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F級テイマー、魔王様と出会う


「本日もクエストお疲れ様ですっ」




クエストの完了報告をして、すっぴんボアの牙だの毛皮だのは全部換金した。

ウォルターが『全て持って行け』と言って戦利品を全てくれた。


おかげでまた、布袋の中身が増えてホクホクである。




「小石集めをしてくれて、依頼主も喜んでますよっ」

「どんな人が依頼してるんですか?」

「それは、ギルド上の守秘義務なので、お答え出来ません」




それもそうだ。

依頼する人にも事情があったりするだろうし、情報漏洩はいけない。




「すっぴんボアを討伐出来る実力があれば、採取だけでなく、討伐もお薦めしますが?」


「うーん。気が向いたらで。今日はもう宿屋に戻ります」

「はいっ。またお越し下さいっ」




冒険者ギルドを出た頃には、夕暮れ時に差し掛かっていた。

早い所夕食を取って、お風呂に入ろう。


仕事をするよりも、戦闘は神経を使う。

討伐を希望しなかったのもそれが理由だが、徐々にそれも慣れて行った方がよさそうだ。


戦うべき時に戦えないのは、それこそお荷物だから。




『むにゃ…』


「あれ、もしかして眠い?」


『んーん。でもいっぱい分裂して、いっぱいおくちてっぽう使ったから、疲れちゃった…』


「やっぱり眠いんじゃん」




それが疲れや眠気に出ているんじゃないだろうか。

ステータスを見ると、HPは満タンだが、MPは割と減っていた。


うとうととしているスライムを労い、レンはそっと撫でる。




「ごめんね。今日も頑張ってくれてありがとう」




自分と一緒で、スライムにも緊張を強いている。

ちゃんとした戦闘が出来る様に、私も努力しなければ…!




「スライム、またレベルが上がってるね。凄い!」


『ほんとぉ? やったー、やったー』




スライムは、『Lv.2』→『Lv.3』 になっていた。

そしてレンはと言うと、どう言う訳かレベルアップにギリギリ到達出来ていない。


パーティを組んでいたら、何遍なく入る事もあれば歩合制。

頑張っている人に多く、経験値が入る場合もある。


今回はウォルターのレベルが高かった事もあるし、もしかしたら分配がおかしかったのかも?

実際に倒したのはウォルターさんだし、スライムも一体くらいは倒したからレベルアップしたんだろうし…

実際に倒さないと、経験値は多く入らないのだろうか。

だとしたら私、もっと頑張らないと不味いんじゃ…?


そこら辺のシステムの理解も、ちゃんとよくしておいた方がいいだろう。




「そうだ。頑張ったから、また金平糖買ってあげるよ」


『わーい! キラキラー!』




はしゃぐスライムは、疲れなんて一気に吹き飛んだかのようだった。









「経験値ですか? パーティメンバーのレベルが離れていると、貰える分も少なくなりますよ」




宿に戻ってから、受付嬢にさっそく聞いてみた。

やはりレベルの差の所為で、経験値が少なかったらしい。




「それでも、多分もう一人の方ももっと少なかったとは思います。倒した魔物によっても変動がありますし」




更に言うと、ウォルターにとってはすっぴんボアが弱すぎて、貰える経験値は少なかっただろうとの事。

簡単に切り捨ててはいたけれど、レンが居なければ、もっと楽に戦えてたんじゃないだろうか。




「このあたりのすっぴんボアって、狂暴なのも居たりするんですか?」


「比較的おとなしい子達ばかりですよ。あぁでも、子供を産む時期になれば、興奮する母親が居るくらいですね。親も気が立っているので、その所為でしょうか」


「えっ、そうなんだ…」


「この時期は違いますけどね。単に興奮状態にあっただけと言う見方も出来ますし…」




そうなると、レンが見たのも単に怒りなどで、興奮状態にあっただけなのかも知れない。

変に怒らせたりしなければ大人しいと言うし、今度はもっと慎重に行動を窺う事にしよう。




「ありがとうございます。疑問が解けました」

「そうですか? お役に立ててよかったです」

「おーい。お嬢ちゃんの『ハンバーグ定食』が出来たぞぉ」

「あっ。ありがとうございます!」




看板娘にお礼を言うと、お食事処の厨房から、そんな声が聞こえて来た。

注文した食事が、出来上がるまでの間を活用しての情報収集だったが、いい感じに時間ぴったりである。


ホカホカのライスとセットでトレーを渡されると、レンはスライムが待つテーブル席へと戻った。




『なんのおはなしー?』

「うん。経験値の事を聞いてたんだ」




もっちゃもっちゃもっちゃもっちゃ…



お腹が空いていたであろうスライムは、先にサラダをおくちいっぱいに頬張っている。


それはいい。

可愛いから、ホント、それはいいんだ。




「それより――貴方、誰?」




テーブル席についていたのは、一人の見知らぬ青年だった。

スライムの食事シーンを眺め、時折興味深そうに、膨らんだ頬をつついている。


その長過ぎる爪は、切って貰いたいんですがね??

スライムのぷにぷにほっぺに、穴が開いたらどうしてくれるの?

マニキュアを塗っているのか知らないが、黒く伸びた長い爪は、女性のよりも綺麗に整っていた。


此処に来てからも、ロクに自分磨きなんかしてないなぁ…

溜息を吐きつつ、テーブルにハンバーグ定食を置く。



おまけに髪は金髪、紅い眼はカラコンですか?

更には耳にピアスと、バリバリの若いヤンキーなにーちゃんだ。



えっ、不良?

しかも尖った耳とな?




「こんにちは!」

「こっ、こんにち、は…?」




しかし、見た目とは裏腹に、青年はハキハキと元気に挨拶をする。

いきなりの挨拶に驚き困惑もしたが、自分から挨拶してくれる人は、大抵いい人だ。

人を見た目で判断してはならないと言うのは、世の中の説である。


挨拶をしてくれるのはいい。

けれど、彼が一体誰なのかは、一切明かされていない。




「あの、席をお間違えじゃないですか…?」

「そんな事ないぞ?」

「えっ。でも此処は最初、私達が居て…」

「知ってる!」

「は?」




…元気が良すぎるのも、ちょっと困りものだった。


人の席だと知ってて此処に居るのか?


え、嫌がらせ?

会話が成り立たない。

意味が解らない。




「って言うか、何ナチュラルに人のハンバーグ食べてるのっ」

「アホ面で食わねーのかなって」

「開いた口が塞がらないんだよっ!」




テーブルの上のハンバーグが、少しずつ彼の豪快に開く口の中に消えて行く。

アツアツで、肉汁たっぷりジューシーなハンバーグ。

このお食事処で見つけた、レンのお気に入りご飯の一つである。




「うまっ。うまっ」


『んまっ。んまっ』




これじゃあ、スライムと何ら遜色のない、ただの子供である。

レンの中で、この男の印象がどんどんと暴落していくのが解った。


本当に何、この状況?

そして美味しそうに食べるな、この人…


またも青年の口に放り込まれるハンバーグ。

指摘したにも関わらず、彼は美味しそうに口いっぱいに頬張っている。

何だろう、リスもあんな風にして口いっぱいにタネを頬張るよね。


あれと一緒だ…



姿は青年なのに、本当に子供みたいな人だと思った。

お腹が空いていたのかも知れないと考えると、それを取り上げるのも何か気が引ける。


それでも、人の物に手を出すのは許せないけどねっ!




「あーむっ」




…え、何か牙も見えないかな?




「スライムの友達…な訳ないよね?」

『違うよー?』

「普通、知らない人が居たら吃驚しない?」

『知らない人じゃないよー?』

『えっ。知らない人と仲良くご飯食べてるの?』




コミュ力高いのはいい事だ。

しかし、数字以外にも教えるべき事は色々と必要らしい。


まずは『疑う』事を覚えさせた方がいいのか、これは。




『みんな知ってるよー』

「えっ。だって今、友達じゃないって…」

『ニンゲンじゃないもんー』

「そうそうっ」




スライムに賛同するように、彼も頷いた。

もうハンバーグをぺろりと平らげて、残ったのは肉汁を吸った付け合わせの野菜とライスのみである。




『ニンゲンじゃなくて、まおー様』


「…は?」




今、何て言った?


まおー様?




まおう様




…『魔王様』?






「魔王様っ!?」




思わず席を立った拍子に、コップが跳ねて水が零れた。




『ぴゃっ!?』


「あーあー。零した~」




えっ、魔王様って、…あの魔王様?




「食事中に席を立ったらいけないんだぞ~?」

「な、な、何でっ!? 何で魔王が?? 嘘じゃなくてっ?」

「まあまあ落ち着け。食えよ。うまかったぞ?」

「ジューシーな野菜ですねっ!!」




この世界に『魔王』なんて存在がいるのっ!?

しかも何でこんな所に?


エンカウントが最強的にに不運過ぎないか。

道端でばったり出会った時くらいに、自然にそこに居るけどさっ。




「今、魔王って聞こえなかったか?」

「魔王…」

「魔王だって?」




それに、そうだ。

この人――いや、魔王様って、ラスボスみたいな重要人物なんじゃ…っ!




「魔王がこんな所に居るなんて、人間は信じないぞ?」

「そんな事な――っ!」

「ははっ。魔王がこんな所に居る筈ねーだろ!」

「そう言えば、また勇者パーティが討伐の旅に出たんだってな」

「な? 誰も信じないっ」

「…ホントだ」




にぱっと笑って言われ、私は素直に納得するしかなかった。


冒険者達の話題は尽きる事無く、魔王の話はそこそこに、直ぐ別の話へと逸らされてしまった。

これ以上騒いでもまた注目を浴びるだけだし、何で此処に魔王が居るのかも全然解らない。

ハンバーグは無くなるし。



…此処は少し落ち着くべきだ。


周囲のザワつきを感じつつ、つとめて冷静に、静かに席に座り直す。

テーブルの一角が騒がしく、何事かと人の目がちらほらと集中しているのを感じながら、レンは冷静さを取り戻そうと深呼吸をした。



とりあえず、単品ハンバーグを頼むとしよう…!








二個目のハンバーグを注文すると、シェフ兼宿屋のオーナーは少し吃驚した顔を見せた。

普段はトーストにコーヒーのみで小食な私が、まさかおかわりをするとは思わなかったのだろう。


驚きはしたものの、彼は『あいよっ』と元気に返事をして、直ぐにハンバーグを焼いてくれた。




『おかえりー!』


「おかえりー!」




再びテーブルに戻ると、スライムと魔王がニコニコと私を出迎えた。




準備は整った。


…よしっ




「逃げるよ、スライムっ」


『ひぇっ!?』




小脇にスライムを抱え、私は脱兎の如く敵前逃亡した。

目指すは二階! 自分達の部屋である。




『ま、まおー様は??』


「無視!!」




魔王だか何だか知らないが、絶対的な強敵には違いない。

カミサマが居るなら、そりゃ魔王様だって居るよねっ。


だって此処はファンタジーだもんね、異世界だもんねっ。




「でも本当にあれ、魔王?」




実は、魔王の名を騙る不良じゃないの?

って事は、からかわれた?


自分を『魔王様』だなんて呼ぶ、イタイ人だ。

きっと暗黒期を脱出しきれてない、推定20代のいい大人だろう。

あの赤い眼尖った耳も牙も、カラコンや特殊メイクだとかそう言うのだ。


スライムが素直過ぎるから、『魔王』だって言い含められたんだ。

そうに違いないっ。




「はぁ…はぁ…流石に部屋までは追って来ないでしょ…!」




途中、宿屋の受付嬢や宿泊客を驚かせてしまったような気もするが――


念の為、鍵を閉めておこう。

それと、魔王を名乗る変な男を近付かせないように、彼女に電話の一本でも入れておくべきか?

私の慌ただしい状況に、何か遭ったのだと察してくれると信じたい。




「おーい。忘れモンだぞー」

「何処から入って来たっ!?」




鍵を閉めてほっとしたのも束の間。

背後には、フォークを咥えた『自称・魔王』がライスと鉄板プレートを持って立っていた。


鍵、ちゃんと締めたよね???




「お残ししたら悪魔が来るんだぞ~」

「来たのは魔王様ですけどっ!?」

「ほれ、水」


『わーい! ありがとーまおー様!』




いや、スライム。

何で貴方はそんなにのんびり屋なの。


何でそんなにフレンドリー?

相手は魔王様なんだよね?




「ま、魔王って言ったらさ…スライムから見たら、物凄―く強くて偉い方なんじゃないの?」


『うんー!』

「なのに、そんな風にフレンドリーなんだ…?」

『まおー様は、優しいのー!』

「ばっか、照れるだろー?」




そう言って、ちょっとだけ頬を赤らめる自称・魔王様。

ナデナデと優しくスライムを撫でて、何かどっちもご満悦だった。




「…あれ、何でスライムの言葉が解るの?」

「魔王様だから?」

『まおー様だから!』

「…ホントに、魔王様?」

「魔王だぞ!」




どういう事…!






◇◆◇






『ごろごろー!』


「ゴロゴロー!」




とりあえず、自称・魔王様が本当に『魔王様』だった事はもう認めるしかない。

テイマーでない人間にスライムの言葉の理解は難しいし、どんな手を使ったのか知らないが、普通に部屋に入って来た。


そうして今は、スライムと一緒にベッドの上でキャッキャウフフ。


基、ゴロゴロと寝返りを打って遊んでいる。

何あれ、羨ましい。


ちょっとした羨望の眼差しでハンバーグを食し、その様子を眺める。




「ねぇ」

「何だー?」

「魔王様が何で此処に居るの…ですか?」




相手が本物の魔王様だと解れば、此方としても下手に刺激出来ない。

機嫌を損ねて、命を奪われないとも限らないのだ。


正直、命だけは勘弁して貰いたい

こんなイベントで命を落とすなんて、やってられない。

これじゃ、確実に死亡ルートだ。




「城に居ても暇だしなー」




暇を持て余した魔王様は、退屈だからとこの街にやって来たらしい。

因みに『何処から?』と聞いてみたら、普通に門をくぐって入って来た。


…スライムどころか、魔王様に侵入されてますよ。

スライム一匹ですら通さないんじゃなかったのか、門番さん?



――だっはっは! すまんすまん!




なんて笑い飛ばす顔が目に浮かぶようだ。


殴りたい、その笑顔…っ




「お前、テイマーなんだろ?」

「えっ」




不意に、そんな事を言われた。




「テイマーに会ったのはお前で…何人目だったかな? ひぃ、ふぅ、みぃ…まあいいか!」


「は、はぁ?」




彼は、私が『テイマー』だと知っているようだった。




「それで、何か御用ですか…?」


「テイマーの力を見ようと思ってけしかけたんだけど、呆気なく倒してくれてつまんねーって、文句言いに来た」


「は…?」




けしかけたって何。

しかもつまんねーって…私、凄く怖かったんだけど?




「それってもしかして、すっぴんボアの事?」

「そうだぞ!」




あれは、魔王様の所為だったのかっ。

けしかけたって事は、やっぱり操ったりとか、そう言う操作をしたんだろうか。


でもそれで、何で文句を言われるの?




「あれ、面白かった! ぷぷぷーって…何だっけ?」


『おくちてっぽう!』


「それだー!」




パチンと指を鳴らし、正解した事をとても喜ぶ魔王様。


こうしてみると、本当に年相応の青年には思えない。

寧ろ幼い子供。


いつまでも少年の心を持ついい大人。

いい加減落ち着いて?




「あんな戦い方をするテイマーは初めてだぞ。スライムもテイムされたら強いんだな」


『えへへぃ』




褒められ、撫でられるスライム。

完全に気を許している。




「神獣とか使う奴は何人も見たけどなっ。強かったし面白かった!」

「えっと…他のテイマーを知ってるの? 私以外にも居るの?」

「居たけど壊れちまった」

「居た? 壊れた?」

「全員殺したからなー」




事も無げに言う魔王様。

さらりと言っているが、その発言は衝撃的である。




「殺し…っ!?」




彼はテイマーを殺した。

それも一人ではなく、複数を指す言い方だ。


え、ちょっと待って。

それじゃあ私もやぱり殺されるの?


過去に居たテイマー達と同じように?




「お前がオレを殺そうなんてしなければ、何もしねぇよ?」

「そう言ってるけど、すっぴんボアをけしかけたのは魔王様ですよねっ!?」

「退屈しのぎには丁度良かったなー。最近は全然、勇者パーティも現れないし」




先程冒険者達が話していた内容では『勇者パーティが旅に出た』とあったが…




「この前の冒険者なんか、怖気づいて仲間見捨てて逃げてたっけ」

「なんと…」




一応、魔王様の元に到達するくらいに、強い人達は居るんだな。

そして仲間を見捨ててしまうくらい、魔王様は強大、と…心に刻んでおく。


笑い話のように語る彼は、退屈しのぎにしか考えていないようである。




「えっと…一応、勇者パーティがまた旅立ったって、さっき耳にしましたが…」


「途中、配下で足止め食って逃げ出すから大丈夫! それにあいつ、オレが城に居たら、書類だのなんだのって部屋に閉じ込めるからな」


「つまり、逃げて来た、と…」




優秀過ぎる配下さん。

どうかこの魔王様を、連れ帰ってくれませんかね…?


魔王様もデスクワークで缶詰だなんて、可哀想だな!


なんかちょっとそこは親近感が沸く。

あと同情もする。




魔王様が直々に手を下さなくても、優秀な配下のお陰で、勇者パーティは毎回追い返されているらしい。

それも一つのパーティではなく、いくつものパーティがその繰り返しだそうだ。




「この何百年かで、冒険者の資質は落ちた。がっかりだ」




お陰で魔王様も自分の出番がなく、余計に退屈している。

魔王の元にまで辿り着けるのも、この何年かの間でも稀なんだそうだ。


勇者パーティって一つじゃないのか…




『ふああああ…』




その時、スライムが一際大きな欠伸をした。

気付けば、時計の針は21時を回っている。


良い子――良いスライムはお休みの時間だ。




「おっ。寝るか?」

『うん、寝るー!』

「俺も寝る―!」

「え、寝るの」




何なのこの人…いや。魔王様か。

自由過ぎないか。





――明るくて、子供みたいな魔王様



自由奔放な貴方は



ふらりと突然、目の前に現れた…





お読み頂きありがとうございました。

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