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閑山短篇作品

読者への質問(自作を振り返って)

作者: 竹井閑山

「小説家になろう」に3年ほど投稿している。作品数だけは118にのぼったが、殆ど短い作品ばかり。50歳を過ぎていまさら画然たる進歩があるわけでもなく、読者からの反響も低周波の横一線である。もっとも、こういうことは投稿し始めた頃からずっと自嘲気味に書き続けていた。

 さて、その118もの愚作群において、ひときわ異彩を放っているのが「幽閉された王女」で、3年前の投稿作にもかかわらずポイント、感想とも無冠のまま1日平均1アクセスを保っており、先だってユニークアクセスが1400を超えた。短い作品なので完読率は高いと思うが、要するにタイトルにつられて訪ねてはみたものの、何だしょうもないとがっかりして帰っていく人が、1日平均1人いるということなのだろう。

 ただ、筆者の作品庫のなかでもかなり奥のほうに格納してあるのに、いったいどうやって見つけ出してくるのか不思議でしようがない。ぜひこの件について読者にお伺いを立てたく、これを書いているのだが、「幽閉された王女」はもともと拙作「ニッポナリ」の作中挿話で、ストーリーのアイデア自体は1978年の第1回日テレ24時間テレビ「愛は地球を救う」で放映された手塚治虫のアニメ「バンダ―ブック」に着想を得ているので、全作品中最も長い期間温めていたことになる。

 まあ、そんな例外はあるが、今後も細々と書いていきたいと思っている。

 この3年の間にも、注目していた作家さんがずい分と退会されたが、このサイト、自作の管理だけをとっても便利なので、退会というのはちょっと考えられない。サイトが続く限り自分の死後も作品が遺ると考えただけでゾクゾクするが、このことも「蛆虫の歌」や更新前の活動報告に以前書いた。

 実際、一度退会してから後悔なさったのだろう、その後復帰された会員さんもいらっしゃる。そのくだりを綴った種田まみさんの連載エッセイ「なろうを辞めて、それからどうなった?」は大変な人気である。

 ちなみに種田さんは、作家名を変更しての復帰を“復活”と書かれることに「言葉を知らんにもほどがある」と嫌悪を示されているが(今すぐネットで「種田」を検索!の回)、読者もおもしろがってそう表現しているわけで、この程度なら目くじらを立てずとも勝手にさせてよいのではないか。物書きとして狭量だと思うし、その外界へのとんがり方が過剰にPVを気にしたり、余分な神経をすり減らすことにつながり、結果気持ちが退会へと傾いてしまったのではないかと察する。




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