浮気ぐらい多めにみてよ]

毎週、月、水、土、絶賛更新中!!


高評価にコメントも頼んまヾ(*’O’*)/す〜

レビューなんかもしてもろたら涙ちょちょぎれますわん


どうぞよろしゅうに〜


「どういうことか話してもらおうかしら?」


レイラが鬼のような形相で俺を見つめてくる。その目に射抜かれるような恐怖を感じ、まるで生まれたての子鹿のように震えてしまった。


「リン...あの...」


俺が何とか言おうとするも、声が震えてうまく出てこない。その時、リンが静かに、だが確実に言った。


「斬る...!」


ひぃぃぃ!すみませんすみませんでしたー!心の中で土下座しながら、俺は身を縮めた。これまでの人生で一番恐ろしい瞬間かもしれない。


「ごめんな、ジュリアずっと黙ってて」


フェイが申し訳なさそうに頭を下げる。ジュリアはどう反応していいのかわからないまま、ただ黙ってうつむくしかなかった。


「フェイちゃん...」


「ずっと言おう言おうと思っててんけど言えへんかって、すまん!」


フェイはしきりに謝っている、ジュリアに殴られるかもしれない覚悟で目を閉じ受け入れる体勢になるが


「フェイちゃんもユウマくんが好きなんだね♡ なーんだ私と一緒じゃん!これからはライバルだー♡ よろしく」


ジュリアはにっこりと微笑みながらフェイに抱きつく。その温もりを感じたフェイの目が、ほんの少しウルウルと潤んでいた


「「ユウマ...」」


そしてレイラとリンが俺に近づいてくる。その足音が、恐怖を一層深く感じさせる。ひぇ~、ホントに怖い…いや、冗談抜きで、怖いって。


もう、俺は死を覚悟して目をギュッと閉じた。その瞬間、タイミングよく、ローザさんが声を上げた。


「HEY! みんなお取り込み中のところ悪いけど、ゴーレム達が動きだしたわよ」


ナイス!ゴーレム!ナイス!ローザさん!心の中で小さくガッツポーズを決める。これで一時的にでも命が助かるなら文句はない。だが、どれだけ命拾いしても、状況はまだ変わらず。俺の心臓は高鳴り、汗がにじみ出ていた。

 


「ユウマもなかなか悪い男だな」


イクシーがニヤリと憎たらしい笑みを浮かべている。おいおい、他人事だからって、そんな面白がるなよ。


(まさか…我以外にも複数人と契約できるやつがおるとはな。やはりコイツといい、レイラといい…なにか隠し事があるのは間違いない)


イクシーの鋭い視線が俺に向けられるが、今はそれどころじゃない。周りの雰囲気がどんどん重くなっていく。


「ユウマ観念したほうがいいルー」


「そうそう!ここでもう決めちゃうでござるよ!」


「なにをだよ?」


俺が問い返すと、フレイアが突然元気に叫んだ。


「この5人の中から真契約を結ぶピィ!」


「はぃぃぃぃ!?」


俺は思わず声を上げた。今、この地獄みたいな状況で真契約の相手を決めろだって!?いやいや無理無理ムリムリ!頭が混乱して、ただ必死に首を横に振った。


(違う、今じゃない!そんなの無理だって!)


必死に目とジェスチャーで訴えた俺を見て、レイラがムッとした顔で俺を指差した。


「アンタねぇー!なにがムリムリなのよ!男ならしっかりしなさいよ!」


「まぁまぁ、じゃあボーイに今ここで選んでもらうのはどうかしら?」


ローザさんが微笑みながら、余裕たっぷりに提案してきた。その一言に場の空気が一気にピリつく。


「な!?今ここで選ぶんかいな…上等や!ウチも覚悟はできてるで!」


フェイ先輩が拳を握り、気合十分に叫ぶ。


「ついにユウマくんと真契約か♡ 帰ったらすぐに式場探さなきゃだね♡」


ジュリア先輩は顔を赤らめながら、幸せそうに胸の前で手を組む。


「みんなノリノリ…私も選ばれる自信はちょっとだけある…」


リンが小さな声で呟いたが、その表情にはどこか緊張の色が浮かんでいる。


どうしよう…マジでどうすればいいんだ。心臓がバクバクして、手汗が止まらない。これ、人生で一番絶体絶命な瞬間かもしれない。


5人は真剣な眼差しで俺を見ている。ホントに今ここで決めないといけないのか?


その時――。地面が揺れ、重い音を立てながら二体のゴーレムが完全に身体を起こした。俺たちを睨みつけるようにして襲いかかってくる。


「ゴーレムが動いてる!」


「ここは僕達に任せるじょ!」


「ユウマは早く決めるアル!」


「みんないくザマス!」


星獣たちが小さな身体でゴーレムの動きを必死に足止めしてくれている。その姿に一瞬の感謝を覚えたが、問題は何も解決していない。


心臓が張り裂けそうなぐらい緊張している…落ち着け、俺。大丈夫だ、俺。


深く深呼吸して、俺は目を閉じた。そして――決断した。


「みんなすまん!」


俺は覚悟を決め、行動に出た。


まずはリン。彼女の唇にそっとチュッと軽いキスをした。


「んぅ♡」


驚いて固まるリンを横目に、ジュリア先輩の頬に軽く唇を触れさせる。


「あん♡」


次はレイラ。彼女の口元にむちゅっと大胆に。


「ん♡」


フェイ先輩の目が合った瞬間、俺は一気にスカートを持ち上げ――彼女のお尻にぶちゅっと押し付ける。


「ひゃあっ♡」


最後にローザさんのところに駆け寄り、そのスラリとした太ももにぎゅむっと唇を押し当てる。


「Oh~♡ 」


――そして場が静寂に包まれる。


全員がキョトンとした表情のまま、微動だにしない。いや、これは間違いなく嵐の前の静けさだ。だが俺は逃げない。殺される覚悟で、全員の前で口を開いた。


「今ここで決めろっていうのは…ごめん、無理だ。でも、ちゃんと答えを出すから。それまで俺に力を貸してくれ!」


俺の声は震えていたけど、嘘はなかった。全員に向けて真剣な視線を送る。反応を待つ間、俺の心臓は早鐘のように鳴り続けていた。


「まぁ、ボーイがそういうなら仕方ないわね」

 

ローザさんが軽く肩をすくめて言った。その余裕ある笑みが逆に怖い。


「ん~、ちゃ、ちゃんと答え出しなさいよね!」

 

レイラは赤い顔をしながら俺に指を突きつけたけど、その声にはほんの少し柔らかさが混じっていた。


「なんやわからんけど…ちょっとだけ安心した自分がおるわ」

 

フェイ先輩は困ったように笑いながらつぶやく。けど、その目には信頼が宿っているように見えた。


「ユウマくんって、欲張りさんなんだね♡」

 

ジュリア先輩は相変わらずのマイペースでニコニコしながら近づいてくる。いや、近い近い!


「い、今だけだからね/// 許すのは…!」

 

リンは顔を真っ赤にして、言葉を絞り出すように俺に睨みを利かせた。いや、むしろ恥ずかしさで目を合わせられないんだろうな。


すると、イクシーが空気を読まずに割り込んでくる。

 

「イチャイチャしてるところ悪いが、早くゴーレムを倒してくれ」


「す、すまん!」

俺は背筋を正してみんなの顔を順番に見た。全員が俺を信じてくれている。これ以上の幸せがあるだろうか?


「さぁ!みんなで星獣たちを助けに行こう!」


この場の緊張を振り切るように叫んだ俺の声が響く。全員がうなずき、戦いの準備に入った。


ローザは一瞬でその場から跳び上がり。強靭な脚が空中でしなり、まるで鞭のような動きでゴーレムAに一撃を見舞う。しかし、ゴーレムAは鈍い音とともに一歩も引かず、その巨体を振りかざして反撃の拳を振るう。


「くっ!」

 

ローザは腕でガードしようとしたが、衝撃の勢いに耐えきれず吹き飛ばされ、壁際に叩きつけられる。粉塵が舞い上がり、周囲の視界が一瞬曇る。


「ローザさん!」

 

その光景を見たレイラが叫び、勢いよく前に出て、力強い声で呪文を叫ぶ。


『アビスフレイムッ!』

レイラの手から炎が放たれ、ゴーレムAにまっすぐ襲いかかる。だが、炎がゴーレムAの体に触れる瞬間、淡い光がその周囲に広がり、攻撃を弾き返した。


「はぁ!?魔法障壁ですって!」

 

レイラは驚きに目を見開くが、ゴーレムAは隙を逃さず巨腕を振り下ろす。彼女はなんとかバリアを張り防御するが、その衝撃で後ろに弾き飛ばされ地面に叩きつけられる。


「レイラ!大丈夫か!?」

 

フェイが慌てて駆け寄ると、傷を負った彼女にすぐに手をかざし、治癒魔法を唱え始めた。温かな光が漂い、レイラの傷を徐々に癒していく。


「助かりました…」

 

レイラは息を整えながら感謝を伝え、再び立ち上がる。その瞳にはまだ戦意が宿っていた。


一方、ゴーレムBは背後を向き、リンとジュリアの方向に無数のミサイルを放ち始めた。黒煙とともに飛び出したミサイルは狭い廊下を埋め尽くし、爆発音が響き渡る。


「きゃー!」

 

ジュリアは悲鳴を上げつつ壁際に走り寄り、壁を使って跳ぶように動く。その隣でリンは冷静に周囲を観察し、同じように壁を蹴って勢いをつける。


「ジュリア先輩、こっち!」

 

リンが指示を出し、ジュリアもそれに従う形でミサイルの追尾をかわしていく。だが、爆風が二人の背中をかすめ、衣服の端を焦がした。


「うわーんスカートが焦げた〜!」

 

ジュリアが声を上げる中、リンはちらりと振り返りながら一言。


「大丈夫です、パンツは見えてません」


「よし、俺も反撃に...」


意気込みを込めてつま先で地面を蹴り出し、全身に力を込めた瞬間だった。


ドクン、ドクン!


身体中を脈打つような衝撃が走り、一瞬で視界がぼやける。な、なんだ?この感覚...。息が詰まり、胸が押しつぶされるような苦しさが俺を襲った。


「ぐっ...!」


膝が折れて、地面に崩れ落ちる。


「ユウマ!どうしたルー!?しっかりするルー!」


ホッパーが駆け寄り、俺の肩を揺さぶる。だが、答えようとするたびに言葉が喉に詰まる。声が出ない。


全身が熱い。骨の内側から何かが溢れ出そうな感覚がする。俺は自分の胸元に手を当てた。


ドクン、ドクン、ドクン!


脈がさらに激しくなり、体中が何かに飲み込まれていくような感覚。まるで体が分解されて再構築されるような奇妙な痛みが襲い、次第にそれが痛みではなく力へと変わっていくのがわかる。


「ユウマ...!」

 

ホッパーの声が遠くに聞こえた。俺は苦しさと同時に体中から湧き出す圧倒的な力に圧倒されていた。


バチバチッ!


次の瞬間、全身から魔力が爆発的に放たれる。黒紫のオーラが体の表面を覆い、その勢いで周囲の空間が歪むように揺らめく。髪が逆立ち、俺の目からは異様な光が放たれているようだ。


「な、なんだこの力は...俺の中で何が起きている...!」


魔力が止まらない。いや、止められない。周囲の空気が圧迫され、ゴーレムたちの動きすら一瞬止まったように感じた。


俺は膨れ上がる魔力に飲まれないよう、意識を集中させる。だが、それは容易なことではなかった。



覚醒した俺の体から放たれる魔力は、まるで別の存在が憑依したかのようだった。全身が軽い。動きが滑らかで、視界も研ぎ澄まされている。


「ファイヤーガール危ない!」


「え?」


一瞬のスキを狙いゴーレムが腕を外しレイラの背後を狙う


レイラが受け身をとる...だが弾き飛ばされるような音が聞こえた


ゆっくりと目をあけると自分の前には髪の毛が逆立ちユラユラと目に見えるほどの魔力が宿ったユウマが立っていた。


「ユ、ユウマ?」


「レイラ下がってろ」


「う、うん」


あまりの豹変に困惑しながらもユウマの指示にしたがった 


「来いよ」        


挑発するようにクイクイっと指を曲げる、するとゴーレムAが大きな拳を振り下ろしてきた。圧倒的な重量感が地面を砕き、衝撃波が辺りを吹き飛ばす。だが、その攻撃は俺に届かない。


脚に魔力を集中させる。鮮烈な炎が脚を覆い、勢いよく蹴り上げた俺の蹴撃が、ゴーレムAの腕を粉砕した。


ゴォン!


鋼鉄の巨体が揺れる。その隙を狙い、さらにもう一撃。回転するように脚を振り抜き、今度はゴーレムの脚を砕いた。


崩れかけたゴーレムAが最後の反撃とばかりに胴体を回転させ、鋭い破片を飛ばしてくる。俺は即座に跳躍し、後方へ大きく飛び退る。宙で一回転し、地面に無傷で着地した。


新たに召喚されたのは黒く長い刀。持つだけで体に溶け込むような感覚がある。


「アレって...妖刀漆夜(しつや)」 


ゴーレムAの残った部分が俺に向かって突進してくる。全身に魔力を込め、刀を振り下ろすと、鋭い風切り音と共にゴーレムAは一刀両断された。


巨体が地に沈み、砂煙が舞う。


「次はお前だ...」


ゴーレムBは腕を伸ばし、鋭い槍のような爪を何本も飛ばしてきた。俺はそれを刀で弾き、蟷螂鉄糸を召喚する。


細く鋭い糸がゴーレムBの全身に巻きつき、瞬く間に拘束される。その瞬間、無数の雷球が生成され、ゴーレムに浴びせられる。


雷が炸裂し、ゴーレムBの表面が焦げ付き、動きが鈍る。それでも完全には止まらない。


ゴーレムBの最後の攻撃を見据え、俺は再び地面を蹴り上げて跳躍し、回転しながら空中で大きく距離を取る。


「トドメだ...!」


俺の手に戦鎚が現れる。その重みと炎の力が一体化し、燃え上がる火の塊となる。ゴーレムBが突進してきた瞬間、全身全霊を込めて戦鎚を振り下ろした。


ゴーレムBの頭部が砕け、粉々になり、巨体が地面に崩れ落ちる。


砂煙の中、俺は戦鎚を肩に担ぎ、静かに立っていた。


「終わったな...」


周囲の魔力がゆっくりと消えていき、体から力が抜けるような感覚が戻ってくる。



戦いを終え、ユウマは膝をつき、そのまま地面に倒れ込んだ。


「うへぇ…」


全身から力が抜け、顔を砂埃に埋めた彼に、仲間たちが駆け寄る。



「さっきの力、一体何だったのよ?」レイラが険しい顔で問いかける。


ユウマは辛そうに顔を上げ、額に汗を浮かべながら答えた。

 

「わかんないよ…急に力が湧き出して…でも、あれは俺の力じゃない…たぶん…」


言葉を探しながら話すユウマの傍らで、フェイが静かに治癒魔法を施す。淡い緑の光が彼を包み込む中、リンが一歩下がった場所で独り言のように呟いた。


「あの刀…間違いない。あれは妖刀、漆夜だった」


イクノシアが目を細め、静かに考えを巡らせていた。


(漆夜…まさか。我を封印した憎き男剣崎小十郎が持っていた刀だ。なぜあの男の手に渡っている…?)


するとホッパーが持つキーポートが突如明るく光を放った。


「あっ!キーポートが反応してる!」


ジュリアが興奮気味に叫ぶ。


目の前の空間が揺らぎ、歪むようにして新たなゲートが出現する。その向こうには別の世界が見えた。


「これで帰れるじょ!」


ムニエルが嬉しそうな表情を見せる。


「私がボーイを担ぐわ、さぁボーイ立って」


「ちょ、ちょっと待て!俺は自分で…」ユウマが顔を赤くして抗議するが、ローザは容赦なく彼を担いだ。


皆がゲートに向かって歩み寄る。その瞬間、ゲートの向こう側から影が現れた。


ドォン!と


4人の人影が勢いよく流れ込むように飛び出してきた。


「痛い…」


「大丈夫、アリヤちゃん!」


「雛音さん!いきなり空間を広げるなんて、無礼ではございませんこと?」


「わっちはなにもしてないコン!」

 


「え?誰?」

 

フェイが困惑した声をあげる。


「あっ、お前ら…」

 

ユウマは思わず声を漏らす。


「まぁ!お久しぶりですわね。まさかこんなところで再会するなんて、なんという偶然でしょう」

 

ダミアナは淡々と話しながら大鎌を召喚し、鋭い目でユウマたちを睨む。


「次に会ったら首をいただくと申し上げましたわね。さあ、約束を果たしますわ!」

 

ダミアナは迷いなく襲いかかる。しかし、振り下ろされた鎌は途中で止まった。


「そ、そこにいるのは…魔王様ではありませんか?」

 

目を見開き、鎌を引くダミアナ。その視線はユウマの背後、イクノシアに向けられていた。


「や、やぁ」

 

イクノシアは気まずそうに手を挙げる。


「魔王様、今までどこにいたコン!?わっちたちはずーっと探していたのに!」

 

雛音が声を荒らげる。


「すまぬ、我としたことが迷ってしまったようだ…」

 

イクノシアはしれっと謝罪するが、その姿にダミアナたちの表情は怒りを通り越して呆れ気味だ。


「アンタ!イクノシア・シャドウレイヴなの!?魔王なの!?」

 

レイラが驚きの声を上げると、イクノシアは急に背筋を伸ばして高笑いを始めた。


「グハハハ!そうだ!我こそがイクノシア・シャドウレイヴだ!」


「魔王のくせに覇気ゼロね」

 

レイラがおどけた顔で冷たく言い放つ。


「う、うるしゃい!」

 

イクノシアは恥ずかしそうに顔を赤らめ、声を荒げた。


そのやり取りを見ていたアリヤがサーベルを構え、冷静な声で尋ねる。

 

「魔王様…こいつら殺す…?」


「いや、今回は逃がすとしよう」

 

イクノシアはきっぱりと言い切った。


「な、何故ですの!?」


「此奴らにはいろいろと礼になった。それに、不利な状況で相手を討つのは我のプライドが許さぬ」

 

イクノシアはそう言ってゲートに片足を突っ込むが、ダミアナたちは別の方向へ歩き出す。


「え?なになさってるんですか?こっちに行きますわよ」


「はにゃ?、でもこっちからじゃないと帰れないのでは?」


「ここはわっちたちオブキュラスが管理する島なのをお忘れコン?」


「え、それじゃあ…飛べないように張ってある障壁は…?」


「あんなもの、すぐ解除できますわ」

 

軽く返すダミアナにイクノシアは目を丸くし、慌てて追いかける。


「待ってー!置いていかないで!」

 

イクノシアは焦りながら手を振り、去っていく寸前、振り返りこう言い放った。


「この数日間、楽しかったぞ♪ さらばだ!」


手を振るその姿を見送るユウマたち。しばらく呆然としていたが、イクノシアが完全に見えなくなると、皆同時に大きな溜息をついた。


俺達はその後空間に入る、そこは運良くマジカラビアの広場『カラビア広場』だった。


こうして、俺の長い長い夏休みは終わった


いろんな事が起きたけど、とりあえず寝よう...


[おまけ]


「全く魔王様ったらお人好しにも程がありますわ」


「だってーもう疲れてたもん」


空飛ぶクルマの車内の中、助手席から永遠と説教するダミアナに後部座席からなんども言い訳を放つ魔王


「まぁ、でもよかったです♪ 魔王様が見つかって」


「そんなこと言ってくれるのサミラだけだよー」


「サミラお姉ちゃん、魔王様を甘やかしちゃダメ...」


「にゃははは、魔王様が帰ってきてみんな嬉しいコン」


「みんなー!大好き♡LOVE♡」


「それで済むと思うなですわ!」


「ぴえーん!」


次回![第六十九話、囚われの姫と二人の王子・前半]            

第六十九話を読んでくださったそこのアナタ!

次回も読んでくれると嬉しいです(。•̀ᴗ-)✧

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