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2/27 5:26 『永遠なるもの』あとがき③

今回のコメント


もうすっかり酔いも醒め、目も覚めたよ!

でも、あとがきが終らない!



********************************



各章を説明する前に。


最初の目論見として、

・各章は同じような雰囲気・書き方にしない

・リープが書けるあらゆるパターンを書く

がありました。


もう一つ、書くのを忘れていた事がありました。

(KIZETUしていなかったら、こんな事なかったのに……)


伏線を張りたいと言っていたのにも関わらず、プロットらしいプロットは作っていません。

「トロフィー」と同じく勢い重視で書いています。

決して馬鹿にしているわけではないですよ。

この連載に載せるのはすべて第一稿を想定しています。

とにかく筆不精をなんとか解消するのが連載の目的でしたから「書く」が正義としてまずあるんです。

なので、頭とある程度のメモで第4章までは書ききりました。

さすがに5章では少し整理しましたが……



【1、木崎由貴を泣かす会】


子供の頃の約束が大人になって本当に実現するという、割りとベタな展開をこの頃すでに考えていました。

有名どころでは二十世紀少年とかありますよね。(読んだ事ないけど)


そして僕の短編に「ガリエロ」っていうお話があります。

小学生を主役にした数少ない短編です。

そのノリで書いてみるか、という安易な理由で書き始めました。

「リープが書けるあらゆるパターンを書く」には該当しているでしょ!

(苦しい言い訳)


この頃は三日で終らせようとしているから、展開速いなぁ。

そうそう、この段階では切ない系の話にするつもりは全然なかったんですよ。


正直に告白すると、木崎に翻弄される子供三人が主役でした。

この頃にはクリスマスに怪物と(大人の)木崎が一緒にいなくなる設定はありました。

そして最終更新分の怪物が鳴いているのを見て「木崎が泣いてる」っていう台詞を言うっていう展開は考えていました。

というかそれが最大の盛り上がり箇所でした。


今思えば、連載って怖いなぁ~って思いますね。

書けば書くほどどんどん話が変化していくんですよね。

今回は「お話の成長」と思っていますが。


ちなみに各キャラクターの名前にはクリスマスや冬にちなんだ何かが入っています。


木崎由貴……これは「由貴=雪」ですね。

大木美佳……これは「大木=モミの木」です。

赤石、緑川デブリ……クリスマスカラー赤と緑から。

仲井戸……「ナカイト=トナカイ」アナグラムです。

真実……これだけは関係ないですね。「真実しんじつのサンタ」がやりたかったんです。


お話的には、日常と怪物が出てきたときの落差を意識しました。

ベルセルクの黄金時代編みたいな感じですかね。(きっと伝わらない)

もしかしたら展開の違いについていけない人もいるかなぁと心配していましたが、自分が楽しいので気にしないことにしました。(駄目だろ)


あくまでも「ガリエロ」でやった、「子供なりの正義」をまた書けて良かったかな。

なんか好きなんですよね。未熟なりに考えた事って。


しまった。一章でこんなに割いてはいけない。



【2、ちょっと師匠と違うんですけど良いですか?】



リープ作品の中には「グラインドハウス」シリーズというものがあります。

B級的な短編をあえて書いて、自分の殻を破ろうっていう自分内企画です。(簡単に書けば)


その中で「む、胸なんて見てねえよ!」っていう作品があります。

深夜の通販番組のノリで、危険な商品を売るっていう話です。(だいぶ端折ったな)

自分の中でもかなりカオスな作りです。


それをもう一度やろうと思いました。

理由は簡単。

リープ作品を読んでいただいている人達を驚かせたかった、ですね。

もう一つは自分自身にも「この短編は変わったことをするぞ」という意識をつけること、です。


初めてリープ作品を読んだ人には「なんでわざわざこんな書き方?」と思った人もいるでしょうが、気にしない気にしない。


それとお話としての推進力です。僕なりの興味の持続です。


「え? え?」と思っていると、最後に第一章の彼等の名前がでてきて、「繋がった感覚」を味わってもらいたかったんです。


自分の中では変なことを書きたかったってのもあります。

真面目なノリになりそうだったので。



【3、もう一度クロスロード】


でました!

今作品の中で一番苦労した章です。


まず書き方。

三人称を目指したつもりだったんですが、全く書けず。

今思えば、赤石の一人称で良かったよなぁ……


だがしかし、最初の目論見もあって、同じ書き方をしないと誓ったからと、無理やり書き進めてしまいました。


そしてこの頃から、第5章を意識して書き始めました。

3と5章を同時進行させようと考えたのもこの頃ですね。

これも「お話としての興味」を持続してもらうためです。

狙ってました。ベタな手法ではあるのですが、これが上手くはまるとテンション上がるんですよね。

(お前だけじゃね?)


そして、まだこの段階では木崎は不思議キャラでした。

5章のような気性が激しい感じではなかったんですけどね……

どうしてこうなった!(お前が変えたんだろ)


しかも、大木があそこまで大きなキャラクターになるとはまだ考えていませんでした。(これは本当)

彼女は作中で文字通り成長したキャラです。


この章でも日常と怪物の落差を意識しています。

5章に向けてバンバン伏線張ってますよね。とっても頑張ってる!


そしてこの章を書いている途中で年明け……

いつ終るんだろうという気持ちでいっぱいでしたよ!



【4、清きものの願い】



この話はですね。

2章でも話をした僕の自分内企画「グラインドハウス」シリーズの中にある短編、「でもやるんだよ」を参考にしています。

童話仕立てですね。


怪物のプロトタイプの人生が語られています。

活動報告のコメントにも書きましたが、おとぎ話の世界から徐々に現実世界になるって形なので、最後になるにつれて描写が多少細かくなるっていう趣旨でした。


この話自体は、最初4章にする予定はなかったです。

最後におまけ程度につけようと思ってました。


なんですけど、章立てのバランスとして、

第一章 物語

第二章 コント仕立て

第三章 物語


という流れだったので、変化球を入れたら面白いんじゃないかなと思って入れました。

丁度伏線の回収にもなって、結果的には良かったですね。



で、次は最長の章になった第5章のあとがきになります。


だんだん一章ごとの説明が短くなっている気がする……


次回更新は1~2時間後

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