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トリスティアの怪しい魔法使い  作者: 安籐 巧
第一章:自由交易都市トリスティア
18/22

第一章 登場人物紹介&設定

 作中で登場した設定のまとめです。読まなくても支障はありません。

・ヴィヴィアン


 主人公。

 今回は軽くトリスティア存亡の危機を排除した。カンスト魔法使いの名は伊達じゃない。

とはいえ最強クラスの力を持っていても心は一般人。知り合いの全くいない異世界で自分に懐いた兄妹には精神的にけっこう救われている。

 次章からは冒険者として仕事を始める。




・アレス


 リシアの兄。ヴィヴィアンに助けられたことに恩を感じている。なのでいろいろと怪しいヴィヴィアンの事を無条件で助けてくれる貴重な存在。

商人になるべく親から学んでいたが、冒険者になることを決意する。すでにライフアーマーは会得済み。




・アニー


 アレスの妹。ヴィヴィアンに助けられたことに恩を感じ、彼女の(女性としての)危なっかしさにひやひやしてる。今の目標はヴィヴィアンに女性としてのあれこれをたたきこむこと。ヴィヴィアンにとってもいいことであると思っているので恩返しも兼ねて一生懸命やります。




・リシア


 宿屋の看板娘。ショートカットに猫耳がかわいい猫獣人の女の子。恋愛小説が好きで恋に恋する女の子だった彼女だが、今回の事件をきっかけに道を踏み外す。ヴィヴィアンが男なら正統派恋愛だったのに……。

 ネコ科の獣人は基本的にハンター。




・クライド


 リシアの父親。宿屋の経営者にして食堂のコック。いかつい顔についた猫耳が邪魔。彼の料理は上手いと評判、かわいい看板娘もいて食堂はいつも賑わっています。最近可愛くなっていく娘に悪い虫がつかないか不安であったが、むしろ娘の方が悪い虫になるという事態に混乱中。




・フローレンス


 ギルド長。世界に名をはせるギルドの創設者にしてトリスティアの町長でもある。

 その知略は各国の首脳陣も一目置くものであり、トリスティアが完全に国から独立して発展しているのもほとんど彼女のおかげ。

 仕事のできる人であるが重度の本の虫。彼女の部屋は全面本棚で埋まっており、調度品にお金を回さないのは本の代金にまわしたいからともいわれる。

 ヴィヴィアンについて何かを知っているようだ。




・ジャスティーナ


 フローレンスの秘書。ギルド長の業務の手伝いのほか彼女のいろいろな頼みも聞いてくれる頼もしい御方。ギルド長は仕事はするが騒ぎも起こす、そして後始末はジャスティーナの仕事。ゆえに苦労が絶えないのだが、その分ときどきギルド長本人で発散しているので関係はなかなか良好。

 S気のあるクール美人。




・リルガン


 黒の救済の幹部の一人。元王国魔法研究院所属。

 禁呪に指定される黒属性の〈マリオネット〉を駆使し、様々な国で任務を行っていた。機械がなく全てが人の目、人の手で行われる世界で人を意のままに操れるというのがどれほどの武器になるかはいうまでもあるまい。自分よりも弱い(レベルの低い)人間しか操れず、一度に操れる人数に制限があってもその手段を選ばない残忍さから高い成果を出す。

 ヴィヴィアンの実力を把握して、彼女の排除を目標に行動していた場合にはどっちがkっていたかわからない程度に外道。実力の高い冒険者たちがひしめくトリスティアで長年誘拐を続けられたのも彼の能力の高さゆえ。

 罪なき人々を魔物の餌にしてきたが、最後は自分が魔物の餌になった。



・シャドウ


 黒の救済の連絡係兼始末屋。

 基本的には各地に潜む黒の救済のメンバーに本部からの命令を通達するだけであるが、始末の命令が下った場合に始末を実行する暗殺者でもある。そしてリルガンとは違い本部勤めを許されている。

 複数のモンスターを従えている。




 用語解説


・トリスティア


 自由交易都市。

 大陸のどの国とも通商できる位置にあり、様々な国民や種族が集まる町。

 冒険者ギルドが作った町であり、冒険者が多く冒険者によって成り立っていることから冒険者の町ともいわれる。魔物が出没する危険域にあるために冒険者にとっては狩場が近いために仕事がしやすい。

 歴史は短いが影響力は国と比べても遜色ない。




・冒険者ギルド


 剣と魔法のファンタジーにおけるお約束。

 魔物が闊歩する危険域に入り仕事をする人たちを纏めて冒険者と呼び、その冒険者たちを統括している組織である。冒険者への様々な支援を行う代わりに、危険域で得た素材を独占取引している。

 実を言えば、冒険者の集まりであるギルドは各国に複数あったのだが、フローレンスが様々な手段で併呑した結果もはや冒険者ギルドといえばトリスティアといった認識になった。

 冒険者のランクは単純な実力のほかに素行やギルドへの貢献度などを総合評価したもの。ランクが上がるほどに上等な支援を受けられるようになるほか、一つの社会的なステータスにもなる。




・ライフアーマー


 神の加護。

 魔物とは黒の神が作り出した人間を殺す生き物たちである。たとえ最低ランクの魔物であっても大人を十分に殺せる彼らに人類が対抗できるように与えられる白の神の加護のこと。筋力、体力、免疫力、回復力などが飛躍的に上がり、肉体の強度もまし致命傷を負いにくくなる。

 メタ的に言えば人間をプレイヤーにする加護である。死ななきゃ安い。




・黒の救済


 邪教。人に害をなす魔物、その生みの親の黒の神を信奉する。

 神の力が身近な世界において人類の敵である神を信奉する彼らは、人々にとって理解できない異常者でしかない。




・ヴェノムサラマンダー


 毒を吐く巨大なオオサンショウウオ。サラマンダーは火蜥蜴ではなくオオサンショウウオの英訳である。

 ゲーム内では毒沼にでてきたボスモンスターであるがこの世界では地下湖にて出没。もう少し討伐が遅ければ地下水脈がこいつの毒で侵されていたかもしれない。

 常に毒の粘液を垂れ流し、目くらましも兼ねた毒霧とともに巨体をいかした体当たりや高速の舌を使った打撃を行ってくる。どれにも毒が付属されるために解毒薬は必須。


 ゲーム内とは違い逃げるという選択肢があるために、地下湖から水脈に逃げようとした。仮に逃げられた場合には再捕捉は困難を極めるだろうが残念ながらヴィヴィアンの得意属性が氷だったがために湖ごと凍結、死亡した。ボスドロップとして毒肝を出してはいるが湖の底でいっしょに氷づけである。おまけにヴィヴィアンはボスドロップなど完全に忘れている。


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