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2/24 6:00 『永遠なるもの』(録筆)

今回のコメント



本当にどうでもいいけど、木崎って1を書いてた段階では、こんなラスボスみたいな感じじゃなかったのに。

どこで間違えた!


そして大木はどうしてここまで主役として出てきたんだ!


不思議じゃ。

さすが勢いで書いただけある。

(お前が書いたんだろ)



**********************************


「赤石君、彼女に騙されちゃあ駄目。見たでしょあの倉庫で、緑川君と一緒にいた女よ。私たちを襲おうとしたのよ」


 完全に騙されている。襲おうとしたというか、あの時は木崎の記憶を戻すために近づいただけの話。でも、こんな短時間で説明は無理だ。


 私が大げさなため息をつくと、赤石はこちらを横目で見た。


「木崎の言う事もわかる。だけど……」


 木崎も負けじと大げさなため息をついて、赤石の両肩に手を置く。


「ここからは私に任せて。自分の社員の不始末は自分でつけるから」


 どうやらデブリの力を使って強制的に納得させるつもりらしい。


 木崎は私を見ないで真っ直ぐデブリへと進んできた。だけど、そんな事はさせない。私はデブリと木崎の間に立って行方を塞いだ。


「簡単にデブリと話ができると思っているの?」


 しかし、木崎は反応せずに進もうとした。私はさらに行く手を塞ぐ。木崎はそれでも勢いを止めない。もう避けられない。おでこ同士がぶつかり、鈍い音をたてる。一瞬、意識が飛ぶような衝撃が走る。さらにふらついたけど、私は体勢を整えた。


 おでこへ波打つように痛みが走るけど、私は我慢して木崎を睨みつける。

 すると木崎も目元に力をこめながら私を睨みつけていた。


 ……やっとこっちを向いたか。

 木崎から目を離さないままに私は気合を入れて言った。


「デブリはもうアンタの願いを叶えないから」

「それは緑川君が決めることでしょう。だいたい、なんで貴方がここまで来てるのよ」

「ってきり、ここまで木崎が呼び寄せたんだと思ってたけど違うの?」

「……ずいぶんまともな返答ができるようになったじゃない」


 木崎が挑発するようにニヤリと笑う。目の前には昨日のマンションで会った彼女がいた。だから、ちゃんと言わなければならない。私も負けじと笑みを返しながら宣言した。


「リベンジに来たのよ。アンタと私の過去に。文句ある?」


 ちらほら雪が降り出してきた。ロマンチックなはずなのに私には、戦いの合図のような気がしてた。





今日はここまで

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