[第六十六話、ダメ♡もっかい最初から!]
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レビューなんかもしてもろたら涙ちょちょぎれますわん
どうぞよろしゅうに〜
一緒に戻るとみんなに怪しまれそうだから
俺はローザさんに「先に戻ります」と伝えキャンプに戻ることにした
ローザはじっと、ユウマの背中を見つめ続けた。その目には、微かな期待と切なさが混じり、複雑な感情が浮かんでいる。だが、ユウマが完全に森の闇に溶け込むと、ローザはふと現実に引き戻されたように目を伏せた。胸の中で静かに渦巻いていた感情が、不意に重たく沈む。
「ローザ、わたすぃ達も早く戻って寝ようザマス...」
ティアが軽やかに蹄を鳴らして近寄りローザのそばで足を止め、無邪気な様子で彼女を見上げるティアだったが、その小さな顔が驚きに染まった。
「ローザ泣いてるザマス?」
ティアの声は小さかったが、静かな星空の下では痛いほどはっきりと響いた。ローザは慌てて顔を背けたが、頬を流れる涙が隠しきれない。ティアの心配そうな表情に、ローザは困ったような笑みを浮かべ、そっとその頭を撫でた。
「泣いてなんかないわ。ただ...」
震える声が言葉を止めた。彼女の瞳は潤んだまま、遠くに去ったユウマの姿を思い浮かべている。
「きっと叶わない恋なのね...だって、ボーイからは...愛を感じなかったもの。」
言葉を絞り出すように呟いたローザの声はかすれ、涙が次々と溢れる。ティアは戸惑いながらも、ローザの頬を小さな鼻先で軽くつつく。それが励ましの仕草だと気付いたローザは、無理に微笑みを作りティアに顔を向けた。
「ありがとう、ティア。もう少ししたら戻りましょう。それまで少しだけ...Stay by my side」
ティアは何も言わず、静かにローザの隣に寄り添った。
俺は先にキャンプに着いた...
だがなんだか身体の調子がおかしい
昼間からずっと身体が火照ってるし
それにいま、凄く気分が悪い
「結構ヤバいかも...」
俺はその言葉を最後に倒れるように草のベッドに気絶するように眠った。
8/28
あー頭が重い…。身体の節々が痛いし、これ風邪引いたか?
俺は鉛のように重い身体をどうにか起こし、周りを見渡した。薄暗い洞窟の中には誰の姿も見えない。
「あれ?誰もいないのか?」
すると背後からやわらかな声が聞こえてきた。
「おはよう。」
振り向くと、リンが朝食らしきトレイを持って立って小さく微笑んでいる。
「おはよう、みんなはどこ行ったんだ?」
「みんなはね、昨日レイラとイクシーさんが進んだ谷に行ったよ。他に谷を越える方法がないか探しにね。」
「そうか。」
俺はそう返事をしたが、全身のだるさで話に集中しきれない。するとリンが少し心配そうに覗き込んできた。
「それより、体調大丈夫なの?今朝起こそうと思ったらすごくうなされてたよ。」
「たぶん風邪引いたな…。ブァックション!」
突然のくしゃみに、でろーんと鼻水が垂れてしまった。なんとも情けない姿だ。恥ずかしさで顔を覆ったが、リンの口元がほんの少し緩んでいるのがわかる。
「いま、笑っただろ!」
俺が指摘すると、リンは慌てて手で口を押さえたものの、目が笑っている。
「ごめんね、可笑しくてつい。」
まだ肩を震わせて笑っているリンを見て、俺はため息をついた。リンって時々こういう意味不明なところでツボるから、ほんと謎だ。
リンは笑いをこらえながら、トレイに乗せたスープを俺に差し出してきた。
「スープ作ったから、食べてね。」
「ありがとう。いただくよ。」
スープを受け取って飲もうとしたその時、横から突然の影が飛び込んできた。
「栄養満点の粉だルー!」
「うわっ!なに挿れてんだよ!」
俺のスープに、ホッパーが謎の粉をドバっと投入してきた。ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべているホッパーを、俺は思わず睨みつける。
「あっ!ホッパー、ダメでしょ!勝手にそんなの挿れたら!」
リンが声を上げたが、ホッパーは「ルールー」と言いながら、イタズラくそガキムーブ全開で笑いながら走り去ってしまった。
「仕方ない奴だな…。全く。」
俺は溜息をつきながら、スプーンでスープをかき混ぜた。何が入ってるかわからないから気が進まない。
「さっき私のスープにも同じ粉を入れてきたんだから、本当に困るよね。ちゃんと躾けないとダメだよ。」
リンが真面目な顔でそう言いながら自分のスープを見つめている。俺は軽く肩をすくめて謝った。
「悪い、俺がちゃんと言っとくよ。」
そう言いつつ、結局スープを飲み始めた。変な味がしないことを願いながら。
「ふぅー、ごちそうさま。」
俺は空になったスープの器をトレイに置き、ぐったりと身体を伸ばした。全身のだるさがまだ残るけど、熱々のスープのおかげで少しはマシになった気がする。
「お粗末様でした。」
リンがテキパキと食器を片付け始める。小さな手が器やスプーンを器用にまとめている様子は、なんだか見ていて落ち着く。カチャカチャと食器が触れ合う音が、静かな朝のキャンプに心地よく響いた。
「上手く行けば明日で帰れるよな。」
俺の不安そうな声に、リンは片付けの手を止めてこちらを見た。彼女の瞳は穏やかで、どこか優しく微笑んでいる。
「大丈夫だよ、きっと。だからユウマは早く風邪治してね。」
「サンキューな。」
俺は微かに笑いながら礼を言ったが、次の話題に少し迷った。あのことを聞くべきか。でも、今しかない気がして思い切って話を切り出した。
「てか昨日ジュリア先輩から聞いたよ、二人で話し合ったんだってな。」
リンは一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに頷いて小さく笑った。
「うん。いつまでも意地張っても仕方ないし、ずっと仲悪いままじゃ、みんな嫌だと思うから。」
「全部俺が悪いよな、あの時。リンと約束してたのに、結局ジュリア先輩の押しに負けて行けなかったから…。」
「ほんっとにそう。」
リンは俺の言葉に被せるようにして、まさしくお前が悪い!と言わんばかりに力強く返してきた。
「すみませんでした。」
俺は思わずモルモットのように小さく身体を丸める。肩をすぼめたままリンの反応を窺うと、彼女は思ったより楽しそうに笑っている。
「怒ってないから、大丈夫だよ。」
リンの柔らかな声に安心した俺は、少し冗談めかして言った。
「リンは優しいな。」
すると、リンの動きが一瞬止まった。彼女の手がトレイを持ったまま微妙に揺れる。
「…好きだから許せるんだよ、バーカ。」
リンが何かをボソボソと呟いたが、小さな声すぎて聞き取れない。
「なんて?聞こえなかったんだが。」
俺が首を傾げながら聞き返すと、リンがクルッとこちらを向いた。その時、彼女の頬がほんのり赤く染まっているのに気づく。
「な、なんでもない!聞こえなかったならそれでいいの!」
リンが早口でごまかすように言いながら顔をそらした。
その仕草がなんだか可笑しくて、俺は思わずクスッと笑ってしまう。でもその笑い声もすぐにかすれてしまった。身体がどんどん熱くなってきて、耳鳴りがひどい。
「あれ…。なんか、聞き取りづらいな。それに…身体が、昨日みたいに熱い…。」
気だるさと熱のせいで視界がぼやける中、リンが心配そうにこちらに近づいてくる。その表情は焦りと不安が入り混じり、少し頬が赤いのは焦燥のせいだろうか。
「ユウマ、大丈夫?顔がすごく赤いよ…」
俺は微かに笑みを作り、重い身体を少しだけ起こした。
「大丈夫、ちょっと熱が上がったかも」
そう言いながら、汗でべたつくシャツの襟元を指で引っ張り、涼もうとする。リンの視線が一瞬俺の動きに釘付けになるのが分かった。
「暑いな…」
俺はそう呟きながら、シャツのボタンを一つ外す。涼しい空気が胸元に触れ、少しだけ楽になる。その瞬間、リンの生唾を呑んだ音が聞こえた。
「な、なにしてるの?」
顔を赤くして目をそらすリン。彼女の視線がさっきまで俺の胸元にあったのを見逃さなかった俺は、意地悪な笑みを浮かべた。
「ん?暑いから脱いでるだけだよ。…そんなに気になる?」
少し身を乗り出して問いかけると、リンは慌てて後ろに退こうとする。
「き、気にならないよ!全然!」
焦って否定する声とは裏腹に、耳まで赤く染まった彼女の顔が可愛い。俺はつい笑ってしまい、さらに彼女に近づく。
「本当?でも、さっき目が泳いでたけど。」
「そ、そんなことない!」
リンは言葉を詰まらせながら、必死に手を振る。その動きがまた子猫みたいで愛おしい。俺はじっと彼女の顔を見つめながら、さらに彼女の方に身体を傾けた。
「嘘ついてない?」
低い声で囁くと、リンがびくりと肩を震わせた。その瞳が一瞬俺の目を捉えたが、すぐに恥ずかしそうに逸らされる。
「ユウマ、近い…よ。」
消え入りそうな声が耳に届く。その弱々しい反応がたまらなく愛おしくて、俺は彼女の手をそっと取り、軽く引き寄せた。
「近い方がいいだろ?」
リンが小さく震えながら俺を見上げる。その視線には驚きと戸惑い、そして少しの期待が混じっているように見えた。俺は彼女を安心させるように微笑み、そっと額に手を当てた。
「熱はないみたいだな。…俺の熱がうつったら困るけど。」
そう言いながら、彼女の頬に指が触れる。その瞬間、リンが小さく息を呑み、動きを止めた。
「ユウマ…」
小さく名前を呼ばれる声に胸が高鳴る。俺はそのまま彼女の顔に近づき、唇が触れる寸前で止めた。
「…怖い?」
囁くように問いかけると、リンはゆっくりと首を振った。彼女の瞳がそっと閉じられるのを見届け、俺は軽く唇を重ねた。
リンの唇は柔らかくて温かい。俺はそっと顔を離すと、リンは目を伏せたまま、顔を真っ赤にして俯いている。俺はなにも言わずリンの肩を軽く押し、ベッドに横たえた。リンは驚いたように目を見開き、さらに顔を赤らめる。
「ユウマ…恥ずかしいよ。」
震える声でそう言う彼女を見て、俺は自然と微笑んだ。
「大丈夫、恥ずかしがる必要なんてない。」
そしてズッキュン♡バッキュン♡と1つになった
ピンクな組体操が終わった後って、無性にタバコが吸いたくなるものだ...転生前なら吸えたのになぁ...
「さ、みんなが返ってくる前に汗を流しに行こうか...どした?具合でも悪いか?」
やたらモジモジしてるリン、そして口をアワアワさせながら言った一言が俺の息子をまた覚醒させてしまう
「まだダメ...もっかい最初から♡」
昨日と同じように、深く切り立った谷に到達した一行。辺りには静寂が広がり、冷たい風が吹き抜けていく。険しい断崖の向こうには見渡す限り広がる岩壁と暗闇だけが広がっていた。
「見事に真っ二つに別れてるやん。」
フェイが軽い調子で言いながら、ぴょんぴょんと足を踏み鳴らしながら周囲を見渡す。その顔には、どこか楽しげな笑顔が浮かんでいるが、その後ろでレイラが少し落胆した様子でため息をつく。
「これじゃあ、先に進めないわね。」
レイラの眉間には深いシワが寄り、少しだけ肩を落とした。
「これはお手上げっちゅう話しやね。」
「ヤダヤダー!アタシ一生ここから出られないとか死んでもヤダー!」
レイラは腕を振り回しながら、まるで子どものようにジタバタとただをこね始める。
その時、辺りの散策から戻ってきたイクノシアとローザ、そしてジュリアが合流した。
「ティア達が帰ってきたピィ。」
フレイアが元気に叫び、ティアが駆け寄る、その光景に、仲間たちの顔が少し和らいだ。
「おかえりなさい、どこか渡れそうなところありました?」
レイラが尋ねると、ローザは少し誇らしげに胸を張って、ニヤリと笑いながら言った。
「なんにも無さすぎナッシング。」
その言葉に反応することなく、イクノシアが真剣な表情を崩さずに口を開いた。
「数日かかるが、みんなで橋を作るかイカダを作って向こうに渡ろう。それしか方法はない。」
イクノシアの言葉に、レイラをはじめ、他の女子たちが口を揃えて文句を漏らした。
「ええー!ヤダー!」
「絶対にイヤやー!」
ジュリアもその声に乗って、甘い声で顔を横に振りながら言った。
「イクシーさん、それは無理ー。」
ローザはそんな声を無視して、不敵に笑うと、何かひらめいたように目を輝かせて言った。
「私にいい考えがあるのよ!」
「ローザ先輩のいい考えなんて、当てにならないよー!」
ジュリアが挑戦的な口調で、少し不安そうにローザを見ながら言ったが、ローザはその言葉に耳を貸さずに一層にやけ顔を見せた。
「まぁ、見てなさい!」
ローザは自信満々に手を上げると、ティアを見て指示を出した。
「ティア!私に魔法をかけて!」
ティアはキリッとした目つきで返事をした。
『了解ザマス!バーニングレッグ!』
ティアの呪文と共に、ローザの足元から炎が湧き上がる。その炎は、彼女の両足を包み込み、金属の鎧のように輝いている。まるで火を纏った戦士のように、ローザの足は強く、輝きを放つ。
その姿を見て、フェイが目を大きく見開き、慌てて叫んだ。
「ちょ!ローザ先輩!まさか!?」
ローザは「バーイ♡」とだけ言い残し深い谷に向かって飛び込んでいた。
風を切る音と、ゴゴゴという低い音を立ててローザは一気に谷底に向かって落ちていく。その動きは、まるで猛禽類のように鋭く、目にも止まらぬ速さで落ちていった。
ローザが谷底に着地すると、岩壁が音を立てて響き、空気が震えた。彼女はその着地の衝撃をものともせずに、深呼吸をひとつすると、すぐに目にも止まらぬ速さで次々と岩壁を蹴りながら登り始める。
「すごい、あんなに速く蹴るなんて!」
ジュリアが目を見開いて、その凄技に息を呑む。ローザはまるで岩を踏み砕くかのように蹴り続けた。その蹴りの威力は、次々と岩壁を崩し、ゴツゴツとした不揃いな岩が地面に落ちる
そして、見事に谷底を越えるための地面が出来上がってしまった。
「レイラよ、お主の仲間はヤバいやつの集まりか...」
「みたいね」
[おまけ]
「うわー...なんすかあんなリン様見たことないッスよ...リン様もちゃんとした乙女なんすね」
ヤマトマルは小さく2人の愛のダンスを覗き見しているとふいに羽を掴まれる感覚がした
「ん?なんた?」
ヤマトマルが一言つぶやいた瞬間、右羽を上にされ綺麗なサソリ固めをハメられてしまう
「いでででで!なにするでござるか!ホッパー!」
「プロレスごっこルー!昨日ティアに教えてもらったルー!お師匠とユウマもプロレスごっこしてたからホパもしたいルー」
「ギブギブ!羽が折れるー!」
ボキ!ヤマトマルお大事に...
次回![第六十七話、浮気がバレたら?素直に謝ろう]
第六十六話を読んでくださったそこのアナタ!
次回も読んでくれると嬉しいです(。•̀ᴗ-)✧




