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クラス委員長とボッチな僕  作者: にやり
1/13

1 僕と委員長

一度は5話で完結させた作品でしたが、2023/5/28に続きを投稿しました。

続きは6話からとなっております。

宜しくお願い致します。




「おはよう!横峯くん!それって小説?どんなの読んでるの?」



朝の教室、ラノベを読んでいると元気のいい挨拶が飛んでくる。


僕に声を掛けてきたのは、このクラスの委員長、山野聡子(やまのさとこ)


黒髪ショートカットの美少女、と評判だ。


明るく誰にでも優しい、クラスの人気者。



「あ、山野さん、おはよう。これはただのラノベだよ。」



人付き合いは苦手だ、それでも何とか返事をする。


僕は横峯安徳(よこみねやすのり)、高校二年生。


中肉中背で特に目立つところも無い。


趣味はラノベを読むことと、ゲームかな。


仲のいい友達は居ない。


僕は一人の時間が好きだ。


友達付き合いをしようと思うと、どうしてもストレスを感じてしまう。


自分の時間は誰にも邪魔されずに静かに過ごしたい。



「いいよね!ラノベも結構面白いのあるもんね!今度私も読んでみようかな?!」


「そうだね、いろいろあるから山野さんに合うラノベもきっとあるよ!」


「うん!今度横峯くんに選んでもらおうかな?」


「うん、何冊か選んでおくよ。」


「お願いね!」



そう言って山野さんは仲のいいグループへと戻っていく。


いつもクラスの中心にいるクラス委員の山野さん。



「みんな!おはよう!」


「おはよー、聡子!」


「なぁに?聡子、またあのぼっちくんに話しかけてあげてたの?」


「え?まぁね?だって一人は寂しいじゃない?」


「優しいんだねー、聡子は。」


「そんなことないよ、普通だよ?」


「ぼっちくんに話しかけるのは聡子だけだよ?やっぱ優しいって!」


「そうかなー?」


「そうだよ!さすが委員長!」


「やめてよー。」



全部僕に聞こえてるんだよね。


まあ、いいか。


そう、山野さんが僕に話しかけるのは、僕がぼっちで可哀想だから。


委員長である山野さんは、そんな僕を放っておけない、という事だ。


このクラスになって一週間経ったある日、山野さんに空き教室に呼び出された。
































「横峯君だっけ?キミいつも一人だよね?私の内申点稼ぎに協力してくれない?」


この一言から僕らの関係は始まった。











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