修行の終わり~町到着
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酒呑童子の宣言で、スキル[二刀流]獲得クエストが開始された。内容は利き腕とは逆で100体一撃で撃退しろとうものだ。自分の場合利き腕は右なので、左で挑戦ということになる。
刀を振るぐらい簡単だろ。
「酒呑童子、お願いします。」
砂さそりが地中から宙に舞い上がらせる。間接を狙いを定めて袈裟斬りをかます。
刀は砂さそりの半分まで切って止まってしまった。
「くそ!」
反撃をさせるため、素早く抜いて後退した。すぐさま酒呑童子が一撃をいれて仕留めた。
「上手くいったとおもったんだが、もう一度お願いします」
「あいよ」
同じように間接を狙いを定めて刀を振るうが、またしても途中で止まってしまった。
何度か繰り返しおこなうが、一撃で倒すことはできなかった。
原因を追及するため、一時中断することにした。
「酒呑童子、一時中断するから、それまで休憩しててくれ。」
「始めるときは言ってくれ。俺は酒でも飲みながらゆっくりまっとくから。それと一つアドバイスをやろう。利き腕との振り方を比べてみることだな」
「ありがとうございます。」
利き腕との振り方を比べてみろっていわれても、ここは砂漠で鏡なんかないしどうしたら………………俺が二人いればな……………二人…………あ、分身の術があるじゃないか!!
さっそく[分身の術]をおこなう。分身体ができあがり、刀を振るわせる。まず右から。シュッシュッシュッシュッ
次に左シュッシュッシュッシュッ。違いがあるようには見えないが…………。
次は分身体を2体に増やし、左右同時に一回振り振り終わりでともさせる。すると左右の剣先の止まる位置が若干ちがっていた。右のほうが下がっていた。刀だけじゃなく全体をみて確認すると、大きく違いが2つ。足の踏み込み具合と手首の曲がり具合だ。つまり、体重ののせ方に違いが出てたみたいだ。
原因がわかったので、体重を乗せることに意識を集中し素振りをおこなった。
数分後、再び分身体を2体作り出し、左右同時に振るわせとめる。全身を確認する。足の踏み込み具合 手首の曲がり具合 剣先の位置。 どこをみても全く同じになっていた。
「酒呑童子、おまたせ!開始してくれ。」
「やっとかー、酒の在庫なくなってしまったぞ。」
酒呑童子の周りには空の酒ビンが10本近く転がっていた。どんだけ飲んでだよ!いっても1時間たってないぞ!つかどこに隠しもってたんだ?
「クエスト………じゃなく修行は大丈夫なのか?」
「こんくらいじゃ、酔わねーよ。」
「どんだけだよ、まー支障ないなら、いいか。じゃ、お願いします。」
「あいよ」
酒呑童子の衝撃波により砂さそりが宙を舞う。全神経を集中し、間接を狙いをシュッパン……真っ二つに切れた。
「よし!」
数分後、見事100体一撃で倒すことができスキル[二刀流]を獲得した。
[二刀流]:刀を2本装備する際補正がつく。初級技は[X切り] 熟練度により技をおぼえる。己で技を作ることも可能。
[X切り]:Xを描くように2本の刀で切り裂く。
「酒呑童子、ありがとうございます。二刀流を扱えるようになったよ。」
「やっとか、そこそこ時間かかったが、まーいいだろう。さ、おわったならさっさと町にいくぞ。酒を補充するために。」
「急ぐのは酒のためかよ。……………」
「当たり前だ」
酒呑童子が気配察知を駆使し、1時間もかからず、町についた。
砂漠でのGETした素材は、毒針×100 さそり肉×100 サボテン肉×10 らくだコブ×10だった。
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