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2-1 菅原伊勢守だそうだよ

あけましておめでとうございます。

第2部スタートです。


休んでる間にブックマークが1000人超えてました。ありがとうございます。

 清州会議で山城を領地にもらえたかと思ったら、官位までもらえるってことらしい。

 まぁ官位くれるのはみかどからだから、あくまで官位をくれるように申請?奏上?、よくわからんがそういうことをしてくれるそうだ。

 地方の成り上がり大名とかは官位を勝手に名乗ってるようだが、こちらは正式な官位。正式だからなんかいいことあるかと言えば別になさそうなんだけどな。


 官位なにがいいって聞かれたけど、よくわからんから、そういうこと。

 山城の領主なんだから山城守やましろのかみとかどうだろって言ったんだが、官兵衛がこれにしておけっていうので、伊勢守いせのかみってことになりました。

 菅原伊勢守すがわらいせのかみってのがこれから、俺の正式な名乗りになったそうなので、そう呼ぶように。

 いや、嘘だからな。本気で呼ぶなよ。


「さて、菅原伊勢守殿。領地経営の話になりますが」


「だから、それで呼ぶなって」


 小一郎が面白がってそう呼びやがる。

 ちなみに小一郎は、木下河内守きのしたかわちのかみとなった。

 確か秀吉は筑前守ちくぜんのかみだったという記憶があるから、俺が筑前守ってのはどうだって言ったんだが、スルーされたようです。


「俺ぜったいそういうのできないから。

 小一郎んとこから、そういうの得意そうなやつを何人か派遣してくれ」


「しかたないですねぇ。

 数名お貸しすることにしましょう」


 なんだかんだと話し合った結果、文官だけでなく武官も必要だろうとのことで、小一郎のところから文官として浅野長政、武官として加藤清正と福島正則を、官兵衛のところから武官として母里太兵衛もりたへえを借り受けることとなった。

 なんか結構有名人ばかりじゃね? 母里太兵衛ってあれだろ、黒田節くろだぶしのやつだろ。なんかで読んだ記憶がある。

 加えて先日命を助けたってことで恩にきてくれて前田玄以の坊さんが俺に仕えてくれることとなった。

 前田玄以って名前も出会った時にはすっかり忘れてたんだが落ち着いていろいろ思い出してみると、秀吉の五奉行の一人だったはず。

 自信はない!

 

 下っ端をもうちょっと集めないといけなさそうだが、そのあたりは来てくれることになった面々にまかせておこう。

 小一郎の家臣団を見てて気づいたんだが、尾張勢は秀吉配下の面々が揃ってる感じなんだが、近江勢がごっそり抜け落ちてる。

 長浜城ながはまじょう時代がなかったのが原因だろうな。


 もしかしたら、まだ埋もれてるかもしれんなと、かすかな記憶を頼りに各地を駆け回ったおかげで何名かスカウトできた。

 石田三成いしだみつなり増田長盛ましたながもり)の二人を文官見習いとして確保。あと1人、長束正家なつかまさいえを加えれば豊臣五奉行コンプと思ったんだが、どうやら丹羽長秀に仕えていた様子。そのうち貰い受けよう。

 あと大谷吉継おおたによしつぐを武官見習いに加えた。

 きっと他にも在野に隠れていそうだが、某戦国シミュレーションゲームで仕入れただけの俺の知識ではこれ以上はムリ。もう少し前の群雄割拠時代のほうがゲーム的には好きだったんだよな。


 さて家臣団を作るにあたって先立つものが必要だった。

 官兵衛あたりが融通しようかって言ってくれたんだが、それもなんとか解決。

 異世界時代の金貨がアイテムボックスに入れっぱなしだったので、異国の通貨ってことで長政に渡してさかいへ両替できないか調べにいってもらったところ、金の含有量が十分ということで、軍資金はまったく問題なくなった。

 一度に全部換金してしまうと、金が出回りすぎて経済が破綻しそうとのことで小出しに出さなければならないとかいう事態に。

 うーん、あっちの世界の金が不足してるかもしれないなぁ。

 その資金を使って、山崎の戦い以降、勝手に住み着いている山崎城を軽く改修して居城とすることにした。


 ☆


 さて家臣団結成記念ってことで酒盛りになったんだ。

 最初のうちは皆それなりに行儀よく飲んでたんだが、酔いがまわった正則が太兵衛に絡みだして酒比べはじめやがった。

 正則はダウンして、清正に交代したんだがこっちもダウン。

 二人まとめてダウンさせるとか太兵衛恐るべし。


 んー、なんか褒美やるかと、アイテムボックス適当に探してみたところ、ドラゴンランスって槍があった。

 黒田節って言ったら槍っしょってだけの発想で、ドラゴンランスあげたんだが上手く使えるかな?

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