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第一話

「ハァ……ハァハァ。も、もう無理です。ハァハァ……」

「えぇ~。じゃあ、次」


どうも、転生者の和馬 大輝です。俺は神のミスで死んだ。でもお詫びで特典つきで転生をさせてくれると言われた。そして、俺がもらったのは金だ一緒遊んでも使いきれないほどの金をもらった。


「おっ、次はナターシャちゃんか」

「よろしくお願いします」

「うん。よろしく~」


とりあえず俺は金にものを言わせて、女を抱きまくってる。


イヤーマジで転生万歳だわ!お金万歳だわ!好きなときに好きなだけ遊んで、好きなだけセックスできるしな。もう何も言うことないわ!


「ふ~!満足」


さて、明日から新入生が入ってくる。どんな奴が入って来るのかね~。










「ねぇ?30万円でとう?」

「大輝くん。私そんな安い女じゃないのよ」

「それじゃ50万円」


このこは今人気の3人組アイドル、Kiisのリーダー。辻堂アスカちゃん。もうめちゃくちゃ可愛い!!まさかアイドルが同じ学校!これはもうやるしかないしょ!


「私を抱きたかった。ここに一番になることね。2番さん」

「いや~、2番になれたのは金の力だしね!80万円でもダメ?」

「ダ~メ!私は強い男の子が好きなの♥」


ここは天下の斉京高校。表向きは名門の私立高校だが、その裏では不良が序列を争ってる。誰もが一番を目指して!しかも!アスカちゃんは強い男が好きらしい。ここの序列1位になれれば彼女の処女がもらえる!しかし、そこには大きな壁がある。今序列1位の三年生の辻堂 龍一。アスカちゃんのお兄さんを倒さないと1位になれない。


「私は強い男の子が好き。だからキリサキくん紹介してくれる♥」


二年の鈴原 キリサキくん。ここナンバー3真の実力で序列3位だ。めちゃくちゃ強いもしかしたら1位に勝てるかもしれないと言われている。しかし、キリサキくんは1位と勝負できない。その理由は俺がいるから、序列を上げるルール簡単だ。序列の1つ上の人と戦う勝てば上がり負ければそのめま。そして、キリサキくんは絶対に俺と戦わない。キリサキくんには俺に仮がある、キリサキくんの妹は今入院している。ちょっと厄介な病気で莫大な入院費がかかる。とても彼らじゃあその病気を治すには莫大な金が払えないらしくって、代わりに俺が払っている。そう言う訳だからキリサキくんは俺にさからうことができない。


「紹介したら抱かせてくれる♥」

「ムリ♥」

「アハハは、残念。はぁ~」







「また失敗しちゃったよ~。キリサキくん」

「うん?またアスカに抱かせて言ったのかよ」

「そう」


キリサキくん。俺の唯一の友達です。


「お前は抱くことしか脳にないのかよ?告白して付き合うとかないのかよ。本当にアスカを愛しているなら思いは通じると思うぞ」

「相変わらずキリサキくんは頭の中は乙女漫画だね。妹のメルヘンな考えがうつった?」

「うるせ!天使な妹の悪口はゆるさね!」

「お、おう。すまない」


相変わらずシスコんだな。ただの冗談で本気になるなよ。大声出して立たないで、皆の視線が痛い。妹のこと大声で天使とか言うなよ。恥ずかしいだろ。


「キリサキ!出てこいや!」


何か教室に入って来やがった。あれは昨日キリサキくんにやりた序列4位の……。誰だっけ?


「また決闘か……はぁ~。よく毎日あきないで」

「頑張って~、あっ、帰りにフルーツオレ買って来てね」

「何で俺がそんなものを……」

「お釣りはいらないから」

「フルーツオレだな!?待ってろ」


本当に現金な奴だな、千円でパシりお前にはプライドはないのか?


「テメー!?オレをなめてるじや……!」

「うるせ」

「ごは!?」

「うわ~」


ワンパンかよ。キリサキくんマジつえー。キリサキくんは挑戦者を瞬殺して、そのまま売店に向かった。


「行ってくら~」

「ごぺ!?」


うわ~、見てて可愛そうに思ってきた。キリサキくん挑戦者を踏みつけて行っちゃったよ。







それから何日かたったけど、キリサキくんは何日も挑戦者を返り討ちにした。


しかし、ある日俺の運命を大きく代える序列狩りが始まった。年に一度だけおこなわれる。祭りで、ルールはこれまた簡単だ。今までの序列をリセットして総当たり戦で、価値数が多い奴から序列が上になる。まだ祭りは続いてるげど、俺は全部リタイヤしたので最下位になってしまった。


あ~あ、今までのお金がパァーに終わっちまったよ。


「いつも勉強を見てもらってありがとうございます」

「いいよ。気にしないで好きでやってることだし」

「フフ、ありがとうございます。タイキさん」


そして、今オレはある病院にいる。ここら辺じゃあ一番いい病院だ。そしてこの可愛らしい女の子鈴原 リンナちゃん。キリサキの妹だ。今年高校一年生になったが、可愛いな。とてもあいつの妹には思えないな。奴がシスコンになるのはムリもないか。


「さ~て、今日はこの辺で終わりにしょうか」

「そうですね。ありがとうございます先生」

「おっ!もう一度先生って言ってくれない?」

「良いですけど……先生?」


うわ~!そのキョトンとした顔スゲー可愛い!!なんて思っていたらスマホがなった。何だよこんなときに俺の癒しタイムを邪魔するなよ。


そして、スマホを取り出すとキリサキくんからの連絡だった。


「もしもし?……どうしたキリサキくん…………わかった。今すぐ行く」

「兄からですか?」

「うん。ちょっとキリサキくんのところ行ってくるよ。また明日来るね」

「はい。お待ちしてます」


そして、俺は病院を出た。







「……約束の一億、持ってきたぞ」

「おいおい、マジかよ?」


ちょっとわけあってヤクザのところいます。


「タイキ……何で来た?」

「キリサキくん!」


そこにはボロボロになっているキリサキくんがいた。相当ヤクザの奴らにやられたんだろ。


「角田さん。キリサキくんの借金はこの前返したはずですよね?」


キリサキくんは俺と出会う前ヤクザに借金をしていた。妹の病気を治すために。


「いや~、すみませんね。まだ利子を払ってもらうのを忘れてましてね」

「あっそう、これで文句はないだろ?」


そして、俺は一億円の入ったスーツケースを投げた。


「いやいや、すみませんね」

「す、すまねぇ……タイキ」

「いいよ。気にしないで友達だろ?」

「すまねぇ、すまねぇ!俺みたいなクズを……また関係のないお前を巻き込んじまった。……すまない」


それはもうキリサキくんはボロボロなうえにボロボロに泣き始めた。きっと申し訳ない気持ちで一杯なんだろ。すでに俺は一億円を払ってる。それで、また一億円利子で一億円を払えと言われたらしい。本当にイカれてやがる。


「おーおー。熱い友情だことだ。オジサン感動しちゃうな」

「さて、約束通りキリサキくんを返してもらおうか?」

「おう、良いぜ」


そして、キリサキくん蹴られて、俺のところまで転がってきた。俺はキリサキくんを抱き抱えて、危なくないように恥の方に移動させた。


「あん?どうした帰らないのか?」

「帰りますよ」

「だったら、とっとと帰れ」

「いえ、テメーらぶっ殺しってからな!!」


このあと俺はヤクザと喧嘩した。


「俺はな!悪口を言われようと殴られようと!金を取られても怒らねえが!」


金はめちゃくちゃあるからな。


「親友と女を泣かすことだけは絶対に許せねぇだよ!」










「すまねぇ、タイキ」

「……」

「すまねぇ……すまねぇ」

「うるさい」

「イデ!な、何するだよ!」


俺はあまりにもうるさかったんで、背負っていたキリサキくんを地面に落とした。


「たく、すまねぇ。すまねぇ。うるせえよ!1回言えばわかるよ」


ヤクザとの喧嘩はどうなったかって?そんなのどうでもいいだろ?俺達が無事に生きてるそれだけで十分だ。


「あのぐらい俺にとっては何ともないんだよ」

「でも、俺のせいでまた金を……」

「金はお前が働いて返してくれるんだろ?」

「も、もちろんだ!」

「なら待つよ何年もじじいになっても、待ってやるから」

「何でそこまで俺を助けてくれるんだ?」

「……俺がお前に助かれたからだよ」

「はぁ?いつ?」

「さぁな?昔のことだから忘れたよ。ほら、病院に行くぞ」

「お、おう」


助けられたよ。ずっと一人だった俺をお前は助けてくれたんだ。


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