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紅の悪女は幕引きを望み、翠の皇子は幕開けを願う〜邪仙女麗麗世直奇譚〜

作者:安崎依代
『紅の邪仙女』紅麗麗は、その邪術を以て王を誑かし、政を操り、ついには一国を手中に納め、己の欲を満たさんがために非道の限りを尽くした。

しかしその残虐非道な行いに決起した民と術師の連合軍によって、紅麗麗はあっけなく討伐された。

……はずだった。

しかし紅麗麗は今日も元気に世界の片隅を闊歩している。

なぜならば自分を討伐したかつての同門好敵手にして当代皇帝第五皇子・李翠熙が、紅麗麗を禁術・反魂法によって蘇らせ、己の式神として使役しているからだ。

「いや待って!? 何でどうしてそうなったっ!?」

実は腐りきった国政を自分ごと纏めて粛清してもらった後、綺麗サッパリした玉座に翠熙を座らせるためだけに命を賭して悪女を演じていた麗麗。

しかし首を刎ねられて意識を失ない、次に目を覚ました時に麗麗が見たのは、地獄の景色ではなく見知らぬ部屋の天井で、傍らにはなぜか質素な旅装束に身を包んだ翠熙が控えていて……!?

「悪政討伐の勲功も、次期掌門の座も、皇位継承権も放棄してきた。麗麗、私と一緒になってくれ」

だから何でどうしてそうなった!? あとは玉座へ一直線だったはずなのに!

頭を抱えた麗麗は、身を隠すと同時に翠熙の目を覚まし、生涯監禁ルートのなし崩し結婚生活を回避すべく、翠熙とともに『世直しの旅(もしくは新婚旅行)』と銘打って旅に出ることを決意。

そんな麗麗と翠熙の旅路が平穏無事なわけもなく……!?

「麗麗、なぜ私と夫婦になると言ってくれない? お前も私のことを憎からず思ってくれているのではないか?」

憎からずどころか、ただの同門好敵手だった頃から密かに想い続けてきましたがっ!? だからこそこんなことではいけないんでしょうが!

目指すは清く、正しく、美しく、己が討たれて消え去る終焉。

だからさっさとお前は目を覚ませ!!

「いいや、目を覚ますのはお前の方だ、麗麗。今日こそその首、縦に振ってもらうぞ」
「どこの世界に国を滅ぼしかけた悪女を娶る英雄がいるのよっ!?」
「ここにいるが?」

『終焉の悪女』と『救国の仙君』、相手の目を覚ますのははたしてどちらだ!?

成就すれば世界は終了、破局すれば即消滅!? 幕引きを望む悪女と幕開けを望む皇子のドタバタ中華活劇譚!

※「カクヨム」に掲載していた同名作品を改稿した作品になります
麗麗
2024/06/02 22:00
2024/06/03 22:00
2024/06/04 22:00
2024/06/05 22:00
2024/06/06 22:00
2024/06/07 21:00
2024/06/08 22:00
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