レスラーパンツとブルマを間違える
昔からプロレスラーのパンツはなんとなくブルマに似てるよね。
と思っていたので作品を仕上げました。
俺はとあるプロレスラーの端くれ。
名前は内緒、既婚済みで妻と娘がいる。
今日も仕事場に着き、控室で着替えようとして違和感を覚えた。
『まあ、気のせいだろう・・・。』
その時はそう思った。だがしかし・・・。
着替え終わった後も違和感が残り続けていた。
『おかしいな・・・。なんでだろう・・・。』
なんとなくだが、普段の愛用レスラーパンツに比べ小さい気がする。
しかも締め付けられる気がしており、明らかに違和感が感じられたが昨夜洗濯したからサイズが小さくなっただけだと今から思えばその時は軽く思っていた。
しばらくすると控室に妻と娘が入ってきた。
「おお、愛しい妻と娘よ。パパになんの用だい?」
俺は気さくに妻と娘に話掛ける。だが妻と娘の様子がどうも変だ。
なにやら2人とも俺の姿を見て顔を赤らめている。
「一体2人ともどうしたんだい?顔を赤らめているけど。」
2人の赤らめている原因がわからない俺は聞くしかなかった。
「いいえ、何でもないの。」
と、妻は言うが娘が事の真相を述べてきた。
「いいえ、ママ大有りよ。だってパパは私のを履いてるもの・・・。」
赤い顔がさらに真っ赤になって言葉を紡いだ。
「え?なんだって?もう一回言ってくれないかい?」
まさかと思うが先ほどから感じていた違和感の正体がわかるかもしれないと思い、
もう1回言ってもらうように頼んだ。
「だからその・・・。パパが履いているのはパパのじゃなく私の物なのよ。
現にほらこれに見覚えない?」
娘がかばんからあるものを取り出し俺に見せてきた。
「これがどうしたんだい?」
意味が分からないおれは娘に聞いた。
「ほらよく見て。そしてパパが今履いてるのと見比べて。」
俺は言われた通り娘が手にする物と履いてる物を交互に見てみる。
「たしかに手に持ってるこれは俺のだな。そうしたら今履いてるこれはもしかして・・・?」
まさかと思い妻と娘に視線を飛ばした。
「あなた。ごめんなさい。私が悪いの。」
妻が謝罪した。
「実は朝、洗濯物を取り込んであなたと娘のかばんに入れた時に、2人のレスラーパンツとブルマを入れ間違えたの。つまり現在あなたが履いているのはレスラーパンツではなく娘のブルマなの・・・。」
え?と言う事はまさか・・・?違和感をずっと感じていたがやっと心のもやもやが解決した。
「これを履いた後、いやその前かな?
うすうす違和感を感じていたけどパパは愛する娘のブルマを着用していたという事かな?
で、いつから間違いに気づいたんだい?」
俺は間違いで愛娘のブルマを履いてしまった事を申し訳なく思うのと同時に2人に対し質問した。
「いえ、実は・・・。」
愛娘がぽつぽつと話してくれた。
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「内緒さん。なんか今日のブルマゆったりしていない?
気のせいならごめんね。」
それは学校の体育の授業前の着替えの時、同級生に指摘された。
私も履いた時違和感を感じた。なんだかゆったりとしている、とくに股間の辺りが。
「それってもしかしたら本当にブルマなの?なにか別物に感じるわね。
例えばあなたのお父さんのレスラーパンツだとかさ。勘違いならごめんね。」
私も薄々感じていたけど同級生の一言で良く確認してみた。
「確かにこれはパパのレスラーパンツの様ね・・・。だけどどうしよう?もうすぐ体育の時間なのに。」
困った・・・。私は一縷の望みをかけて同級生を見回した。
「私の予備のブルマでよければ貸してもいいよ。」
おお、なんて天使なんだ。お礼を言いありがたく貸してもらった。
そうして無事に帰宅して安堵し、借りた同級生のブルマを洗濯した。
はて、洗濯していてふと思いついたが私がパパのレスラーパンツを持っているということはパパは私のブルマを・・・。そして勘違いして履く可能性も・・・。
心配になりママに相談した。ママは私の話を聞いて顔を青くしてすぐにパパの元へ行かないといけないと言い向かった。
パパの控室に着くとちょうど着替え終わっていたパパが1人でいた。
私とママはパパが履いているのがブルマだと確信していたので間違いを言おうとした。
しかし、恥ずかしい顔が赤くなってくる。隣のママも真っ赤だ。
意を決し、パパが履いているのは実は私のブルマだと言い、パパのレスラーパンツを渡して交換してもらった。ちなみに間違いに気づいた顛末も伝えている。
これで万事解決したので私は安堵した。
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なんてこった。まさか自分のレスラーパンツではなく娘のブルマだったとは・・・。
危ない危ない。
でもこれで解決したから良しとするか・・・・。
だが、娘の様子がどうも変である。
娘に渡したブルマを見て硬直している。
その様子を気付いた妻は娘の持つブルマを見た。
「あれ?これ私のだ。」
妻の何気ない一言であったが、俺は大層驚いた。
娘の物を間違えて履いたと思ったら実は妻のブルマだったからだ。
一つの間違いによる珍騒動を描いてみました。
ほんの少し付け足すとすれば、実はママも気付いていなければ娘のブルマを履く所でした。