2日目 攻略前
~イベント2日目 朝~
ログインする。
「おかえりなさいませ、オレン様疲れはとれましたか?」
ログインすると部屋の主シスターのお姉さまがいた。
「はい。ばっちりです。今日もがんばれそうです」
「それはよかったです。応援してますのでがんばってください」
笑顔がかわいい。
一室を後にモニター前観客席に向かう。まだ2日目が開始してまもないため閑散としている。ゆっくり作戦をたてれそうだ。
今日はどうしようか。開始は6階層からはじめることができる。またあのユニークモンスターを出現させるのはまずい。ポイントはでかいが効率が悪い。ボクサーやらの格闘技系のうさぎは無視していこう。で今日は最上階20階層を目指そう。まだだれも到達できてない、それどころか半分も攻略されてないみたいだ。最高攻略階層は8階層らしい。自分は6階層なので、トップではない。ま、強制終了くらったからしかたないか。
「お、いたいたオレン」
ステータスを確認しながら作戦をたてていると一人の門兵が話しかけてきた
「あ、どうもサウスさん」
「昨日はありがとな。おおいにたのしませてもらったよ」
「そうですか、自分は普通に攻略してただけです」
「普通!?どこがだよ!あれは異常だよ」
「え?普通ですよ。」
「ガハハハ、自覚はなしか、ましかたない。それにしても最後また無茶やってたな。あの技はなんだ?」
「ただの突きですよ。ま、最大限に強化してますけど」
「あれは、ただの突きなのか。すごいな、なにがおこったのかさっぱりだったぞ」
「ハハハハハ」
「ところでオレン、お前は誰かに従事しているのか?」
サウスの顔が急に真剣になった
「え?いえ誰にも」
「そうか、一人でその強さか、なるほどわかった」
「え?」
「本当はおれが伝授したかったんだが、役不足みたいだ。そこでおれがお前に会う最高のマスターを見つけてやろう」
「え?マスター?なんの話ですか?」
「マスターをしらないのか?マスターは秘伝の技を習得したものの称号だぞ。秘伝のわざは認められた者に口伝でのみ受け継がれる」
「そんなものが。。。。。。」
「わざは色々あるがな。」
「是非おそわりたいな。。。。ん?さっきサウスさん伝授したかったっていいましたよね?サウスさんもなんかしらのマスターなんですか?」
「あ、そうだ おれは守りを極めたマスターだ。守りの極意を教えるつもりでオレンお前に目をつけていた。」
「いつからですか?」
「神殿でな。お前の目に光るもんを感じた。ま、でももう守りの極意を教える必要はないくらいの技を身に付けてるみたいだがな。」
「ま、そうですね。守りのすべは手にいれてますね。元々は攻撃に使ってたものなんですが、最近守りにもつかえることに気づいたんですよ」
「そうか、オレンは頭も相当いいみたいだな。だからこそおれはお前さんに最高のマスターをさかしてやりたい。」
「いいんですか?自分の技を伝授させたい人もさがさないといけないんじゃ?」
「いいんだ。昨日1日中継をみていたが、お前さん以上の光をともったやつはいなかったからな。」
「そうですか。探してくれるってならありがたいですが、サウスさん仕事もあるんだから無理しないでくださいね」
「あー、まかせけ、それじゃまたな、見つかったらギルド経由で連絡するわ。タワー攻略がんばれや」
がハハハハハとわらいながら差っていった。
秘伝のわざかいったいどんなもんなだろう。かっこいいわざならいいよな。
ほぼ会話シーン




