サウス 再び
ぜひよんでください
~始まりの街:南門~
おっちゃんにあいに南門までやってきた
「すいません、サウスさんは今日いますか?」
「少しお待ちください。お呼びしますので。」
待つこと数分…………
「お!オレンじゃないか。わざわざ会いにくるなんてめずらしいな。」
「たのみたいことがあってきた。」
「おー、なんだなんだ。」
「タワーの報酬で刀を入手をした。装備はできるんだが、職業が違うため、補正も刀専用スキルもつかえないし、我流で覚えるのもありなんだが、ぐだぐだなものになる未来しか見えない。そこで、刀を使う職業の人の弟子になりたいんだが、だれかいないか?」
「なるほど、ってかオレン魔闘士だろ?なんで、刀をなんて報酬にえらんだんだ。」
「そりゃ、もちろんかっこいいからさ。」
「は……なんていうか、本当予想の斜め上いくよな、お前さんは。魔闘士で探してたんだがな。」
「魔闘士は魔闘士で教えてほしいが、今は刀を!」
「刀ね、刀なら侍だな。だか、残念ながらこの街にはいない。東門から街を2つ先越えた小国『和国:桜』にしかいない。」
「まじですか?ってことはかなり先ってことですよね?」
「ま、そうだな。次の街までで、フィールドが5つあるからな。敵もつよくなるからな。でもオレンならいけそうな気もするが。」
「おれ、一人ならいけたかもな。でも今の俺にはこいつがいるからな。でておいで月花。」
『コーンコン』
「おー、そいつは妖狐じゃないか!そいつも桜にしかいねーぞ。どんだけ先いってんだよ。」
「ま、これもタワー報酬なんだけどな。」
「それよりも、刀のスキルどうにかならないか?」
「うーん専用スキルは無理だが、オレンオリジナルスキルを作って見たらどうだ?タワー攻略でしたみたいに。」
「それは考えてたんだが、へんな癖がついてダメにならないか?」
「そこは大丈夫とはいえないが、刀を最初に持ったやつは自分で覚えたんだ。お前さんならいけるさ。」
「サウスのおっちゃんがいうならやってみるよ。」
「おー、がんばれ!ところで魔闘士のほうはどうするんだ?」
「もちろんつづけますよ。じつはこういう武器も手に入れてるんで。」
籠手を見せるため腕をあげ、仕込みギミックを発動させる。今回は雷刃(雷でできた爪)をみせた。
「おー、これはいい武器じゃないか。もしかして流す魔力の属性によって変えれるのか?」
さすがおっちゃんだな。一回見ただけでわかっちゃったよ。
「そうだよ。よくわかったな。」
「お前さんは、いくつもってるんだ?」
「9かな?」
「は?」
「だから、10! 基本の属性7と複合が3」
「はー、規格外すぎるんだが。」
「基本属性は、魔闘士になったときにもらった魔法書で覚えたんだぞ。」
「たしかに、魔法書で簡単に覚えれるが、普通多くて3つしか覚えようとはしないぞ?」
「そうなの?多く覚えてたほうが便利やん。複合も色々できるし。」
「その複合があまりに知られていない秘伝の技なんだがな。」
「そうなのか、知らなかった。でも簡単に複合できたぞ?」
「本当にあきれるほど規格外なんだな、w」
「ははっww」
この後も色々と談笑がつづき、結局魔闘士の秘伝の技を教えてくれそうな人を探してくれることになった。その間おれは、月花の育成と我流の刀術の開発をしながら和国:桜をゆっくり目指すことにきめた。サウスのおっちゃんの話だと、妖狐はレベル20で進化するそうだ。なんに進化するかはお楽しみって教えてくれなかったが、だいたい検討はついてるから深くはきかなかった。
出発は明日にしようと思うので、街で食糧や旅支度の買い出しをしておこう。途中に村や町はあるとはいえ長い旅になるからな。
『異世界にいって、テイマーとしてすごす』もぜひおねがいします。
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