8/24 22:15
今回のコメント
洗い物をすると、良い頭のアイドリングになるね。
それとも体を動かすのがいいのかな。
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「うっ、うええええっ……」
胸からこみ上げてきた異物感に耐えられなくなって、僕は口から液体を吐き出した。何度も咳をして、僕は意識を取り戻す。背中には生暖かい感覚。気づけばプールサイドで寝転んでいた。目を開けようとしたが、空の眩しさに再び視界を狭めた。さっきまでの生命の危機が嘘のようだ。耳にはセミの鳴く声と遠くからプールの水しぶきが聞こえる。あぁ。このままじっとしていよう。僕は完全に目を瞑った。まぶたを閉じても日光は明るく照らした。
「亜也に助けられるとは、情けない男だな」
女の子の声と共にまぶた越しの光が遮られた。誰かが覗き込んでいるようだ。
「しょうがないよ。初めてだったし」
「それにしてもさすがは五十九期生……天野つばさの……だな」
耳にも水が入ったのか、声が途切れて聞こえる。しかし、話しているのは女の子二人だっていうのはわかる。
「問題は試験結果だな。確認するか?」
「今日が終らないと確認できないって」
「まったく不便だな。……ってヤツは」
話の筋が見えない。
「小テストは終ったんだ。私は行くぞ」
「私は試験勉強する」
「まったく勉強熱心だな……それとも」
「夕実」
更新は1~2時間後




