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クラス委員長とボッチな僕  作者: にやり
8/13

8 そうなるか



「どういうつもりなの?!!!みんなして!!!」


「ねえ?!!聡子、目を覚ましてよ!」


「目を覚ますのは皆の方だよ!私、ただ横峯君に振られただけだよ?なのに横峯君に嫌がらせして!!!ひどいよ!!!」


「だってコイツが聡子を振るなんてあり得ないでしょ!!!」


「コイツの言う通りだって、聡子。横峯なんかやめとけって!」


「あなたには関係ないでしょ?!!」


「……関係あるんだよ。」


「はあ?ないよ!!」


「なあ、聡子、俺と付き合えよ、な?俺ずっと聡子のこと好きだったんだよ。」



なるほど?だからコイツは僕に敵対心剥き出しなんだね。



「はあ?」


「そうだよ、聡子。横峯なんかより、ずっといいでしょ?!」


「なに言ってるの?」


「こんなぼっち野郎より、俺の方がいいだろって言ってんだよ!」


「そうそう、聡子?こっちにしときなって。横峯じゃ聡子と釣り合わないよ。」


「なんで私の好きな人をみんなで決めようとするの?!!」


「別に聡子の好きな人を決めようってワケじゃ……。」


「そうだぜ?ただ、横峯より俺の方が良いって言ってるだけだろ?」


「私がそう思わないから、横峯君に話しかけてるんだけど?」


「は?聡子、何言ってんだよ?」


「それはこっちのセリフ。誰かと比べて自分の方が良いなんて、自分で言ってる時点で性格最悪じゃない!!」


「なっ!!聡子てめえ!!」


「そうでしょ?違う?!」


「あー、そうかよ。後悔すんなよ、委員長さん。」


「聡子……。」



何の茶番?


僕関係無いみたいになってるんだけど。


昨日の時点で何かされると思ってたから、見つかり辛いところに隠しカメラ仕込んでたから、証拠は撮れてると思うからあとはどう使うか、なんだけど……。



「うるさくしちゃってごめんね?あの……。ま、また小説の感想聞いて欲しいな?」



聞いて欲しいって言っても、勝手に喋ってるだけじゃん。


本当にしつこいんだね。




翌日。


「おはよう。横峯君。」



おや?今日はいつもと違って、声のトーンが低いんだね。


そう思って山野さんを見ると。



























山野さんはスリッパを履いていた。






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