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第2話、魔力無しと決意

それから2年後…私はまだ魔法が使えていなかった。

エリーの両親も魔法が使えていない私に対して半ば諦めと絶望それと憎しみと強い嫌悪を抱くようになっていた。

私が転生したときはあんなに仲が良かった家族も、使用人の人達もみんなみんな冷たくなっていった。

そして10歳、私は魔力の量を計るために教会に行った。

周りの子供達はみんな期待に目を輝かせて自分の魔力量や属性について楽しそうに話していました。

私は一人、憂鬱そうな顔をして教会の一番後ろの祭壇から見えにくい席に座っていました。

「エリーあなたには多分魔力がないの。だからこの教会を出たらあなたと私たちは他人になるのよ」


―なによその言い方。前から言われてきたけどほんっとに腹が立つ!


「エリー・リュミエールさん、前へ。」

―-遂に私の番が来てしまった…

「はい…」

よし、出来うる限り遅く移動しよう

「早くしていただけますでしょうか」

「…はい…」

あーあ、ついちゃった…

「では、この水晶に手をかざしてください。」

「…」


水晶に手をかざすと、予想通りというか、なんというか…まあ、魔力無しでした。

「思っていた通りね。さあアナタ、帰りましょうか」

「そうだな。…エリー、君はもうリュミエールの名を名乗るなよ。これから君も一人で大変だが私たちと君は今日限りで赤の他人だから助けなんて求めないでくれよ」

こっちだってそんなのお断りよ!

見てなさい!あんた達が後悔するぐらい立派になって見返してやるから!

魔力なんて無くても這い上がってやるんだから…!

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