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D.S.O~develop Skill Online~  作者: なかなかな
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新たな町へ

ぜひ。よんでください

 次なる町にいくため、依頼所によって地図をもらってきた。

 やはり思ってた通り、次にいく町も通常ではいけない町みたいだ。つまりカエルの所でクエストを受けた時点で、特殊フィールドに転移されてたみたいだ。クエストを失敗するかクリアするまでは次に進めないのかもしれない。もしかすると中間ポイントがあって、通常フィールドにもどれるようになるかもしれないが。

 とりあえず、レベルあげにも申し分ないし、今まで通りにマイペースに突き進むだけだ。

 次の町はここから歩いて半日ほどでつくらしい。道中は最初は草原だが、途中から砂漠地帯にかわるそうだ。町の目印はオアシスで、出てくる魔物はさそり、らくだ ワシ 多肉植物型の魔物。草原地帯の魔物はリザードマンとかのトカゲ型。

 聞ける情報は聞き終えたし、準備もバッチしかな?とりあえず、出発だ。


 次の町にいくための門をくぐり、出発。月花のレベルをあげるため、お腹辺りに潜り込んでる月花を呼び起こす。

 「月花(げっか)、道中レベル上げするからでておいで。」

 「コーン。」眠たそうにあくびしながらとびだしてきた。

 「それじゃ、いきますか。月花警戒よろしく」

 「コーン」


 草原での道中は、全く苦戦することなく魔物を狩ることができた。月花は[陽炎]で認識阻害を行いながら背後に忍びより炎爪で切り裂いたり、咥えたクナイで斬ったりしていた。俺より忍びっぽいことをやってたよ。

 俺のほうは、全く出番がなかったので月花が戦ってる最中は、その辺の石をバンバン投げまくっていたよ。そのお陰で投擲スキルが熟練度MAXになって、動いてない的になら100発100中であてられるようになった。動いてる的に対してはまだ7割くらいの的中率だけどね。

 月花は草原でのレベル上げで、5レベルがあがった。新たな技は覚えることはなかったが、クナイを使った戦闘が板についてき、いつの間にかスキル[剣術:短刀]を習得していた。


 いよいよ、後半フィールド砂漠地帯にやってきた。見渡す限り砂、砂、砂、魔物すら見当たらない。さそりやららくだやらいるって話だったんだか見当たらない。上手く隠れてんだろうな。やっかいだな。


 「月花、警戒よろしく」

 「……………コーン」

 警戒を頼んだが、元気がない所か草原と砂漠の境目で立ち止まっていた。

 「どうした?」

 「………コーンコーン」

 「もしかして、暑いのが苦手なのか?」

 「…コーンコン」横に首をふった。

 暑いのは大丈夫なのか、じゃなにがいやなんだろ?と考えながら月花を観察していた。

 結果理由がわかった。砂が熱すぎて歩けないみたいだ。そりゃそうだな月花は裸足だし、砂漠の生まれじゃないから、体が対応してるわけではないしな。

 「月花、ごめんな、熱くて歩けないよな。いつもの場所においで。」

 「コーンコーン」嬉しそうに飛び込んできた。


 月花のレベル上げは一旦終わりだな。


 それにしても、暑い。なので対策を打つことにした。 あらたに覚えた氷魔法これを纏う。


 [魔力纏い:氷:10%]

 氷の魔力を全体に纏う。思った通りかなり涼しくなった。これで、問題なく進める。


 [口寄せ:酒呑童子]

 月花のレベル上げができなくなったので、酒呑童子の力を試すために呼び出した。


 「お、さっそく俺の力が必要になったのか?」

 「あ、いやただ試したいだけだ。」

 「なんだ、試しか。」

  酒呑童子はテンションがさがったみたいだ。よほど闘いが好きなんだろうな。

 「ごめんな、かなり強いとは聞いてるんだか、どんな力持ってるか知らないままじゃ戦略がたてにくいからな。」 

 「まー、ごもっともな話だ。」

 「次の町につくまでよろしくな。ところで暑いのは大丈夫か?」

 「このくらいは、楽勝だよ。」

 「さすが、たのもしいな。それじゃ出発しますか。」

 「まて、待ち伏せされてる。」

 「え?」

 言われて見渡してもみあたらない。

 「いるようにはみえないが?」

 「地中だ。[ショックインパクト]」

  突如、地面をなぐりつけ、前方の砂が爆発する。

 『ぎぎぎぎぎぎ………………』

爆発とともに地面の中からさそりが数匹でてきた。

 「[刀術:火炎時雨]」

 無数の斬撃の火炎が降り注ぎさそり型魔物を駆逐していった。

 "沙漠さそりの毒針"を15個入手した


 「酒呑童子ありがと、それにしてもすごいな。俺はさそりの名前やレベルする確認する事さえできなかったぞ。」

 「このくらいへでもねーよ。ところでお前は気配察知できないのか?」

 「できないことはないが、したことないな。いつもは月花にしてもらってるし、普段は気配遮断してるから背後から襲われることもなかったからな。」

 「なるほどな、運が良かったんだろ。でも砂漠地帯ではそれは通用しないだろうな。実際おれが対処してなかったら猛毒にやられておしまいだったろうな。」

 「たしかに、敵の存在にきづけなかったしな。でも気配遮断していたら相手もきづけなかったんじゃ?」

 「あまい!地中に隠れているものは気配だけではなく、砂の上を歩く音や振動にも反応してる。つまりいくら気配を遮断しようが意味がない。」

 「なるほど、気をつけるよ。」

 「ま、今回は俺が気配察知してやるから安心しろ」

 「ありがと、たよりにしてるよ。」

 

 思わぬハプニングはあったが、酒呑童子のおかげで無事すすめそうだ。


 

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