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誰にも知られぬ、【冥界】の対決。・・・ 悪魔(ꔹ) vs 商人(ᐟ⚇ᐠ)。

第七十話 (ꔹ)《昆虫館》へ 潜入 & 第七一話 【木竹屋】の秘密


֎۞இ֍۞෴֎۞ቓ֍۞ᎇ֎۞Ꮜ֍۞ᢱ֎۞ᗟ֍۞ᛶ֎۞₪֍۞ಹ֎۞⡺֍۞Д֎۞६֍۞Ⲯ֎۞Ⳗ֍۞ⳬ֎


 読者諸兄への 御忠告です。

 この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。

 必ず、ご了承の上、お読みください。

 この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。

 作者は 一切の責任を 負いません。


֎۞ధ֍۞߷֎۞ఴ֍۞੪֎۞ന֍۞፰֎۞ᗖ֍۞ᙈ֎۞ᛯ֍۞ᨒ֎۞ᱪ֍۞֎۞ㅰ֍۞ꁉ֎۞ꕍ֍۞ꙭ֎



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##### 恥劇珍奇想体験の弐 転生【E】⦅⚆.⚆⦆の巻  #####

##### 【ゼロのショウテン】【木竹屋】奉公控え帖-11#####

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***** 第七十話 (ꔹ)《昆虫館》へ 潜入 *****

***************************


****《昆虫館》入口 ****


 ガスマスクをした【手代見習いバンキチ】(ꔹ)が《昆虫館》の前で。


「なんで、ワシの〔魂〕を 犠牲にしてまで、こんな事 せにゃならんのだ」(ꔹ)

「こんなんなら【ノーナシ】【手代見習いE⦅⚆.⚆⦆】の方が良かった。トホホホ」


「ぐぎゃあ~~~~~。苦しい~~~~~。魂が抜かれる~~~~~」


 ガチャリ、扉が開いた。もがき苦しみ 呻きながら、ヨロヨロ、中に入った。



・・・・・


「御出でなさいまし。ようこそ 私共の《昆虫館》へ」(ᐟ⚇ᐠ)


 中には・・・福助のような、禿げ・デブ・チビの商人がいた。

 ニコニコ笑顔で ペコペコお辞儀する 腰の低い 揉み手の商人が。

 知らずや。これが【木竹屋】【日堂】の【戦闘態勢】である事を。



「き・き・貴様。なぜ、どうして、どうやって???」(ꔹ)

「ここは、魂を喰わせねば、入れぬところ。貴様のように 魂が一個の人間が・・・」


「はい、左様で、仰る通りで 御座いますよ」(ᐟ⚇ᐠ)

「ここは 私の懇意にして 戴いてる お客様の お持物なのですよ」


「ごひいき戴いて、私めは【出入り勝手】を 許されて居りまして」(ᐟ⚇ᐠ)

「それより、ようこそ、おいで下さいました。誠に有難う御座います」



「貴様の秘密、見つけたぞ。ここにこそ、貴様の秘密が 隠されていたのだ」(ꔹ)


「はい、左様で御座います。ですが、見つけられますかな。どれが秘密か」(ᐟ⚇ᐠ)

「見つけられませんでしょう。昆虫の籠だけでも、幾億万、数知れませんぞ」


「それよりも、お買い上げ頂けませんか、【木竹屋】の秘密を」(ᐟ⚇ᐠ)


「何を言ってる」訳が 分からず (ꔹ)が、思わず聞いた。



「その道では『よろず屋』と呼ばれ、『無い品は【木竹屋】に行け』と まで

 言われております。お客様の ご要望には 全て お答えして 参りました。

【木竹屋】悠久元年創立以来、一度たりとも、お客様から ご不満の言葉を頂いた事が

 無いと言うのが この店の誇りで御座います。

 ご不満の言葉を頂戴した時は、【木竹屋】の看板を外す時 と心得ております」



【小悪魔ヂェーシヒェーギ】(ꔹ)の前に・・・


 福助のような、禿げ・デブ・チビ。・・・だが、そこには、商人がいた。

 ニコニコ笑顔の 腰の低い 揉み手の商人が。

 知らずや。これが【木竹屋】【日堂】の【戦闘態勢】である事を。




「お客様の ご要望は【木竹屋】の秘密。で御座いましょう」(ᐟ⚇ᐠ)

「監査役様と 貴方様の会話、この昆虫館で 全て 伺いました」


「なぜ ここで 城中の監査役様と 貴方様の会話を 全て聞けたのか」(ᐟ⚇ᐠ)

「その【木竹屋】の秘密、知りたくは 御座いませんか」



*************************

***** 第七一話 【木竹屋】の秘密 *****

*************************


 ごくりと 唾を呑み込んだ (ꔹ)が「幾らだ」


「貴方様の 虚空庫の コピー帳簿で 御座いますよ」 にっこり笑った(ᐟ⚇ᐠ)

「悠久元年からの 帳簿をコピー なさっていましたよね」


「ゲッ、なんで それを。あの老い耄れ(∵)か、あいつだな」(ꔹ)



「まま、情報元は 明かさぬのが、商人の仁義で 御座います。ご勘弁 下さいまし」


「ん~と、で、御座いますねえ。貴方様のお名前、もう大丈夫ですよ」(ᐟ⚇ᐠ)

「ここは、監査役様の 権限の及ばぬ処で 御座いますので」


「ワシは【小悪魔ヂェーシヒェーギ】」・・・(ꔹ)「云えた」



「ここでの取引は 監査役様に 知られる事は 決して御座いません」(ᐟ⚇ᐠ)


「よかろう、取引してやる。ただし ワシが得心する 秘密だったらな」(ꔹ)


「では、【木竹屋】の秘密を お教えする」(ᐟ⚇ᐠ)

「替わりに 虚空庫の コピー帳簿を戴く。商談成立で、御座いますね」



「監査役様と 貴方様の会話を 知っている 訳はで 御座いますね」(ᐟ⚇ᐠ)

「実は、《監査役様と貴方様の会話》 だけでは、無いので 御座います」


「どう云う事だ」【小悪魔ヂェーシヒェーギ】が 思わず 体を乗り出す。



「【中悪魔ガテンドンゴロス】様の、お城の中の 会話は、

 全て私共の 耳に入るのですよ」(ᐟ⚇ᐠ)

「この秘密なら、【小悪魔ヂェーシヒェーギ】様に、ご得心戴けますかな」


「得心する。教えろ、その秘密を」(ꔹ)

 (これだ、これを 持って帰れば、大手柄だ。大幹部 間違いない)



・・・・・


「この昆虫達は、番頭が捕まえたんで 御座います」(ᐟ⚇ᐠ)

「【煉獄】に 住んでる 昆虫をで 御座いますよ」

「まったく、うちの番頭は 器用なもので」


「煉獄に 昆虫がいるなど、聞いた事無いぞ」(ꔹ)

 (【小悪魔(ꔹ)】は 秘かに、特大地獄の劫火に、悪魔力を 充填し始めていた)



「はい、その通りで 御座います。申し訳ございません」(ᐟ⚇ᐠ)

「看板の文字を 直して居りません でしたな。あとで 番頭を 叱っておきます」

「【昆虫館】では無く、【魂蟲館】で 御座います」


「その【魂蟲館】が、どうしたというのだ」(ꔹ)

 (喋るがよい、特大地獄の劫火の 準備が整うまでな)



「番頭の左腕【煉獄の水蠆】Ýで 【煉獄】の【魂蟲】を 捕まえるので 御座います」

「【魂】を喰らう【魂蟲】を、で御座います」(ᐟ⚇ᐠ)


「この【魂蟲】を 飼うのが、大変 難しゅう 御座いまして」(ᐟ⚇ᐠ)

「なにしろ〔生魂〕しか 食わないので、御座いますよ」

「この【魂蟲館】の運営には 大変苦労致します、です。はい」



「その【魂蟲】を 城中のスパイに 使っているのだな」(ꔹ)


「とんでも 御座いません。【魂蟲】達を 城中に 行かせる事など 出来ません」

「【魂蟲】は、ここ【煉獄】で〔生魂〕を食べて、生きてる【魂蟲】達で 御座います」

「【煉獄】の 外に出したら、数日で 飢え死に してしまいます」


「そこで、【魂蟲】達の卵を 採集するのです。卵は 何も食べません」(ᐟ⚇ᐠ)

「器物の中に入れても 死にません。【魂蟲】達の卵は 丈夫なもので 御座いますよ」


「その【魂蟲】の 卵を どうするのだ」(ꔹ)

 (特大地獄の劫火は、いつでも。さあ、言え。云った時が、貴様の最後だ)



「私どもが、納めました品々に、【魂蟲】の卵が 潜んでいるので居ります」

「城中の【魂蟲】の卵と 【煉獄】の【魂蟲】の卵が 共鳴するのです」(ᐟ⚇ᐠ)


「ですから、納めました 品々の有る処の 全ての会話が 筒抜けになるのです」

「城中の会話は、この【魂蟲館】で 丸聞こえなので 御座いますよ」(ᐟ⚇ᐠ)



「ふっふっふ、フワハッハッハ。馬鹿め。それさえ知れば、ウヌに用は無い」(ꔹ)

「監査役の権限が 及ばぬなら、我が悪魔力 使い放題よ」

「特大地獄の 劫火なら。こんな扉、壊すなど、造作も無いわ」


「扉を壊して どうなさいます。最前から 申し上げて 居りますですよ」(ᐟ⚇ᐠ)

「『【魂蟲】は【煉獄】でしか 生きられません』と」


「なにィ」(ꔹ)(なぜだ、特大地獄の劫火が 発動できぬ)



「先ほど、扉の錠になって、貴方様の〔魂〕を 抜いたのは【魂蟲】達でして」(ᐟ⚇ᐠ)

「【魂蟲】は 生きて居りますよ。・・・ここで・・・この【煉獄】で」


「先ほどから、おしゃべりしてたのは、【魂蟲】達が、

 貴方様の〔魂〕を 支配するのを 待っていたので 御座います」(ᐟ⚇ᐠ)

「時間稼ぎは 貴方様だけでは 御座いませんよ」


「・・・・・」(ꔹ)(やめろ~~~)



「ここは【煉獄】、大悪魔様でさえ、滅多に 足を踏み入れない処」(ᐟ⚇ᐠ)


「・・・」(ꔹ)(ヒャめてくれぇ~~~)



「いやー、手間が掛かりました。使い魔などの〖生き魂〗は 容易く手に入りますが」

「流石に【小悪魔】様の〖生き魂〗となると、中々難しゅう御座いました」

「番頭に 何とかならないかと、相談を受けた時は、どうしようかと、悩みました」


「…」( . )(ヒィ~~~~)



「それでは、契約通り、コピー帳簿を戴きます」(ᄼ⚇ᓄᄾ)

「この度は【木竹屋】【魂蟲館】を ご利用頂き 誠に有難う 御座いました」


「〖生き魂〗が 喰われ 終わるまで・・どうぞ ごゆっくりと お楽しみ下さいませ」


・・・・・続く

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