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強面騎士様に嫌われていると思ったら、大型犬ごと懐かれていました  作者: しぃ太郎


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10/10

SS 新人騎士 ルーク

あまりにもグレン隊長がポンコツなので戦闘シーンを書いてみました。

少しは……マシになっていたら嬉しいです。


◇『グレン戦』


「よし、今日は新人の実力を確認するために試合形式だ」


 グレンが騎士たちを演習場に集めて訓練内容を発表する。


 そこでスッと手が上がった。


「俺は、隊長と対戦したいです」


 周囲がざわめく。


 彼は、期待の新人として周知されている。

 入団試験を優秀な成績で突破した人物だった。


「……ルーク、だったな?いいだろう。お前が一番手だ。他に希望者は?」


「じゃあ、俺も、そこのルークと戦ってみたいな。自分で『天才』新人の実力を確かめてみたいし」


 副長のトーマスが手を上げた。

 古参の騎士が肩を竦めた。

 そして、若手は熱狂したのだった。


「じゃあ、相手が降参するまでな」

「はい」


 ルークとグレンが剣を構えた。

 審判役が声をあげる――と同時に、ルークが動く。


 地面を力強く踏み込む。

 正面からの斬撃を避けるべく、斜めから回り込んでいた。

 斬り上げる。


 ――ガンッ!

 それは軽く防がれ、逆に力で体ごと後ろに飛ばされた。


 しかし、彼は体を翻してまた懐に入っていく。


 ――キーンッ!


「度胸は認める……が!」


 鍔迫り合いから力を抜き、

 グレンは剣を反転させる。


 ルークの背中に衝撃が加わり地面に倒れ伏した。


◇『トーマス戦』


 ルークは、気を持ち直して剣を構えた。

 やはり王都でも有名な隊長には敵わないか――。

 しかし、副長の実力は聞いたことがなかった。


 体格もあまり変わらない。

 戦闘スタイルも似ているかもしれない。


 ――独特な構えだな。

 剣を正面から構えるわけじゃなく、半歩足を後ろに下げて、体を斜めに向けている。


 まぁいい。


 ――ダッ!

 身を低くして、相手に近づく。

 それを見越したかのようにトーマスの剣先が動く。

 だが、こちらも想定済みだ。


 キンッ!


 連撃でいく。

 キンッ!

 キンッ!


 三連撃、全て受け流される。


 しかし、受けるだけか?

 グンッと体を旋回させて、逆袈裟で切り上げる。


 ――避けられた!

 その瞬間に、脇腹に剣が入った。


「大振りは、命取りだよ。――天才くん」


 ルークの完敗だった。

 地面に大の字に転がって空を眺めた――その時。


「コラ、ポピーー!!それはサラに作ってもらった弁当だーー!!」


 グレンの大声が遠くで聞こえた。

 トーマスの方を見ると、彼は一瞬肩を竦めただけだった。


「あの……あれが『戦場の番犬』グレン隊長ですか……?」


 ルークが思わず呟くと、トーマスは手を差し伸べながら笑った。


「今は、弁当の番犬だね。まぁ、これからよろしくな。ルーク」



ここまで読んでくださってありがとうございます!

本編は甘々ポンコツ騎士ラブコメでしたが、

SSではちょっとだけ騎士団の日常をのぞいてもらいました。

ルークくんは「才能はあるけどまだ未完成」枠です。

伸びしろ担当です。


隊長グレンには力でねじ伏せられ、副長トーマスには技術と経験で完封され、静かに現実を突きつけられました。

ルーク視点のお話も

もしかしたらそのうち生えてくるかもしれませんね。


改めて、本編&SSまで読んでくださって

本当にありがとうございました!

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