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何の能力も 持ってない、アッパラパー【E】君。・・・転生したのは、良いけれど。・・・行く処が 有りません。・・・でも、生きていきます。・・・「世の中、生きてりゃ、勝ちだ」

          門門門門門門門門    門門門門門門門門

          門門    門門    門門    門門

          門門門門門門門門    門門門門門門門門

          門門    門門    門門    門門

          門門門門門門門門    門門門門門門門門

          門門                門門

          門門    こ の 書 を     門門

          門門    読 む 者 は     門門

          門門     全 て の      門門

          門門     常 識 を      門門

          門門     捨 て よ      門門

          門門                門門

          門門              門門門門


֎۞இ֍۞෴֎۞ቓ֍۞ᎇ֎۞Ꮜ֍۞ᢱ֎۞ᗟ֍۞ᛶ֎۞₪֍۞ಹ֎۞⡺֍۞Д֎۞६֍۞Ⲯ֎۞Ⳗ֍۞ⳬ֎


 読者諸兄への 御忠告です。

 この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。

 必ず、ご了承の上、お読みください。

 この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。

 作者は 一切の責任を 負いません。


֎۞ధ֍۞߷֎۞ఴ֍۞੪֎۞ന֍۞፰֎۞ᗖ֍۞ᙈ֎۞ᛯ֍۞ᨒ֎۞ᱪ֍۞ߘ֎۞ㅰ֍۞ꁉ֎۞ꕍ֍۞ꙭ֎



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##### 恥劇珍奇想体験の弐 転生【E】⦅⚆.⚆⦆の巻 #####

##### 【ゼロのショウテン】【木竹屋】奉公控え帖-1#####

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$$$$$$$$$$ 主な 登場人物 $$$$$$$$$$


 【E】 ⦅⚆.⚆⦆:転生ヘタレ主人公、国語算数理科社会体育図工家庭科、オール2


 【謎の怪人】(ꕹ):【ゼロノショウテン】案内所の怪しい人


 【外堂】Ĭ(ꕕដꕕ)Ý:【木竹屋】の番頭


$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$




****************************

***** 第一話【ゼロのショウテン】案内所 *****

****************************



・・・ここは【ゼロの商店街】案内所



(ꕹ)「ようこそ【ゼロの商店街】案内所に、ここには なんでも 有ります。

   いえいえ、冗談でも 比喩でも 有りません。なんでも ございますよ」


(ꕹ)「皆様の 居た世界は 〖有〗の世界でございましょう。

  〖有〗の世界には、なんでも有りましたか。無い物が、沢山有りましたでしょう」


(ꕹ)「ここは【ゼロ】の 世界で ございます。

  【ゼロ】の 世界には、なんでも御座います」


(ꕹ)「え『何もないから【ゼロ】』と おっしゃる。

   貴方様の居た〖有〗の世界から見れば、確かに その通りかも 知れませんが」


(ꕹ)「逆側から見ましたら、どうでございましょう。


  【無】から 見たら いかがでございましょう。

  【無】から 見たら 〖ゼロ〗は 〖有〗なのですよ」


(ꕹ)「何しろ、ここは〖有〗から【無】への通り道。

   全てのもの〖有〗→〖ゼロ】→【無】、勿論 その逆も ございます」


(ꕹ)「ここは 万物の通り道ですから、何んでもございます。

   その証拠で ございますか」


(ꕹ)「はぁい、【論より証拠】【百聞は一見に如かず】とか 申しますなぁ。

  【ゼロの商店街】を ご案内致しましょう」




 入口は ご覧の通り アーケードになっております。

 どうでございましょう、この”キラ”星のごとく、並んだ店々は。


 まずは  一番手に    〔恥文エロ文〕

 続きまして 二番手は    〔エロリーマート〕

 更に    三番手としては 〔ロリソン〕

 以下、〔ミニスカート〕〔サークルH〕〔ヤマダシ〕〔セイコーセンカ〕等々。

 老舗では〔罪コシ〕〔エロタン〕〔ブーブー財貨店〕〔エロマル〕〔高飛車屋〕等々。


 ここには 財貨で 何んでも 買えます。



・・・・・


 えっ、財貨を お持ちではない、これはまた 失礼を致しました。

 それでは あちらを ご覧ください。


 右、山の手に見えます、荘厳な佇まいの、【ほっとけ屋】。

 左、下の手に見えます、キラキラ光輝く、〖かもうな屋〗。


 あちらでは、財貨の有る無し関係なく、どなたでも、【無】へ案内してくれます。


 はぁあ、財貨が無くて、【無】にも行きたくない。



・・・・・


 では、こちらは どうでしょう。何でも 買ってくれます。


 〔エセ前〕〔エロ国屋〕〔財貨OFF〕・・・


 え、「何も無い。文字通り、何も無い〔空っ穴〕」って・・・おっしゃられても。



****************************

***** 第二話【アッパラパーE君】⦅⚆.⚆⦆*****

****************************


(ꕹ)「出身の宇宙は どこですか」   ⦅⚆.⚆⦆「それが 無いんです」


(ꕹ)「消滅した宇宙 出身ですか」   ⦅⚆.⚆⦆「元々が 無いんです」


(ꕹ)「どう云ふ ことで せうか」   ⦅⚆.⚆⦆「私にも わかりません」


 てなわけで、どこも 雇ってくれる所は ありませんでした。




۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞


 恥劇珍奇想体験の壱 特名少年【A】の巻の7

 第四六話の5 アッパラパーE君の場合



「ベルゼブブ 子守り一つ 出来ぬか。この宇宙は もう 駄目だな」


 そして ゴミを 払うように 手を振った。宇宙がひとつ 無くなった。

 いや 過去にも 無くなった。すべての 次元から 【元々】無かった。


۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞۞



・・・・・


(ꕹ)「出身宇宙も 無いんですか、困りましたなあ」


⦅⚆.⚆⦆「【ゼロの商店街】には〔何んでも有る〕んでしょう。何とかしてください」


(ꕹ)「〔何んでも有る〕って、意味が違うんですが・・・」

  「何とかと 云われましても、そうですなあ・・・」

  「丁稚奉公は 如何でしょう」


⦅⚆.⚆⦆「な、な、何んですか『出ッ血膀胱』って、内臓売買とか」


(ꕹ)「あんた 怖い事 知ってまんなあ。どこぞの【K3十】じゃあるまいし」

  「【ゼロのショウテン】街では、【K3十】は 御法度ですよ」


(ꕹ)「給金は有りませんが、衣食住は 最低ですが ついています」

  「まあ、給与の出ない、衣食住付 パート社員のようなものですな」


(ꕹ)「どこも 雇ってくれないんでしょ。贅沢言ってる 場合じゃ 無いでしょう」

  「この紹介状を 持って行きなさい、無碍にはしない・・・筈・・・




*******************

***** 第三話【木竹屋】*****

*******************


 案内所の おっちゃん(ꕹ)の 最後の「筈・・・」が 気にはなったが。

 何はともあれ、やって来ました、裏町へ。


 ここは 商店街の裏通り、いわゆる シャッター街。崩れかけた店も チラホラと。

 光り輝く 表通りとは違い、薄暗く 街燈すら 点いてない。

 薄暗がりの中を、ビクビクしながら 歩いて、ようやっと 見つけました。



 薄汚れた、曇りガラスの 引き戸は、ガタピシ云って、中々開かなかった。

 中は 四畳半くらいの 土間で、色んなガラクタが、所狭しと並べてある。

 灯かりは 五燭の 便所灯が一つ、真ん中に ぶら下がっているだけ。


 CD・ビデオテープ・八ミリフィルム、これは分かるが、後のガラクタは分からない。

 値札は無い、壁に【百リン均一】の 札が貼ってある。



******************************

***** 第四話【木竹屋】番頭【外堂】Ĭ(ꕕដꕕ)Ý *****

******************************


 奥の灯かりが 点いた、いやに明るい。こことは 大違いだ。

 ショッキングピンクの暖簾を 搔き分け、えらく痩せた 貧相な奴が 出てきた。


 骨に皮を 張り付けたような、しわくちゃのジジイだ。

 ただ ひん曲がった鼻と 人を射抜くような 目が怖かった。


 右腕は 鬼の腕だった、間違いなく。

 そして 10センチも 有りそうな 長い鉤爪、3本指だ。


 左の腕が 折り畳まれていた。

 トンボのヤゴのような 牙が ガチガチと 鳴っていた。

 それでも、右腕より長く、足元スレスレに なっている。


 間違いなく、妖怪映画に 出て来る奴だ。・・・Ĭ(ꕕដꕕ)Ý



・・・・・


「初めまして、案内所の方に こちらを紹介して戴きまして、お伺いしました」⦅⚆.⚆⦆

「【E】と申します。出身宇宙が 無い者ですが、よろしくお願いします」


「フム、この店は【木竹屋】。 悠久元年から続く 由緒ある老舗じゃ」Ĭ(ꕕដꕕ)Ý

「本来なら”一見”は 雇わぬのじゃが、あのジジイの 紹介状では そうもいくまい」


「ワシは番頭の【外堂】じゃ。ご主人【日堂】様は お出かけじゃが、お帰りの際に

 目通りさせてやろう。今日から お前は【見習い丁稚】じゃ」


【アッパラパーE君】は【見習い丁稚E】になった。(^^♪テレッテッテッテー



***********************

***** 第五話 仕事を覚えよう *****

***********************


 かくして奉公(就職)が叶いました。


 衣は お仕着せ、ツンツルテンの 藍染の着物に 藍染の前掛け。

 食は、2食、豆か芋の入った 玄米ご飯を お椀に八分目。

 住は、四畳半の店の 土間の片隅で ごろ寝。



 仕事始めは 百リン均一の ガラクタを 覚える事だった。


 CD・ビデオテープ・八ミリフィルムは 分かったのだが。中身が分からない。

 エロ・グロ・ナンセンスから物理数学、科学魔法だ、神法だ、仙術だ、妖術だ。etc.


〔八ミリフィルム〕なんて 何が映ってるのやら、雨降りのような 擦り傷だらけ。

 これが 一世を風靡した『ブルーフィルム』だと 教わっても 分からなかった。


 まして 他のガラクタなど 珍紛漢紛で サッパリ分からない。



・・・・・


 番頭の【外堂】も 教えるのを 諦めたのか 他のガラクタを 全て仕舞った。

 CD・ビデオテープの中から エロ・グロ・ナンセンスだけを 並べた。


 番頭の【外堂】は ため息を つきながら「これなら アホでも 分かるじゃろ」

 【見習い丁稚E】は 元気よく ニコニコ顔で答えた「ハイ、これなら 分かります」


 しょうがない。分からないものは 分からない。この世の 真実である。

 と【見習い丁稚E】⦅⚆‿⚆⦆は、自信満々 胸をはって 考えた。



************************

***** 第六話【えっ えっ えっ】*****

************************


 売上が上がった。

 エロ・グロ・ナンセンスの CD・ビデオテープが パカスカ売れた。

 番頭の【外堂】が 呆れるくらいに。


 ひとつ 困った事が起きた。【見習い丁稚E】に とっては であるが。

 【寝る暇が無い】のである。昼夜を 問わず、客が ひっきりなしに来る。


「番頭さん、助けて下さい。このままでは 死んでしまいます」⦅⚆.⚆⦆


「フンッ、根性が 足らん」Ĭ(ꕕដꕕ)Ý

【為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり】

「正式な丁稚に 成りたくば、これ位 根性で 乗り切れ」

(番頭の【外堂】:フッ、百均の売り上げなど、どうでもよい。所詮 表の商売じゃわ。

         このアホウが 根を上げて 辞めて呉れたら、上々じゃ)


「無茶苦茶や~~~~」⦅⚆.⚆⦆

(くそっ、こうなったら。何が何でも 寝る時間を 作ってやる)



***************************

***** 第七話【えっ えっ えっ】のⅡ *****

***************************


【見習い丁稚E】は 寝ていた、ぐっすり、スヤスヤ。


 張り紙が 替わっていた。


〔【百リン均一】お代は 売上箱に お入れ下さい〕


     ・

     ・

     ・

《参照》【ゼロの商店】の通貨


    1チン=1,000チロ=1,000,000リン


・・・・・続く

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