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動き出した歯車と決意

やっとキャラが動きだします。話はここから本格的に始まります。ゲーム・スタート!

今回のこのゲームについておさらいと言うより、説明をしておこう。

まず、このゲームの世界は荒野、大森林、火山地帯、豪雪地帯、廃都市の5つの異なるフィールドから成り立っている。その中に大森林なら農村や大木を利用したツリーハウスでできた街など街や村が点在している。ダンジョンなども然りだ。ちなみにそれぞれのフィールドの広さは東京都ほどある。そして、全てのフィールドを含めて一つの大きな大陸になっており、北西に大森林、北東に火山地帯、南西に豪雪地帯、南東に荒野、そして中央に廃都市といった具合に分布している。

主な移動手段は人を乗せれる大きさの二足歩行の鳥や馬、料金は高いものの飛空艇などがある。ちなみにそれぞれのフィールドにある12の主要都市には転移ゲートと言うものがあり、その名の通り転移ゲート間ならば一瞬で移動することができる。

次にプレイヤーのこの世界での主な立ち回りについて説明しておこう。

まず戦闘について。VR初心者にもプレイしやすいようにするためにスキルにはサポートが入り、通常戦闘にもレベル制限ありでサポートが入るようになっている。なので、ある程度まではサポートに頼り、そこからは戦えるようになるために、生きるために戦闘技術をものにする必要がある。

次に……


……最後にこのゲームは廃都市の中心にある超高層ビル型のダンジョンをクリアすることをグランドクエストとする。


このゲームは仮想ではない。現実であり夢だ。




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これはゲーム雑誌に載っていたプロデューサー御厨みくりや 貴裕あつひろのインタビュー、その中でもこのゲームで大事だと思うことの覚えている限りだ。

この時の俺は御厨の言葉に賛同しこの雑誌だけでなく様々な雑談を読んでいた。共感し、もっと御厨の考えを知りたいと思ったからだ。まさかこのような、3万人もの人間をデスゲームへと監禁するような事になるとは思ってもみなかったが。


冷静になり周りを見てみると、プレイヤーは主に二つの意見に別れていた。外からの救出を待つべきだと主張するものとクリアに向けて動き出すべきだと言う意見だ。前者はVRやゲームに慣れていない人達で、後者は元からこのゲームをやっていた人達やゲーマーの人の意見だろう。


「だから、このままここにいたって何も変わらねぇだろうが!」

「何もわからないまま死ぬかも知れない場所にいくよりはマシだろ!」


遂には言い争いまで始まっていた。相容れない意見だからこそだろう。そんな時全プレイヤーの元にまた一通のメッセージが届く。


『言い忘れていたがこのゲームの中で自殺をして現実に帰れると思わないことだ。既に591名の人間が現実に帰らない人となっている。ゲームのクリアが唯一の脱出方法である。以上』


このメッセージにより言い争いは止まり、プレイヤーは思い思いに行動を始める。装備を整えるためにNPCに話しかけるもの。プレイヤーを募りパーティを組むもの。ソロでクエストにでるもの。宿屋に引きこもるもの。それは様々だったが一つ言える事は、この時より攻略がスタートした、という事だった。




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「なぁ、君。うちのパーティに入らないか?」


真琴にそう声を掛けてきたのは背が高めの美丈夫な槍術師だった。背後には男性が1人、女性2人が控えている。つまり今は4人パーティらしかった。

パーティに入る事で得られるメリットとデメリットを真琴は考える。まずメリットは命の安全性だ。1人で行動するよりも多人数で行動するほうがお互いにミスをカバーすることが出来るため動きやすくなる。次にデメリットはレベルアップのしにくさ、成長速度の低下だ。初めて組むパーティで先程までのように成長できるとは限らない。むしろこの手のゲームに不慣れな人が1人でもいた場合それはクエストクリアにかかる時間に大きく関わるだろう。例えば、クエストが一定数のドロップアイテムを集めるものだったとする。その場合パーティ分の数のドロップアイテムが必要となるため必然的に時間がかかってしまい、クエストクリアまでの時間の増加やアイテムの消費なども関わってくるだろう。

それを考慮した上で判断が必要となってくるが真琴は


「うん、いいよ。よろしくね」


と二つ返事で了承の意を示していた。

理由は単純だ。先のわからないデスゲームになってしまったらしいこの世界の中では、レベルをあげ強くなる事も大切だろうが、命の安全性を確保するほうが大切なのだ。



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