[第五十三話、愛すべき後悔はこの涙と机にしまったラブレター]
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レビューなんかもしてもろたら涙ちょちょぎれますわん
どうぞよろしゅうに〜
「フロストウルフは確認できたでごわすか?」
「いや、全くだな…おーい!ルーシー!そっちはどうだ?」
レオが少し大きな声でルーシーに呼びかける。
「こちらも姿は確認できません」
「気まずい雰囲気ならどこか違う場所を見回りするロン?」
「大丈夫です、ありがとうペンドルトン」
ルーシーは笑みを浮かべ、ペンドルトンの頭を優しく撫でた。いつも気を使ってくれる彼の存在に、彼女の心は少し温かくなった。
「じゃあ次はこっちを探そうか」
レオが提案し、4人は足元に注意を払いながら、静かに雪道を進んだ。しかし、どこか互いに距離を取ったままで、気まずい空気が漂っていた。
しばらく進んだ後、ルーシーが歩いていた先に、雪で積もっていて見えなかった大きな落とし穴にバランスを崩して落ちそうになった。
「ルーシー!」
レオは瞬時に反応し、ルーシーの腕を素早く掴んだ。力強く手繰り寄せ、自分の胸の中に抱き寄せる。
「大丈夫か!?」
「は、はい//」
(なにをドキドキしているんですか..僕はもうレオさんに振られたのに、あぁもう..僕のバカ)
ルーシーは赤面していることがバレないように顔を下にする
「レオさん離してもらってもいいですか?」
「あぁ!ごめんごめん」
二人の空気感を察した二匹はなにも言わずその場から離れた。
「この前はホントにすまなかった」
ルーシーに向かって頭を下げるレオを見て、自分が一方的に好きなだけなのに謝らせてしまったという状況に涙が溢れるルーシー
「レオ先輩は悪くないです...僕が勝手に先輩のことが好きなだけで」
「それでも俺がルーシーを傷つけたのには変わりない!」
「そんなこと……」
その瞬間、フロストウルフが姿を現し、冷気のブレスを二人に向けて放った。
『俺の後ろに下がれ!アクアリフレクト!』
レオは叫び、瞬時に水の魔法を発動させた。水が渦を巻いて浮かび上がり、攻撃を防ごうとするが冷気のブレスが盾に触れると、一瞬で水は氷に変わり、水の盾が崩れてしまう
さらにもう一匹のフロストウルフが後ろから現れる、レオは大剣を呼び出してフロストウルフに力強く振り下ろした。
同時に、ルーシーも「フリーズスパイク!」と唱え、氷柱を放つ、ハルバードを手に持ち、もう一匹のフロストウルフを突き刺そうと構えた。
しかし、フロストウルフはレオの攻撃をまるで風のように避けるとフロストウルフがレオに向かって鋭い爪を振り下ろす。
ルーシーも同様に、強靭な後ろ足で蹴り上げられ、空中に舞い上がった。
「うあっ!」ルーシーは思わず声を上げる。身体が宙を舞う
「ルーシー!」と叫び、エドワードは口から水を吹き出した。水はまるで流れ星のように弧を描き、ルーシーの元へと向かう。彼の魔力が込められた水は、まるで優しい手のようにルーシーを包み込み、彼女を安全な地面へと引き寄せる。
「ありがとうです、エドワード」
「問題ないでごわす」
「よくもルーシーをやってくれたロン!」
小さな杖をフロストウルフに向け自分よりも大きな本を手に持ちペンペン..となにやら呪文を唱える
すると杖の先から青白い魔力が一箇所に集まるその瞬間
『アイスペンレーザー!』
目を見開き呪文を唱える、青白い魔力はフロストウルフに向かって一直線に伸び右足にヒットするとたちまち右足は氷漬けになり相手はバランスを崩し倒れてしまった。
好機と見なしたレオは倒れたフロストウルフの首を狙い定め『アクアブレイカー!』と叫び大剣に水を纏わせ首をはねる
なんとか一匹のフロストウルフは倒せたものの、もう一匹のフロストウルフがレオにタックルをかますとレオはルーシーの元まで吹き飛んでしまう。
「レオ先輩!」
倒れたレオに寄り添い心配そうか顔で見つめるルーシーに「平気平気☆」といつもの笑顔で笑うレオ
首がないウルフに近寄るもう一匹のフロストウルフ先程までの威勢はどこいったのかクゥーン..と悲しい声で泣き相手が死んでしまったことを悲しんでいるようだ
「まさかあの二匹夫婦だったのか..」
レオがそう言うと悲しんでいたフロストウルフが突然空に向かって吠え始める。すると今まで纏っていた冷気よりもさらに強力な冷たい冷気を纏うとこちらを憎しみの目で見つめ凄まじいスピードで襲いかかってきた。
『マズイ!冷徹なる氷よ、護りを築け!フリーズガード』
ルーシーが慌てて魔法を唱えると大きな氷の障壁が氷の地面から現れ相手の強力な突撃を防ぐ
だが怒り狂っているフロストウルフは氷の障壁を壊そうと何度も身体をぶつけている。
「流石はこの土地にいる最強の魔物だ..これはどうするか」
持ってあと少しあまり考えている余裕はなさそうだなとボロボロの身体をお越し大剣を構えるレオに
「レオ、ルーシー、フロストウルフを倒すならもう契約しかないロン」
唐突な契約発言をするペンドルトンにワタワタとした表情を見せるルーシーといまこの関係の俺達にそれいう?と言った顔しているレオ
「気まずいのはわかるでごわすがアイツを倒さないとリンもユウマも死ぬことになるでごわすよ」
二匹は目を閉じてるからと2人に背を向ける。
「あ、あのレオ先輩、嫌なら大丈夫ですから!僕はまだ魔力がありますしそ、それにさっきみたいにバランスを崩せば勝てるかもしれません!」
「そうかもしれないけど、水と氷はアイツに戦うのは不利だ..もしルーシーが嫌じゃないなら契約しよう」
「だけどだけど..」
(言えないし聞けない..契約してくれるってことは僕のこと好きになったんですか?って今この状況で違うって言われたらショックで契約できそうもないし、だからってウソつかれて契約されるのも嫌だ..でもでも、この状況を乗り越えるためには仕方ないことですよね)
意を決したルーシーは
「わかりました、契約してアイツを倒しましょう」
「俺なんかが契約の相手でゴメンな」
何も言わずルーシーから手を繋ぐ
すると足元に魔法陣が現れる。光が二人を包み込み、緊張感が漂う
「僕が呪文を唱えますね」
「いや、俺が言うよ」
レオはそう言うと呪文を唱え始めた
「我が魂と汝の魂を繋ぎ、共に歩む力を授けよ。この契約により、我らの魔力は一つとなり、限りなき力を発揮せん。」
「唇が一番早いから唇でいいよな」
「あっ..はい..」
レオは深呼吸してからルーシーの唇にキスをした。
自分だけの魔力が入ってくることがこんなにも心地よいなんてと思ったルーシー
目を少しだけ開け、レオの姿を見つめながら、叶わぬ恋だとわかっていながらのキスは、こんなにも悲しい味がするのだと感じる。
ルーシーの頬に一粒の涙落ちる。
二人の周りに眩しい光が溢れ始めた。その光は徐々に強さを増し、まるで星の粒が彼らを包み込むかのように輝く。そして二人の魔力が一つになった証として、光は収束し、静けさが戻る。
「エドワード久しぶりに神獣に進化だ!」
「ペンドルトンも行けますね!」
ロン!ごわす!頷く二匹に二人は呪文を唱える。
「星獣ペンドルトンよ我の力を使い神獣に進化せよ」
「星獣エドワードよ我の力を使い神獣に進化せよ」
ペンドルトンの足元に水色の魔法陣が現れ、周囲を柔らかい光で包み込む。小さなペンギンの姿から、徐々にその形が変わっていく。光の中で、ペンドルトンは氷の王様のような威厳ある姿へと進化していく。彼の首には大きな白いファーが広がり、凍てつく冷気を纏った存在感が増していく。
進化を遂げたペンドルトンは冷たさと威厳を兼ね備えた姿になっていた。
次にエドワードの進化が始まる。彼の足元にも青色の魔法陣が現れ、今度は深い青い水が彼を包み込む。水が弾ける瞬間、エドワードの小さな亀の姿が変わっていく。髪が長く伸び、まさに水神のような人型へと進化していく。
まるで水の精霊のように美しく、神秘的なオーラを放っていた。
新たな力を持ってフロストウルフに立ち向かう準備を整えた。
氷の障壁が砕け、フロストウルフがその怒りの咆哮を上げる。
「行くロン!」ペンドルトンが叫び
宙に氷柱を形成する。彼の足元に現れた水色の魔法陣が輝き、氷柱はフロストウルフへと向かって飛び、見事に命中した。しかし、フロストウルフはそれをものともせず、怒り狂った表情で突進してくる。
「気をつけろ、ペンドルトン!」
エドワードが警告する。彼は動きを敏捷にし、周囲の水を集めて泡を作り出す。フロストウルフがペンドルトンに向かって突進する瞬間、エドワードは泡を爆発させ、その視界を遮る。
ペンドルトンとエドワードは、フロストウルフとの壮絶な戦いの中で、互いの力を結集する決意を固める。冷気と水の力が交錯する瞬間、彼らの魔法が融合する。
『これで終わりでごわす、ディープオーシャンバブルデリュージョン!』エドワードが魔法を唱えると、周囲の水が一斉に集まり、深海から湧き出るような巨大な泡が形成される。泡はフロストウルフを包み込み、動きを封じ込めようとする。
同時に、ペンドルトンも力を込めて魔法を発動する。『クリスタルブレイク』彼の周囲で氷の結晶が集まり、冷気が渦巻く。氷の結晶が次第に巨大化し、彼の魔法がその力を増していく。
氷の破片がフロストウルフを貫くと絶叫し地面に崩れ落ち、強烈な冷気が静まる。二匹は、力を合わせてフロストウルフを打ち倒したことを実感し、勝利の喜びを噛み締める。
「やりましたね!ペンドルトン流石は僕の星獣です」
ペンドルトンに抱きつき凄い凄いと何度も褒める、ルーシー
「久しぶりの神獣の姿カッコよかったよエドワード」
「ありがとうでごわす」
「ずっとそのままでいてくれたら俺も楽なのにー」
そんな冗談を言いながらも拳と拳を合わせお疲れとジェスチャーを交わすレオとエドワード
「あのレオ先輩」
「俺達契約しちゃったな(笑)」
「はい..でもこれっきりにしましょう今回は仕方なかったということにして」
「じゃあこれからずっと気まずい雰囲気のままでいるつもりか?」
「それは嫌です..嫌ですけど僕自身どうしたら良いかわかんないのも事実です。」
「振った俺が言うのもなんだけどさ、思う存分好きでいててよ..辛いかもしれないけど俺はルーシーと話してるのも一緒にいるのも好きだ、ワガママな俺だけどまた仲良くしてくれると嬉しい」
レオはルーシーに握手を求める。
「僕はレオ先輩のこと諦めませんよ?それでもいいんですか?」
「おう!望むところだ!」
「それ使い方間違ってますよ」
レオの手をぎゅっと握る、ルーシーの顔はなんだか晴々としていた。
4人はユウマ達の元に向かう
「何故なのです..魔王様に魔力供給をしてもらって力を注いだというのにまたしても負けるなんて...忌々しいですわ..次は絶対に殺しますわよ」
大きな岩から双眼鏡で覗いていたダミアナは苛立ちの余り双眼鏡を逆パカするとその場を去っていった
「ユウマー!リンは大丈夫..って2人ともなにしてんの?」
レオが驚くのも無理はない
レオのコートに二人して丸まり気まずそうに笑ってるんだもの
「何故どちらも裸なのですか?」
ルーシーの冷たい言葉にユウマが笑いながら
「いやーあのこれには理由が」
「ホパ見てたルー!」
「なにもないって!ホッパーあれは幻覚だから!」
レオはホッパーを抱きかかえると
「何を目撃したのかなー?俺に教えてくれたら俺の財力でベジタブルンジャーのおもちゃ何でも買ってやるからなー」
「ユウマとリンがずっとちゅうしてたルー、そしたら氷がズドーンって落ちてビチャビチャになってたルー」
「めっちゃ長い間ちゅうしてたでござるよ!この2人」
「ち、違うんです!これにはホントにちゃんとした理由が」
弁解しようと顔を真っ赤にして慌てるリンとなにも話さず黙り込んでるユウマを見てルーシーが一言
「やっぱりユウマはクズですね」
8/19
--ユウマの自宅--
「へっくしょい!!」
極寒の水に落ちてしまったせいで絶賛風邪ひき中の俺です...
「ホッパー、お前なんで昨日余計なこと言うんだよ〜」
「ルー?嘘ついたらダメってパプリカレッドが言ってたルー!」
「俺とパプリカレッドどっちが好きなんだよー」
「パプリカレッドルー!」
そう言いながらトテトテと走り回り俺との会話をぶつ切りしやがった。
「全く..主人泣かせの星獣だ..ん?メッセージが..誰だ?」
ソサマを開くと画面にはリンからのメッセージだ
リン[風邪大丈夫?昨日はありがとう]
ユウマ[リンが元気になったならよかった!俺は平気だぜ!多分な..]
リン[今度の休み予定が空いてたら二人でプールに行きませんか?この間実家に帰ったときもあんまり海水浴できてなかったから]
ユウマ[もちろん!絶対行こう!ホッパーはまたお預けギルドに預けるから!今度は約束守る!]
リン[じゃあ、楽しみにしてるね]
よっしゃー!次は絶対リンとの約束破らないようにするぞ!!
「さっさと治すぞー!ゲホゲホ!!」
[おまけ]
「フェイ少しお話し、いいですか?」
「どしたん?てかウチの話しも聞いてほしい」
「では僕から、好きじゃない人とキスするってどんな感覚なのでしょうか?例え仕方ない状況でもキスしたらその人の事好きになったりするんでしょうか..」
「え?なになに?ルーシー誰かとキスしたのー?」
誰もいない教室で話している2人のところに能天気な声でそんなことを聞いてくるのは
「なんやジュリアかいなーってジュリア!!」
「どうしたの?フェイちゃん?なんかアセアセしてる感じがするんだけど?それよりさっきの質問ってルーシーもしかして」
「違いますよ!これは..そう漫画の話です」
「ふーんそうなんだー」
ニヤニヤとした表情でルーシーを見つめているジュリアにフェイは少し言葉をつまらせながら
「アンタがおったらややこしなるねん!だ、だから早よどっかいってー!」
「2人ともなんかおかしいよー?私達の仲じゃない隠し事しないでよー」
「うるさーい!ウチの悩みは好きじゃなかった男を好きになってもうたのが悩みやー!!」
そう言いながら教室を出ていくフェイを見て
「フェイちゃんが恋...待ってー!その話し詳しくきかせてー!」
「やれやれ...恋は人を狂わせますね」
次回![第五十四話、魔王と5人の可愛いお姫達の休日]
第五十三話を読んでくださったそこのアナタ!
次回も読んでくれると嬉しいです(。•̀ᴗ-)✧




