8/25 22:58
今回のコメント
・さっき投稿編の前にやっていたコトダマ編の「今回のコメント」を読んでた。(現実逃避)
ちゃんと書いている小説のことを書いてた。
耳寄りリープ生活情報コーナーじゃなかった!
いつの間に変わってしまったのだろうか……
戻すつもりはあまりないけど。(ないのかよ)
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暦が変わっただけで、急に状況が変わるわけではない。自分の席で座っているだけで、じんわりと汗をかいてしまう。二学期が始まって三日目。今日から通常授業になるわけだ。また学生としての日常が始まる。周りでは始業前に日焼け自慢や「宿題やった?」とか「夏休みどうしてたか」という会話が未だに続いていた。
そうさ、僕は日焼けしたさ。宿題は暇だったからやったさ。夏休みの思い出は……ある。ゲームと昼寝にいそしんでた夏休み。あの日、死にかけた僕を助けてくれた高月先輩と会話したひと時。僕はある決心を固めていた。今日の授業が終ったら行動を開始しよう。
「ちょっと、甲斐斗。今さっき岡留から聞いたんだけど」
幼馴染の守屋沙和がいつの間にか僕の目の前に立っていた。ショートカットの活発な彼女は陸上部ということもあって、真っ黒に日焼けしている。夏休み充実組みである。
「アンタ、日記部に入ろうとしてるんだって」
沙和の口から『日記部』という言葉が出てきた途端、教室中が静かになった。一斉に僕へ向けた視線を感じた。
ちなみに日記部とは高月亜也が部長をつとめる文科系の部活名である。活動内容は『日記に残せるような素晴らしい高校生活を送るためにあらゆることを行う』という曖昧なもの。簡単に言えば、『高校生活を季節ごとのイベントで盛り上がろう』という一見すると軽薄な部活に見られてしまいがちである。
「高月先輩の別名を知らないわけじゃないでしょうね」
「殲滅の日記姫」
「し、知ってて挑むの?」
「でも、日記部のプールイベントに行こうって言ったのは沙和じゃないか」
「それは滝川先輩に誘われたから」
ここでいう滝川とは日記部の副部長である滝川夕実のことだ。
「それに甲斐斗はどうせロクな夏休みの思い出なんてないと思ったから、岡留と三人で一緒に過ごそうと」
『それに俺は中学の卒業式に言ったお前の言葉を根に持っている』とは言えず、飲み込んだ。
更新は1~2時間後。(うーむ。少し時間の経過が早い気がする)