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D.S.O~develop Skill Online~  作者: なかなかな
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依頼

ぜひよんでください

 奥に奥にと進むにつれて、カエルの鳴き声がふえていく。さらに、霧が立ち込めてきた。

 さらに歩くこと数分。目の前にでっかい影があらわれるとカエルの鳴き声が一旦止んだ。

 「ゲコーーー!!

 大きな影から、大きな一声が上がると、一旦やんでいた鳴き声が鳴り出した。今度はリズムよく。よく聞いているとカエルの学校のメロディーだ。輪唱で歌ってるみたいだ。

 歌い終わると急に霧が晴れ。目の前にでっかいちょんまげをしたカエルがあらわれた。

 "トノサマカエル"レベル???

 「レベルがみえない。やばい。」

 『従魔従えし、人の子よ。我の声聞こえるゲコ?』

 「え?あたまの中に声が。一体どこから?ってかゲコ?」

 『聞こえてるみたいだなゲコ。こっちだ、目の前だゲコー』

 「もしかして、でっかいカエルから?」

 『そうだ。吾はトノサマカエル。人の子よ我の願い聞いてくれないか?』


 ピコーン

 "シークレットクエスト『トノサマカエルの願いをかなえろ』か発生しました。制限時間なし。報酬????"


 モンスターからもクエストが発生するのか。


 「願いってなんですか?」

 『おー、きいてくれるかゲコー?』

 「内容を聞いてみないと判断できないです。」

 『それもそうだゲコ。実はこのあたりの湿地地帯は我らの種の縄張りなんだが、最近この先にある洞窟に住む蛇共に縄張りを荒らされておるゲコ。仲間も何人もやられてるゲコ。縄張りはお互いに侵略しないというルールがあるにもかかわらずげこ。』

 「ルールがあるなら、文句言ったらいいじゃないか。」

 『何度も言ってるゲコー。あいつら知らないとしらを切り聞く耳をもたないゲコ。』

 「蛇共がやったって証拠はあるのか?」

 『ないゲコー。』

 「は?証拠ないのに疑ってんのか?」

 『あいつらしかいないゲコ。我らがこの辺で敵わないのはあいつらだけゲコー。』

 「なるほどな、うーんわかった。で、結局願いとはなんだ??」

 『蛇共の長にこの手紙を渡してほしいんだゲコー。中身は警告文だゲコー。』

 「わかった。とりあえず、受けよう。」

 『ありがとゲコ。蛇共の縄張りまでの案内をつけるゲコ』

 トノサマがゲコーっと一鳴きすると、池から羽の生えたカエルが一匹やってきた。

 『カエルフライだゲコー。こいつと一緒にいれば、仲間のカエルには襲われることないゲコ。』

 「どうも。じゃ、早速いってくるよ。」

 『お願いゲコー。』

 

 カエルフライのフライの案内にしたがい、蛇共の縄張り手前まで、やってきた。月花に終始警戒をしてもらっていたが、襲われることはなかった。


 カエルフライにお礼をし蛇共の縄張りだという洞窟に足を踏み入れる。入り口には蛇をモチーフにした彫刻が二対になっておかれていた。


 

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「異世界にいって、テイマーとしてすごす」もぜひ

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