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女神に貰った解析スキルが最強だった  作者: 長雨 愁
第二章 レクシアリス魔法学園
10/16

第八話 学園都市へ

学園と「サーチ」について文を追加しました。

その為2000文字程度に増えました。



「学校、楽しみだね」


「うん。と言ってもまだ入れるって決まった訳じゃ無いけどね」


ティナとの会話を楽しむ。馬車の刻む定期的なリズムが心地いい。

ティナも最初は人見知りだったが今では、友達なら緊張することなく話すことが出来る。まだ初めて会う人の前だと少し固まるが。

ふと父から貰った剣が目に入り、家を出発する直前の事を思い出す。セレシア()は、「着替えは持った?ハンカチは?それと………」と何度も何度も荷物の確認を俺にして、最後に泣いてしまったけど、出発する時は笑顔で送ってくれた。ライゼン()は「長期休みには帰って来いよ」とだけ、言って送ってくれた。

出発する時に今までの事を思い出し、泣きそうになってしまったけど出発から2日目、もう未練はない。何もこれから先一生会えない訳では無いのだ。


「試験受かるかなぁ。」


「どうだろう、何たってこの大陸最難関校だからね。実技はともかく、筆記試験はティナなら大丈夫だよ。まあ、面接試験は少し心配だけど。」


「うん、そうなんだよねぇ。筆記や実技はともかく、面接が心配で……」


「まあ、その心配は着いてからでも遅くないよ。」


「そうだね」


そう。俺達が受ける学校はこの大陸一の難関校と謳われる学園。俺たちの暮らしている、メルトニス大陸の中心部に位置する都市、学園都市レクシアに存在する「レクシアリス魔法学園」。

初代勇者と共に魔王を討ち滅ぼした英雄、賢者「ガドラス・レクシアリス」が創立した、学園であり、その周囲に後から都市が出来るほど栄えている場所でもある。

毎年、大陸中から平民から貴族まで沢山の入学希望者が集まるため、その倍率は日本の難関大学等とは比べ者にならないレベルだ。とは言っても、毎年全体の2割程度は実力も無いのに、権力で入れると思っているバカ貴族か、ダメ元で試験を受けに来る者なので、倍率は高いが実力があれば殆ど確実に入れる学校として有名である。そして入学試験の成績上位20名は、普通は2人か3人で生活する寮部屋で、個人の部屋が割り当てられ、学費や制服代、食堂の食事に関してまで金銭を免除してもらえる、超VIP待遇だ。

その学園は初等部用、中等部用、高等部用の三つの校舎があり、寮と校庭、そしてそれぞれの校舎用の実技試験場があるため広大な面積を有しており、その広さもこの大陸一なのだと言う。

そして初等部、中等部、高等部にはそれぞれ三学年あり、初等部一学年の年齢が7歳から8歳で、推薦状があれば編入試験も受けられる。

この学園で実力を認められると、そのまま軍に所属することも出来るらしい。まあもし所属できたとしても俺はしないが。


「もう暗くなってきたねぇ。」


「そうだね。そろそろ野営の準備をする頃かな?」


今はもう、日が沈み始めていて、あと数十分程度で完全に日は沈んでしまうだろう。

その時御者が顔を出しこの乗合馬車に乗っている乗客全員に野営の準備をするようにと声をかけてきた。乗客全員が馬車を出て、野営の準備を始める。と言ってもこの時期に、レクシアに行く人のほとんどは入学試験を受けに行く子供なわけで、俺たち以外の子供の大半は、御者が用意したもので野営するため、俺とティナのように野営用の布団や、調理器具を持ってくる人は少ない。


「それじゃあ、始めようか。」


「うん」


「ティナは近くで木の実を取ってきてくれる?」


「分かった」


「その間に俺は、寝るところとか準備しておくから。

いい?魔物が出たり、なにかに襲われそうになったらすぐ逃げてくるんだよ。もう見つかってしまって、どうしようもない時は、大声を出してくれたらすぐに助けに行くよ。」


「はーい」


さて俺は取り敢えず、寝るところを作るか。

土魔法を使い、土を固めるイメージで、縦3m横3m高さ2mの部屋を作る。最後に更に無属性魔法で、頑丈にして終わりだ。


「よし!いい感じ。後は食材は必要だから、少し狩って来るか。」


無属性で俺のオリジナル魔法『サーチ』、これは微弱な魔力を周囲に発し、その反響を使って物の位置や形などを認識する魔法。だが全方位に微弱ながらも魔力を発するこの魔法は、魔力消費が多いため、消費魔力減少系の称号を持っている俺ぐらいじゃないと使えば大抵2、3回で魔力切れを起こして気絶する。

サーチを発動させると木の上に反応があった。

そちらに目を向けて視力を強化させて対象の外見を確認する。鳥系の魔物がいた。良かった食べられる種類の物だ。

よし今夜はアレを調理しよう。俺は魔力を収束させ、鳥をできる限りの傷つけない様に、魔力弾を放った。バサリ、と鳥が地面に落ちる。これはただ単に、魔力を圧縮して対象にぶつけるだけだから殆ど殺傷能力を持たないが、休んでいる、下級の魔物を気絶させる程度の威力はあるようだ。

そしてティナの悲鳴が聞こえたのは俺が鳥の魔物を回収した直後だった。



誤字脱字、違和感などございましたら、コメントで教えて頂けると嬉しいです

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