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女神に貰った解析スキルが最強だった  作者: 長雨 愁
第一章 魔法と武術 幼年期
4/16

第三話 解析スキル

ーーーーーーーーーーーー

レイン・クライレット 男


種族 人間


職業: 無し Lv1


HP:13/13

MP:42/42

SP:15/14

STR:7

DEF:5

DEX:9

INT:89

MEN:25


スキル


「解析」 「幸運」 「武術の才能」 「魔術の才能」


加護


女神の加護【大】「慈愛の女神」


称号


『転生者』 「異世界からの迷い人」

ーーーーーーーーーーーーーーーー


まだ子供だし職業は無しでいいとして、何でこんなに知力高いんだ?あれか?前世の知識とかがあるからか?確かにこの世界では電気の代わりに、魔法で証明などをつけているようだし高いほうなのは、そこまでおかしくは無いか。というかこんなこと言ってるけど平均ってどんなんだろうか、知力が皆こんなに高いということは無さそうだが、MPが42なのは高いのだろうか。

というか、このステータスって見せても大丈夫なのか?女神の加護とか、何なら称号なんて日本語で書いてあるぞ。何とかして偽装とか出来ないかな。いや別に見せてもいいんだか、知力の高さで俺が転生者とかバレたら面倒な事になりそうだし。


《ステータス解析中…… 報告。スキル「解析」の自己改変によってステータスの偽装が可能です。 》


不意にそんな声が聞こえてきた。これが女神のくれたスキルなのだろうか?


《その認識で結構ですが、正確に言えばスキル「解析」の能力の一部です。》


やっぱりそうか。ステータスの偽装って、すぐに出来る?出来ればスキルは変えずに、称号とか能力値を平均に近づけて欲しいんだけど。


《神域に接続…成功、能力に関する情報の閲覧…成功、ステータスの偽装…成功。これで宜しいでしょうか?》


ーーーーーーーーーーーーーーーー

レイン・クライレット 男


種族 人間


職業 無し Lv1


HP:13/13

MP:21/21

SP:7/6


STR:3

DEF:2

DEX:3

INT:5

MEN:5


スキル


「解析」 「幸運」 「武術の才能」 「魔術の才能」


加護


女神の加護【少】「慈愛の女神」


称号


無し


ーーーーーーーーーーーーーー


おお!だいぶ下がってるな。多分これで大丈夫だろう。でも加護も下げた方が良かったのか?


《歴代最強とされた勇者の加護が【中】ですので、【大】を【 小】に偽装しました》


おっと、それはやばいな。貰ったスキルが「解析」じゃ無かったら、教会とかに保護されていたのだろうか。

まぁでもこれも計算のうちなんだろうな。


「おお!レインは、武術も魔術も才能があるんだな。」


危なかった、偽装して貰うのがもうちょい遅かったら、見られていたかもしれない。母の場所に戻りながらそんな事を考える。


「次。リレイド伯爵家、ティナ・リレイド」


次は、始まる前に挨拶をしたあの子のようだ。ティナが水晶に手をかざすと、淡く体が光った。どうやらあの子も何らかの才能があるらしい。そんな感じで俺の初めての鑑定は終わった。

=====================================

時は少し経ち、鑑定の儀式が終わって5ヶ月後。

俺は文字の勉強をしていた。じゃあステータスの文字はどうなるんだという事だが、あれはスキル「解析」が読める様にしてくれたらしく、生まれたばかりで、この国の言葉が分かったのはそういう事らしい。実際他の子供は親に読上げてもらうなりなんなりしていたようだ。という訳で読めて話せるけど書けないのだ。

1度、スキルに頼もうかとも思ったが、何でもかんでも頼り切りになるのは良くないし、急に出来る様になったら、怪しまれそうなので自力で習得することにした。まあ実際はもう、1ヶ月以上やっているので、日常に支障が出ない程度では書ける。

そのため、他の子よりも習得が早いと、母は俺の事を天才だとか言っているがそんな事は無い……と思う。


「おお!レインはもう文字が書けるようになったのか!」


「そうなのよ!やっぱり天才よ、この子は」


「じゃあそろそろ魔法を教えてもいいかもしれないな」


魔法か、遂に魔法の練習に入れるのか。まあ俺がここまで頑張ったのは魔法の練習がしたかったからでもある。俺だって健全な元高校生だ、魔法が使えるのならば使ってみたい。以前魔法を教えて、と母に頼んだのだか、文字を書けるようになったら教えてくれると言っていたのだ。


「そうね、じゃあレイン、明日からは魔法の練習もしましょうか」


「やったー!」


俺が無邪気に喜ぶと、父と母が口元を緩ませる。たまにこうして、子供っぽい所を見せないと、変に心配されてしまうので、大事だ。


「ふふふ、レイン、はしゃぐのもいいけどお腹すいたでしょ?ご飯にしましょう。」


と微笑む母、本当に綺麗な人だ、と思わず見とれてしまいそうになる、母だからか、もしくは自分が子供だからだろうか、同じベッドで寝ても全く興奮しないのだ。そんな事を考えながら、俺はリビングに向かった……………








「ふぅ」


一人で使うには大きいベッドで横に成る。母は俺がもう寝たと思ってリビングに向かっただろう。今日は今まで後回しにしていた事をするのだ。もう近くに足音がないのを確認して呟く。


「…ステータスオープン…」


ーーーーーーーーーーーーーーー

レイン・クライレット 男


種族 人間


職業 無し Lv1


HP:13/13

MP:42/42

SP:19/19

STR:8

DEF:6

DEX:10

INT:95

MEN:25


スキル


「解析」 「幸運」 「武術の才能」 「魔術の才能」 New「言語理解補助【少】」 New「演技 Lv2」


加護


女神の加護【大】「慈愛の女神」


称号


『転生者』 『異世界からの迷い人』 「学問の天才」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


鑑定の儀式から今まで、ステータスはずっと放置していたのだが、色々と増えているようだ。順に見ていこう。

名前、性別、種族、職業、これは変化無しか、と言うか変化があったらおかしいのか。

次に能力値は、SP(スタミナ)が15から19、STR(筋力)が7から8、DEF(防御)が5から6、DDEX(器用)が9から10。これらは身体的な成長だろうな。次にINT(知力)が89から95、MEN(精神力)は変わらずか。知力は、人間の言語を覚えたからかな。

次はスキルか、「言語理解補助【小】」と「演技 Lv2」が増えたな。

十中八九言語理解の方は、人間の言語を覚えたからだろう。

加護は変わらず、称号に「学問の天才」が追加か、やっぱりこの速度は異常だったかな、解析を使っていたらどうなっていた事か。自力で覚えて良かった。

そして明日から魔法の練習もするのだが一応気になることを聞いてをこうか。

なあ、「解析」、俺でも魔法使える?


《スキル「魔術の才能」や女神の加護によって、魔法の習得速度が上昇しているため、ほぼ確実に行使可能です。》


そうかなら良かった。そう言えば慈愛の女神の加護って、どんな効果があるんだ?


《神域に接続…成功、加護についての情報閲覧…成功。慈愛の女神の加護はLvや、能力、スキル習得、スキルLvの成長速度が上昇するようです。》


へぇーそれは良いな。ちなみに効果は?


《小が2倍、中が11倍…》


10倍か、そりゃあ勇者が強い訳だ。


《大が101倍です。》


101倍!?何が何でも多すぎじゃないか?間違いないんだよな?


《間違いありません》


あれ?だとしたら、ステータスはもっと成長しているはずなんじゃないか?


《加護はレベルアップか、鍛錬のみに適応されるようです。更に、スキル習得は難易度が下がり、レベル系は、必要な経験値が1/100になり、能力値は上昇値が2倍になるようです》


そうかさすがに能力の上昇値100倍はないか。まあいいや、今日はもう寝よう。「解析」出来れば俺が寝ている間に、魔法について調べておいてくれ。分かってるとは思うけど、魔法に関して逐一報告しないでいいからな?


《了解しました。》


その声を聞いて大丈夫だろうかと思いながら、俺は眠りについた。





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